ゆうパックなど日本郵便から貴重品や現金を送る方法とその補償



郵便局から送ることが出来る日本郵便のゆうパックや普通郵便で貴重品や現金を送る方法とその補償についてです。

数十万円もする商品を宅配便で送るというのは誰にとっても不安なものです。そんな不安を少しでも解消するため、事前に発送事故を限りなく減らすため、日本郵便の発送サービスを使って貴重品を送る際に気をつけておくべきポイントをご紹介します。

郵便受けに届けられた郵便物の盗難、運送中の郵便物破損、など発送事故の事例は沢山あります。どんなに安い郵便物でもこのような被害には遭いたいわけもなく、ましてや貴重品の場合は絶対に避けたいところです。

損害賠償の対象にならないサービス

まず事前に知っておくべきポイントが、日本郵便のサービスの中には万が一発送事故に遭っても損害賠償を受けることが出来ないものがあります。

補償がないサービス 補償があるサービス
× 定形郵便 ○ ゆうパック
× 定形外郵便
× レターパックライト
× レターパックプラス
× ゆうメール
× クリックポスト
× ゆうパケット

定形郵便、定形外郵便、レターパックライト、レターパックプラス、ゆうメール、クリックポスト、ゆうパケットに何のオプションも付けずに通常発送し発送事故に遭った場合、損害賠償を受けることが出来ません。

レターパックプラスを除く上記サービスは、玄関先の手渡しではなく、郵便受けに届けられるという貴重品を送るには非常に危ない特徴があります。

何のオプションも付けなくてもゆうパックの場合は30万円までの補償が付いており、ゆうパックはレターパックプラスと同様に玄関先での対面手渡しで非常に安全な送り方であることが分かります。

セキュリティサービス



セキュリティサービスはゆうパックを対象としたオプションの補償サービスです。

ゆうパックの場合は30万円までの補償が付いてくるのですが、通常の運賃に加えて380円を支払うことにより、その損害賠償額を50万円まで増やすことが出来ます。

セキュリティサービスを付与した郵便物の金額が50万円以下の場合は、50万円ではなく、その郵便物の金額分補償されます。

ゆうパックを送ることが出来るローソン・ミニストップ・セイコーマートといったコンビニでこのサービスを利用することが出来ません。セキュリティサービスを付与する際は集荷または郵便窓口を利用しましょう。

また、セキュリティサービスを付与した商品でも複数口割引、郵便局への持ち込み割引は適用されます。

関連:ゆうパックセキュリティサービスの料金・伝票・着払いなど基本的なやり方

現金書留



現金書留は補償を付与するものではなく、現金を日本で唯一送ることが出来る送り方です。

サービス 現金書留の料金
定形郵便定形外郵便 運賃+435円(10万円以上は5,000円ごと+10円)

こちらは現金を送る場合専用で、それ以外の郵便物には対応していません。

入学祝いなどのお祝い金を送る場合、フリマアプリやネットオークションで送料の不足分や返金代金を送る場合に利用されています。

現金書留の損害賠償額は50万円までですが、補償額の申し出をしなかった場合は1万円となってしまうため、事前に申し出を行う必要があります。

関連:コンビニで買える?現金書留の専用封筒を手に入れる方法

一般書留



定形郵便、定形外郵便、ゆうメールを対象とした補償サービスです。

サービス 一般書留の料金
定形郵便定形外郵便 運賃+435円(10万円以上は5万円ごと+21円)
ゆうメール 運賃+380円(10万円以上は5万円ごと+21円)

一般書留はゆうパックのセキュリティサービスと同様のサービスで、郵便物が破損した場合、盗難にあったりして届かなかった場合にその金額を補償してもらうことが出来ます。

一般書留の損害賠償額は500万円までですが、補償額の申し出をしなかった場合は10万円となってしまうため、事前に申し出を行う必要があります。

簡易書留



定形郵便、定形外郵便、ゆうメールを対象とした補償サービスです。

サービス 簡易書留の料金
定形郵便定形外郵便 運賃+320円
ゆうメール 運賃+320円

一般書留や現金書留に比べて安く、簡易書留の損害要償額は5万円までとなっており、5万円以内の貴重品を送る場合には簡易書留を利用することになります。

通常の普通郵便は平日だけの配達なのですが、現金書留、一般書留、簡易書留は土曜日・日曜日・休日も配達されます。

また、現金書留・一般書留・簡易書留どれも補償以外に配送中の荷物が今どこにあるのか追跡機能が付くため、荷物の受取人は安心して荷物を受け取ることが出来ると言えます。

現金書留・一般書留・簡易書留の過去の実際の追跡結果

日本郵便から貴重品や現金を送ることが出来る現金書留・一般書留・簡易書留で郵送した郵便物は何日で届くのか、発送から配達まで完了している過去の実際の追跡結果は以下の通りです。

◼︎北海道から千葉県に送った現金書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/16 13:30 引受 深川郵便局 北海道
01/16 18:00 発送 旭川東郵便局 北海道
01/17 05:00 発送 千葉中央郵便局 千葉県
01/17 06:10 到着 成田郵便局 千葉県
01/17 11:21 お届け先にお届け済み 成田郵便局 千葉県

北海道から1月16日(月曜日)の昼過ぎに発送された現金書留は、次の日の1月17日(火曜日)の午前中に千葉県の配達先の住所に配達が完了しています。

◼︎北海道から神奈川県に送った現金書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/21 10:16 引受 深川郵便局 北海道
01/21 18:00 発送 旭川東郵便局 北海道
01/22 04:55 発送 川崎東郵便局 神奈川県
01/22 07:01 到着 麻生郵便局 神奈川県
01/22 14:38 お届け先にお届け済み 麻生郵便局 神奈川県

北海道から1月21日(月曜日)の昼過ぎに発送された現金書留は、次の日の1月22日(火曜日)の午後に神奈川県の配達先の住所に配達が完了しています。

◼︎茨城県から山梨県に郵送された一般書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
09/22 16:14 引受 日立郵便局 茨城県
09/22 19:15 発送 日立郵便局 茨城県
09/22 21:40 発送 水戸中央郵便局 茨城県
09/23 05:30 発送 甲府中央郵便局 山梨県
09/23 07:38 到着 富士吉田郵便局 山梨県
09/23 11:02 お届け先にお届け済み 富士吉田郵便局 山梨県

茨城県から9月22日(金曜日)の夕方に発送された一般書留は、翌日の9月23日(土曜日)の午前中に山梨県の配達先の住所に配達が完了しています。

◼︎茨城県から新潟県に郵送された一般書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
09/25 14:29 引受 日立郵便局 茨城県
09/25 19:15 発送 日立郵便局 茨城県
09/25 21:40 発送 水戸中央郵便局 茨城県
09/27 05:20 発送 新潟郵便局 新潟県
09/27 08:45 到着 長岡郵便局 新潟県
09/27 11:09 お届け先にお届け済み 長岡郵便局 新潟県

茨城県から9月25日(月曜日)の午後に発送された一般書留は、2日後の9月27日(水曜日)の午前中に新潟県の配達先の住所に配達が完了しています。

◼︎沖縄県から愛知県に郵送された簡易書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
09/01 18:06 引受 那覇中央郵便局 沖縄県
09/03 06:52 到着 日進郵便局 愛知県
09/04 08:57 窓口でお渡し 日進郵便局 愛知県

沖縄県から9月1日(金曜日)の夕方に発送された簡易書留は、3日後の9月4日(月曜日)の朝に愛知県の郵便局の窓口での受け取りが完了しています。

◼︎山口県から岡山県に郵送された簡易書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
10/16 11:46 引受 長府駅前郵便局 山口県
10/17 06:39 到着 岡山南郵便局 岡山県
10/17 10:15 お届け先にお届け済み 岡山南郵便局 岡山県

山口県から10月16日(月曜日)の昼前に発送された簡易書留は、翌日の10月17日(火曜日)の午前中に岡山県の配達先の住所に配達が完了しています。

関連:簡易書留と一般書留の違い!料金や賠償額などを徹底比較

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