ヤマト運輸の匿名発送オークション宅急便の料金・手数料
ネットオークションの取引相手に名前、住所、電話番号を伝えずに取引を行うことが出来るヤマト運輸(クロネコヤマト)のオークション宅急便の料金体系についてです。
オークション宅急便を利用する方の多くが安全な取引がしたいということを意識しており、併用し落札者が商品を自宅で受け取ってから料金を支払う代金引換を利用する方が多いです。
その代金引換を含め、オークション宅急便には4つの決済方法があり、その決済方法によって手数料が異なります。
どの決済方法であっても手数料を支払うのは落札者側であり、出品者側はオークション宅急便で荷物を送っても手数料は掛かりません。
(追記)オークション宅急便は2017年9月30日にサービスが終了しました。
通常の宅急便料金
オークション宅急便は、縦・横・高さの合計サイズが160cm以内、重量25kg以内の荷物を送ることが可能で、サイズと発送距離によって料金が変わる仕組みとです。たとえば東京から大阪にオークション宅急便で送った場合の宅急便料金は以下の通りとなります。
60サイズ | 80サイズ | 100サイズ | 120サイズ | 140サイズ | 160サイズ |
1,040円 | 1,260円 | 1,500円 | 1,720円 | 1,960円 | 2,180円 |
60サイズは縦・横・高さの合計サイズが60cm以内を表しています。
上記の料金に以下の決済手数料を加えた料金を送料として支払うことになります。
代金引換の決済手数料
代金引換を利用した場合は現金のみ支払いで、その際にオークションで落札した商品代金、送料(落札者持ちの場合)、代金引換の決済手数料を支払うことになります。落札金額 | ~9,999円 | ~29,999円 | ~99,999円 | ~250,000円 |
同行扱い | 420円 | 525円 | 892円 | 1,312円 |
他行扱い | 630円 | 840円 | 1,207円 | 1,627円 |
代金引換の決済手数料は落札した商品代金によって異なり、また同行扱いか他行扱いかによっても異なります。
同行扱いというのは、出品者の銀行口座が楽天・みずほ・三井住友・りそな・埼玉りそな・三菱東京UFJ・北海道・七十七・千葉・第四・静岡・中国・十八・西日本シティのいずれかの場合を指します。
振込み先が上記以外の銀行の場合は他行扱いとなります。
代金引換は落札金額が25万円までの取引で利用することが出来て、それより高額になるとこちらの決済方法を利用することは出来ません。
楽天銀行引落の決済手数料
落札金額 | ~9,999円 | ~29,999円 | ~99,999円 | ~300,000円 |
同行扱い | 168円 | 168円 | 325円 | 325円 |
他行扱い | 378円 | 483円 | 640円 | 640円 |
楽天銀行からの引き落としの場合はオークションで落札した商品代金、送料(落札者持ちの場合)、銀行引き落としの決済手数料を支払うことになります。
楽天銀行以外の銀行からの引き落としは出来ません。
こちらも同行扱いというのは、出品者の銀行口座が楽天・みずほ・三井住友・りそな・埼玉りそな・三菱東京UFJ・北海道・七十七・千葉・第四・静岡・中国・十八・西日本シティのいずれかの場合を指します。
振込み先が上記以外の銀行の場合は他行扱いとなります。
楽天銀行からの引き落としは落札金額が30万円までの取引で利用することが出来て、それより高額になるとこちらの決済方法を利用することは出来ません。
出品者の銀行口座への振込み
郵便局(ゆうちょ銀行)以外であればどの銀行でも利用可能で、オークションで落札した商品代金、送料(落札者持ちの場合)、銀行へ入金する際の手数料が掛かります。この決済方法が一般的と言えます。
クレジットカードの決済手数料
クレジットカードで支払う場合は オークションで落札した商品代金、送料(落札者持ちの場合)、落札した商品代金により異なるクレジットカード決済手数料を支払うことになります。落札金額 | ~9,999円 | ~29,999円 | 30,000円 |
同行扱い | 落札金額の5.25%+105円 | 落札金額の5.25%+105円 | 落札金額の5.25%+262円 |
他行扱い | 落札金額の5.25%+315円 | 落札金額の5.25%+420円 | 落札金額の5.25%+577円 |
こちらも同行扱いというのは、出品者の銀行口座が楽天・みずほ・三井住友・りそな・埼玉りそな・三菱東京UFJ・北海道・七十七・千葉・第四・静岡・中国・十八・西日本シティのいずれかの場合を指します。
振込み先が上記以外の銀行の場合は他行扱いとなります。
クレジットカードでの支払いは落札金額が3万円までの取引で利用することが出来て、それより高額になるとこちらの決済方法を利用することは出来ません。
またクレジットカードでの支払いの場合のみ月2回までしか利用出来ないという条件があります。
関連:ゆうパックとポスパケットをあて名変換で匿名発送する方法
ヤフオクでオークション宅急便を利用する方法とメリット
ヤフオクで商品を落札した際、その発送方法をヤマト運輸のオークション宅急便にすることで、出品者・落札者ともに名前や住所などの個人情報を相手に知らせずに送ることが出来ます。
名前や住所などの個人情報を相手に知らせずに送ることを「匿名発送」と言います。
匿名発送のメリットとして、個人情報を相手に知らせずに送ることが出来る点が一番の大きいのですが、発送出来る場所が多く手軽に送ることが出来る点も大きなメリットです。
オークション宅急便はヤマト運輸の営業所、セールスドライバーさんに家まで荷物を取りに来てもらう集荷、あと日本中に沢山あるコンビニから送ることが出来ます。
(追記)オークション宅急便は2017年9月30日にサービスが終了しました。
オークション宅急便を利用出来るコンビニ
オークション宅急便はセブンイレブン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ニューデイズ、ポプラ、スリーエフから送ることが出来ます。ローソンから送ることは出来ません。
オークション宅急便を利用する方法
オークション宅急便を利用するためには出品者・落札者ともに事前にクロネコメンバーズへの登録し、さらにそのクロネコメンバーズのWebページにてオークション宅急便IDを発行しなければなりません。オークション宅急便IDは月曜日・水曜日・金曜日の一番近い日に速達のクロネコメール便にて家まで送られてきます。
事前登録なしにオークション宅急便を利用することは出来ません。
オークション宅急便で落札商品を送る方法
1.出品者がクロネコメンバーズのWebページのオークション宅急便メニューからオークション宅急便IDを使ってログインし落札者のメールアドレスまたはオークション宅急便ID、落札情報(落札金額、商品名等)を入力します。2.落札者の方にメールが送られてくるのでその内容を承認します。
3.出品者の方にも承認された旨のメールが届くので、そのまま送り状(伝票)作成画面にて送り状を作成し、その送り状を使って商品を送ると完了です。
ヤマト運輸の営業所から送る場合でもオークション宅急便を利用出来るコンビニから送る場合でも集荷を利用する場合でも上記で作成した送り状を使って送る流れとなります。
落札者は商品受け取り後の翌々日の正午までであればその取引をキャンセルするという形で返金・返品を行うことが出来ます。
返金・返品が行われければ出品者の銀行口座に取引金額が入金されます。
関連:ヤマト運輸の匿名発送オークション宅急便の料金・手数料
2014年4月1日以降のメルアド宅配便値上がり後料金一覧
2014年4月1日より消費税が5%から8%になる影響で、オークションなどで相手に住所や名前を教えずに全国一律の料金で発送することが出来るメルアド宅配便が値上がりしました。
メルアド宅配便で荷物を送るのに必要な情報はメールアドレスかTwitterアカウントかFacebookアカウントです。
メルアド宅配便のサービスには大きい荷物を送ることが出来るメルアド宅配便と小さい荷物を安く送ることが出来るメルアド便Lightの2つがあります。
(追記)メルアド宅配便は2019年12月をもってサービス終了となりました。
メルアド宅配便
2014年4月1日よりメルアド宅配便は料金が値上がりするだけでなく、利用可能サイズと重量も変更になっています。(変更前)全国一律990円、サイズ3辺合計170cm以内、重量10kg以内
(変更後)全国一律1,100円、サイズ3辺合計160cm以内、重量20kg以内
メルアド便Light
長辺33cm、短辺24cm、厚さ2cm以内、重量1kg以内の荷物を送ることが出来るメルアド便Lightの料金は以下の通り変更となっています。(変更前)全国一律500円
(変更後)全国一律650円
あまり知られていませんが、メルアド宅配便はソフトバンクグループのソフトバンク・フレームワークスが運営するサービスで、差出人と受取人の個人情報を仲介し管理することで匿名配送を可能としています。
メルアド便Lightの配送にはヤマト運輸のクロネコメール便(2cm以内、2014年4月1日から164円)を利用している点を見ると、自分の個人情報を守ることが出来ますがかなり割高となっています。
関連:クロネコメール便の送り方
ゆうパックとポスパケットをあて名変換で匿名発送する方法
自分の名前と住所を知らせずに荷物を受け取ることが出来る日本郵便の匿名配送サービス「あて名変換」について。
あて名変換の具体的な用途としては、楽天オークションから商品を落札して送ってもらう際、相手に自分の名前と住所を教えるのは嫌だなあ、というときに利用することが出来ます。
ヤフオクでは利用することが出来ず、楽天オークション利用者限定のサービスであり、荷物を送ってもらう人に自分の個人情報がバレない以外のメリットはありません。
(追記)2016年の楽天オークション廃止に伴い、このサービスは終了しました。あて名変換の代わりのサービスとして、ヤマト運輸のオークション宅急便があります。
日本郵便であて名変換で送ることが出来るサービス
郵便局から荷物を送れる郵便サービスはいくつかあるのですが、あて名変換のオプションを付けれるのはゆうパックとポスパケットだけです。ゆうメール、レターパック、定形郵便、定形外郵便などその他のサービスでは利用することが出来ません。
また、着払いや速達など併用出来るオプションはかなり少なく、ゆうパックの場合はセキュリティサービスのみ、ポスパケットの場合は併用出来るオプションはありません。
セキュリティサービスの詳細は以下をご覧下さい。
ゆうパックなど日本郵便から貴重品や現金を送る方法とその補償
ゆうパックとポスパケットの場合はどちらも追跡番号が付いているため、配達中にその番号を利用して、荷物が今どこにあるのかをチェックすることは出来ます。
あて名変換で荷物を送る場合の料金
ポスパケットは基本運賃+51円、ゆうパックはなんと無料になっていて基本運賃のみで荷物を送ることが出来ます。あて名変換はかなり安いオプションサービスとなっています。
あとゆうパックの場合はあて名変換を利用した匿名配送であっても、複数口割引の対象となります。
複数口割引は宛先が同じ住所に同時に2つ以上の荷物を送った際に1点につき50円割引してもらえるお得な制度です。
あて名変換で荷物を送る方法
あて名変換を利用する前に事前に登録しておかなければならないことがひとつあり、それは楽天オークションへの個人情報の登録です。楽天オークションが識別符号管理者として、事前に登録された個人情報から識別符号を作成し、それをオークション終了後に出品者に通知します。
オークション出品者はその通知された識別符号をラベルに記載するという流れになります。
あて名変換を利用したゆうパックとポスパケットを出せる場所は郵便局の窓口と家まで荷物を取りに来てもらう集荷のみで、郵便ポストへの投函とコンビニから送ることは出来ません。
荷物を差し出した際の料金の支払い方法は現金と切手の2つがあります。
関連:ヤマト運輸の匿名発送オークション宅急便の料金・手数料
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