ヤマト運輸が人手不足になった原因




ヤマト運輸(クロネコヤマト)の集配ドライバーの正社員はもちろん、仕分けを担当するアルバイトスタッフも人手不足になってしまった原因についてです。

ヤマト運輸が人手不足となった原因には「Amazon利用者の増加」→「佐川急便のAmazonから撤退」→「ヤマト運輸の取り扱い量の増加」→「Amazonのサービス拡充」→「再配達回数の増加」という経緯があります。

ヤマト運輸では宅急便・宅急便コンパクト・ネコポス・クロネコDM便だけでなく、フリマアプリのメルカリと連携したらくらくメルカリ便、ラクマと連携したラクマ定額パック、フリルと連携したらくらくフリルパックも取り扱っています。

そのような状況下でも、ヤマト運輸の顧客満足度は日本の配送業界ではトップに位置しており、これはとてつもない企業努力の結果であると言えます。

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Amazon利用者の増加

多くの人が感覚的に感じている通り、この10年で多くの人がAmazonや楽天市場などのネット通販、ヤフオクなどのネットオークションを使うようになり、最近ではメルカリなどの フリマアプリを使って買い物をする人が増えています。

ネット通販でもネットオークションでもフリマアプリでも、それらの商品の配送の中心はヤマト運輸となっています。

その中でも特にヤマト運輸を圧迫していると言われるのがAmazonです。

佐川急便のAmazonから撤退

これまではヤマト運輸だけでなく、佐川急便もAmazonで注文された商品の配送を行っていたのですが、現在はAmazonの配送から撤退しています。

佐川急便がAmazonから撤退した理由は、Amazon利用者の増加に伴う物量の増加およびAmazonのサービス拡充による負担増のため、Amazon側と単価を上げる交渉を行い、その交渉が決裂したためです。

Amazonの配送はヤマト運輸だけでなく、TMG便など小規模配送業者も行っていますが、これにより佐川急便がこれまで取り扱っていた物量がほぼそのままヤマト運輸に行くことになったと言えます。

※AmazonにはAmazonが発送する商品と個人の業者さんが発送する中古を中心とした商品があり、後者の個人の業者さんが発送す流商品の配送業者は業者さんが自由に選べるため佐川急便が使われる場合があります。

Amazonのサービス拡充

ヤマト運輸の負担が増え人手不足になってしまった原因は、Amazon利用者の増加と佐川急便の撤退だけではなく、Amazonのサービス拡充も大きな原因となっています。

Amazonの会員サービスにはAmazonプライムというサービスがあり、Amazon利用者のうち15%を超える人が現在利用しており、35%を超える人が過去に利用していたというデータがあります。

多くの人がAmazonプライムを利用する一番の目的は、商品の配達が早くなるお急ぎ便・当日お急ぎ便、配達日時を指定することが出来るお届け日時指定便を無料で利用することが出来るためです。

お急ぎ便・当日お急ぎ便の配送を担当するのがヤマト運輸であり、お届け日時指定便については必ずヤマト運輸が配送を担当することになっています。

お急ぎ便については早く配達しなければいけない、当日お急ぎ便については当日中に配達しなければいけない、お届け日時指定便については必ずその時間帯に配達しなければいけないという制約があります。

関連:Amazonで配送業者にヤマト運輸を指定する方法

当日お急ぎ便の配達スピード

参考までに、Amazonの当日お急ぎ便で注文された商品をヤマト運輸はどのようなスピードで配送および配達をしているのか、過去の実際の追跡結果をご覧ください。

荷物状況 日付 時刻 担当店名
荷物受付 12/02 01:14 小田原AFC支店
発送 12/02 01:14 小田原AFC支店
作業店通過 12/02 03:54 埼京ベース店
配達完了 12/02 09:53 東元町センター

これはAmazonの当日お急ぎ便で注文された商品を神奈川県小田原市にあるAmazonの専用倉庫から東京都小平市に配達された商品の追跡結果です。

日付が変わった深夜1時すぎ、アマゾン小田原FC(フルフィルメントセンター)にあるヤマト運輸の小田原AFC支店から配送が開始され、その当日の朝10時前に配達が完了していることが分かります。

Amazonの専用倉庫はこのアマゾン小田原FCだけでなく、千葉県の市川FC、大阪府の堺FCなど日本各地の設立されており、今回のヤマト運輸の小田原AFC支店にように各FCごとに配送を担当するヤマト運輸の支店があります。

これがAmazonのお急ぎ便や当日お急ぎ便を実現可能にした仕組みとなっています。

関連:ヤマト運輸の小田原AFC支店がある場所の住所と郵便番号

再配達回数の増加

最後にヤマト運輸が人手不足になった一番の理由がこちらになります。

多くの人が平日の昼間は会社や学校で家にいないため、帰ったら郵便受けにヤマト運輸の不在連絡票が入っていたという経験があるはずです。

配送する物量が増えたということは、ドライバーさんが再配達に向かう回数と不在連絡票をもとに連絡を受ける回数も比例して増えることになります。

調査結果によると、受取人不在により再配達となるケースが約20%だと言われており、これはヤマト運輸が取り扱うすべての荷物の5分の1という割合であり、数で言えば相当なものです。

さらにヤマト運輸のドライバーさんが1つの荷物を再配達する回数は1回だけとは限らず、2回3回と再配達に行きまた不在ということを繰り返すこともあります。

この配達回数を減らすためにヤマト運輸では、駅やコンビニに受け取りロッカーを設置するなど対策を次々に打ち出していますが、まだまだヤマト運輸の人手不足は続くと予想されます。

関連:佐川急便がAmazonの配送から撤退した理由


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