ミンネなどで注意すべきハンドメイドの著作権と商標権
ハンドメイドアプリのミンネ(minne)に商品を出品する前に違反していないかチェックしておきたい法律である著作権と商標権についてです。
ハンドメイドのように「何かを創作する」という世界において、注意しなければならないのが著作権と商標権です。
既存のアクセサリーのデザインを真似て作って売ったり、好きな作家と同じ構図で似た絵を描いたりを安易に行った結果、「パクリだ!」「偽ブランドだった」などとインターネット上で騒ぎになることも少なくありません。
世の中にあるものには著作権や商標権が存在します。このページではそれらについて詳しくご紹介します。
もちろんこれらの著作権や商標権はミンネだけでなく、メルカリ・ラクマ・フリルといったフリマアプリ全般、そしてヤフオクなどのネットオークション全般に関わってきます。
著作権とは
著作権は知的財産権のひとつとして、著作権法(1970年5月6日公布)によって保護されている権利のことです。コピーライトとも呼ばれます。「自分の思想や感情を他人の真似でなく自分で工夫して、言葉や文字、形や色、音楽などの作品」で表現したものを「著作物」といい、その著作物を創作した人を「著作者」、著作者に対して法律によって与えられる権利のことを「著作権」と言います。
著作物には書物、言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、舞踊、写真、デザイン、コンピュータプログラムなど様々な種類があります。
平たく言うなら、「著作物を自分の財産として、著作者が独占的に利用できる権利」が「著作権」というわけです。
ミンネにアップされている作品すべてに著作権があるのはもちろんの事、その紹介画像、紹介文にも著作権はあります。
インターネット上の写真や文章、イラスト、漫画、子どもの書いた作文にだって著作権はあり、その著作物を著作者の許可なく勝手に使用することは、法律で禁じられています。
著作権違反となってしまうハンドメイド作品
作品に著作権があることはわかりましたが、材料そのものにも著作権がある場合があります。「お金を出して買ったのに、自分の好きにしてはダメなの?」と思う方もいるかもしれません。著作権違反となってしまうハンドメイド作品について、詳しくご紹介しましょう。
ハンドメイド作品というと、布製品を思い浮かべる方もいるでしょう。ミンネでもバッグや小物といった布作品が数多く出品されています。
しかし、こうした布作品に使われている生地の中には、「商用利用不可」の生地が沢山あります。商用利用不可とは「生地を使用して製品化し、それを販売することを禁止」しているということです。
例えば「マリメッコ」や「リサ・ラーソン」などのデザイン生地や、子供に大人気のディズニーやアニメのキャラクターが描かれている生地があげられます。
これらは自分がデザインしたオリジナル作品であっても、製品化して販売することの一切を禁じています。生地デザインの一部を切り取ってキーホルダーにする、というのもダメです。
ミンネでも作品登録を削除されてアカウント停止処分になったり、著作者から法的に訴えられたりする可能性もあります。
こうした「商用利用禁止の生地」は、販売を前提に生地を購入し制作物を販売することが禁じられています。
ここでの販売というのはインターネット上だけに限らず、フリーマーケットやバザーなどでの販売も同様ですし、個人が作っているから・数も少ないからというのも販売していい理由になりません。
また、生地メーカーやブランドによって商用利用の基準も様々です。
1.すべて商用利用NG
2.手作り市やネット販売など小規模ならOK
3.商品タグに指定された表記をすればOK
4.すべて商用利用OK
などなど、本当に色々あるのでお金を出して購入した生地でも、商用利用する場合は必ずブランドに確認し、その指示に従いましょう。
布製品以外で著作権違反となる例をいくつか挙げておきます。
NG)WEB上の写真を印刷し、フォトフレームに入れて販売する。
NG)二次利用禁止のイラスト集のイラストをTシャツにプリントして販売する。
NG)商用利用禁止のビーズキットで作品を作って販売する。
NG)売れっ子作家の作品の色を変えて販売する。
特に禁止と記載されていない場合がありますが、そうしたものにも著作権はあります。
世の中に出回っているものを、「素敵だから」「カッコいいから」と勝手に利用してはいけません。「作って販売する前に、著作者へ確認する」ことを徹底しましょう。
商標権とは
こちらも知的財産権のひとつで、他社と自社の商品を区別するための文字・記号・図形・色彩などの結合体を独占的に使用できる権利のことをいいます。特許庁に商標を出願・登録することで商標権として保護の対象となり、産業財産権の中でも非常に強い力を持った権利となります。
商標を登録した商標権者だけが、「登録商標を自由に使う権利」を有します。この権利は商標権者のみが行使できる専用権です。
商標があることで、消費者は「誰が作った商品なのか?」「誰が提供しているサービスなのか?」ということを一目で識別できるようになり、その出所や品質保証まで示すことができます。
商標登録の対象は次の5つです。
1.文字商標
サービスや商品名、企業名、が対象です。
例)「TOYOTA」「Panasonic」など
2.図形商標
イラストで表現されたロゴが対象です。
例)「クロネコヤマト」の猫のイラストなど
3.記号商標
屋号や紋章などのトレードマークが対象です。
例)三の下に〇の「ミツカンマーク」など
4.立体商標
絵や文字ではなく、立体造形物が対象です。
例)KFCのカーネルおじさん人形など
5.組み合わせ商標
1〜4までの商標を組み合わせた商標も対象です。
商標登録された商標に似せた類似商標を、商標権者以外の業者が使用することは禁止されています。
商標権違反となってしまうハンドメイド作品
みんなが知っているブランドや、子どもに人気のキャラクターものはそれだけで「売れる」ものです。オシャレでカッコいいデザインが沢山あるので、それらを使って作品を作り、販売したくなるかもしれません。ですが、それは商標権違反です。
例えばシャネルのロゴに似せたデザインのネックレスを「ロゴアクセサリー」として販売する・・・これは完全に商標権違反です。
無地のTシャツに、アニメキャラクターの絵をアイロンプリントしてオリジナルTシャツとして販売・・・これも商標権違反です。
オリジナルのバッグに、大好きなブランドのタグをつける・・・これも商標権違反です。
「シルエットだから」「〇〇風だから」「手を加えたから」「一部分だけだから」どんな言い訳を並べても、商標権を侵害していい理由にはなりません。
有名なキャラクターやブランドの力を借りれば、売り上げを伸ばすことは容易でしょうが、それらは違法行為です。
ミンネからのペナルティのみならず権利者から法的に訴えられることもあります。特にディズニーや任天堂などは営利非営利に関わらず知的財産権関係には厳しいことで知られています。
ミンネでも検索するとブランドやキャラクターものの作品が多くヒットし、出品している人も数多くいますが、「他にもやっている人がいるし大丈夫だろう」などと安易に出品してはいけません。ダメなものはダメなのです。
著作権・商標権に違反しないハンドメイド作成とは
ダメな事ばかりで難しいと思われるかもしれません。著作権も商標権も、もし自分のデザインや商品が真似されたら・・・と我が身に置き換えれば、それがどれだけ酷い事かわかるはずです。
要は、「他人のものを利用して自らの利益になることをしてはいけません」ということだけなのです。
オリジナリティを大切にした自分だけの作品を、ルールに則って作りましょう。
商用利用したい生地や素材がある場合は、必ず著作者へ確認を取りましょう。それが最も手っ取り早くて確実な方法です。
「これぐらいならいいだろう」という自分勝手な判断をすれば、ペナルティも課せられますし、ハンドメイド市場そのものが縮小していきます。
せっかく好きなハンドメイドでお金を稼ぐのですから、きちんとルールや法律を守って堂々と販売しましょう。
関連:ミンネ(minne)で売れないときの対処法
ミンネの手数料まとめ!購入者と出品者それぞれ!メルカリとの比較も
ハンドメイドアプリのミンネ(minne)で商品を購入する際の手数料はいくらなのか、商品を販売する際の手数料はいくらなのか、購入者と出品者それぞれの手数料の計算方法についてです。
また、人気フリマアプリメルカリと比べてミンネの手数料は安いのか高いのかも比較しています。
ミンネは無料で利用できるアプリで、一般のユーザーがハンドメイド作品の展示販売を無料で行う事ができるのが大きな特徴です。ですが一部で手数料が発生する場合があります。
このページではミンネで「購入者が払う手数料」と「出品者が払う手数料」の詳細と、人気フリマアプリのメルカリの手数料との違いを比較していきます。
購入者の手数料
ミンネで購入者がミンネに支払う手数料は購入代金を決済する時の「決済手数料」のみです。この決済手数料は支払い方法としてクレジットカードなどを選択することで、無料にすることができます。
【決済手数料無料の支払い方法】
・Apple Payでの支払い
・クレジットカード決済
【決済手数料100円の支払い方法】
・キャリア決済での支払い
(dケータイ払いかauかんたん決済)
【決済手数料150円の支払い方法】
・コンビニでの支払い
【決済手数料は無いが別途手数料がかかる支払い方法】
・代引支払いでの代引手数料(作家ごとに330円)
・銀行振込やゆうちょ払いでの振込手数料(振金融機関によって異なる)
関連:ミンネ(minne)でクレジットカード支払いをする方法
出品者の手数料
出品者として作家が作品を販売する際も、月額料金がかかることなく無料で利用できますが、作品が売れた時には販売手数料や売上金の振込手数料などが発生します。【販売手数料】
・作品価格+オプション価格の10%(+税)
販売手数料は作品が売れたときのみに発生する手数料です。
ここでのオプション価格とは、パーツ素材変更やラッピングなどのカスタマイズができる「購入オプション」で発生する価格のことです。作品価格に加算されて売上に反映されます。
なお、販売手数料は送料にはかかりません。販売手数料には消費税がかかるので現在は10.8%となります。
例)ピアス本体:1,900円
パーツ変更:+100円 ※オプション価格
合計 :2,000円
(1,900円+100円)×11.0%=220円
この場合の販売手数料は220円となります。
【振込み手数料】
・1回につき175円
売上の入金は月に1回で、毎月月末締めの翌月末払いです。その月の売上が1000円に満たない場合は、振込みが翌月に繰越されます。
内訳は以下のように計算されます。
入金額=前月繰越金+売上−立替送料−販売手数料−振込手数料
・売上:作品価格+オプション価格+送料
・立替送料:ネコポス/宅急便コンパクト配送料
・販売手数料:作品価格+オプション価格の11.0%
・振込手数料:お振込み1回につき一律175円
前月繰越が無く、今月の売上の内、作品価格が1,900円、オプション価格が100円、送料が120円の場合。
販売手数料は作品価格とオプション価格の合計のみにかかるので、220円。
そこから振込手数料175円を引いて、残りが1,735円となります。
作品価格 :1,900円
オプション価格:+100円
送料 :+120円
販売手数料 :−220円
振込手数料 :−175円
入金額合計 :1,725円
なお、ネコポス/宅急便コンパクトなど、配送料をminneが立て替えている時は、立替送料が引かれます。
メルカリとの比較
それぞれの手数料を人気フリマアプリのメルカリと比較してみましょう。購入者が支払う決済手数料の比較結果は以下の通りです。
【クレジットカード支払い】
・ミンネ・・・無料
・メルカリ・・・無料
【Apple Pay支払い】
・ミンネ・・・無料
・メルカリ・・・未対応
【キャリア決済支払い】
・ミンネ・・・100円
・メルカリ・・・100円
【コンビニ支払い】
・ミンネ・・・150円
・メルカリ・・・100円
【銀行支払い】
・ミンネ・・・決済手数料は無いが、振込手数料あり。
・メルカリ・・・100円(Pay-easyを使用した決済の為)
【代引き】
・ミンネ・・・作家ごとに330円
・メルカリ・・・未対応
出品者が支払う手数料の比較結果は以下の通りです。
【販売手数料】
・ミンネ・・・作品価格+オプション価格の10%(+税)
※ただし、販売手数料は送料にはかからない。
・メルカリ・・・販売価格×10%
※販売価格に送料が含まれている場合、送料にも販売手数料がかかる。
【振込手数料】
・ミンネ・・・1回につき175円。
※振込は月1回。1か月の売上が1,000円以上なら、自動で次の月末に振込まれる。
・メルカリ・・・一律200円。
※振込申請回数に制限なし。
関連:メルカリ招待コードはどこ?メルカリに招待してもらう方法
ミンネでレビューを書いてくれない理由と書いてもらう方法
ハンドメイドアプリのミンネ(minne)で購入者がレビューを書いてくれない理由は何なのか、そしてレビューを書いてもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。
購入してくれた作品が気に入ってもらえたか不備はなかったかなど、販売者はとても気になるものです。
せっかく作った作品ですから、何かしらフィードバックがあると嬉しいもの・・・とはいえ、なかなかそれが得られることは少なく、悩んでいる作家も多いのが現状です。
ミンネのレビューとは
ミンネをはじめとしたハンドメイドショップに限らず、楽天やamazonなどの大手通販サイトでも商品レビューはおなじみです。ミンネのレビューも同様で、簡単に言ってしまえば「作品を購入した人が、その作品の感想や批評を書く機能」のことです。
ミンネでは星5つ判定とコメントで評価をする機能となっており、書いたレビューは作家ページに公開表示され、新たな購入者への参考情報となります。
購入者にとってのレビューは、作家・作品選びの基準です。
相手も見えず実物を手に取ることができない通販において、購入者にとって何より信頼のおける情報は「口コミ」です。
購入者はレビューの星の数や感想から「良い作品をトラブルなく購入し、満足できるかどうか」を判断します。
「作品写真と実物との違い」や「梱包状態」や「どんなラッピングか」などの目に見えない部分は、実際にその作品を購入し手元に届いた人からのレビューでしか知ることができません。
作家ページに公開されているレビューはそれらを知ることができる情報収集の場であり、信頼できる作家かどうかのバロメーターとなっています。
出品者である作家にとってのレビューは、その内容の良し悪しにかかわらずメリットしかありません。
良いレビューは購入者に対して何よりも強力な宣伝となります。
実際に購入した人からの感想ですから、作品やショップへの嘘偽りや誇張のない評価と言えるでしょう。レビューを通じて顧客満足度を知ることができるというわけです。
悪いレビューがついても、それに対し真摯に対応する姿勢を、レビューを見ているすべての人に見せることで「信頼できる作家である」ことをアピールすることができます。
購入者がレビューを書かない理由
購入者にとってレビューを書くことは必須ではなく、書かない理由は購入者の数だけあり、いろいろな理由が考えられます。・書こうと思って忘れていた
・公開されるのが嫌だから
・他の人が書いていないから
・作品や対応がイマイチだった
・どう書けばいいか分らない
・書くのが面倒くさい
他にもあると思いますが、あまり深い理由はありません。もちろんレビューは強制ではないので、書くかどうかは購入者次第です。
レビューを書いてもらえる割合は作家によりますがだいたい30%ほど。
「良いレビューがあったら奇跡」「レビューがなくても普通」「悪いレビューも改善点を教えてもらえてありがたい」くらいの気持ちでいることも大切です。
購入者にレビューを書いてもらう方法
レビューを書いてもらう為の方法を、メリットとデメリットを含めいくつかご紹介しましょう。1.凝ったラッピングにしてみる
華やかなラッピングでアピールする方法です。
【メリット】
・ラッピングが凝っていると書いてもらう事で、ギフト目的の購入者が増える。
【デメリット】
・包装資材の在庫や価格管理が大変になる。
・凝りすぎると、売れれば売れるほど負担が増す。
・作品よりラッピングが悪目立ちすると、ちぐはぐな印象を与える。
凝りすぎれば金銭的にも時間的にも自分の首を絞めることになるので、合理的かつ安価でオリジナリティのあるラッピングを研究して、差をつけられるようにしましょう。
2.オマケをつける
作品とは別にオマケをつけることで、お得感を出してレビューを書いてもらう方法です。
【メリット】
・オマケの分で得をしたと感じレビューが増える。
【デメリット】
・当たり前にオマケを付けるショップだと思われてしまう。
・オマケが貧相だと作品まで安っぽく見えてしまう。
・オマケの分、原価が高くなり儲けが少なくなる。
・やめるタイミングがわからなくなり、負担が増える。
オマケと言っても市販品を付けるとかえって不満が増します。手間もかかるので期間や先着人数を決めて行うには良い方法です。
3.次回使える特典をつける
レビューを書いてくれたら、次回購入時に割引・送料無料・オマケなどの特典を付ける方法です。
【メリット】
・特典を目的にレビューの数が増える。
【デメリット】
・割引や送料無料の場合は、特典専用ページを作成し対応する必要があるので、手間が増える。
・特典目的のレビューになるので、購入者へのアピールにはつながらない場合が多い。
4.「レビューをお願いします」と書いてみる
サンキューカードやメッセージでレビューをお願いする方法です。
【メリット】
・直接お願いされるので、レビュー数が増える
【デメリット】
・「頼まれたから書いた」という印象を受ける、内容の薄いレビューになる。
これらの方法はレビューが増えるというメリットはありますが、デメリットも地味に大きく、後々辛くなるものばかりです。
オマケや送料無料目的のレビューが50件あるよりも、「この作品を買って本当に良かった!」とわかる、心からのレビューが10件並んでいる方が購入者としては参考になります。
そうしたレビューを書いてもらうためには裏ワザや付け焼刃的な方法ではなく、基本に立ち返ることが大切です。
・品質を重視して、良い商品のみを販売する。
(オマケに頼らず自信のある作品だけを送る)
・メッセージや問い合わせには誠意を持って対応する。
(ショップに対する信頼と満足度を高めて、イメージアップにつなげる)
・丁寧にラッピングをすること。
(オリジナリティを大切に、届いた時に嬉しくなるように)
・サンキューカードは心をこめて丁寧に書く。
(受け取った購入者の心が温かくなる内容で)
作品の購入者が「自分がどんなに素晴らしい体験をしたか、レビューを書いて他の購入者にも知らせたい!」と思ってもらえるような作家になることが、レビューを書いてもらうための王道であり、一番の近道と言えるでしょう。
関連:ミンネ(minne)で売れないときの対処法
ミンネのイベントの特徴!開催場所・参加方法・出展条件など
ハンドメイドアプリのミンネ(minne)で東京都や大阪府や福岡県など全国で開催されているイベントの、開催場所・参加方法・出展条件などその特徴についてです。
ミンネは作家と購入者がインターネットを通じて繋がるサービスですが、2016年からミンネが主催する最大の作品販売イベントとして「minneのハンドメイドマーケット」を開催しています。
その他にも全国各地で様々な販売イベントを開催し、作家と購入者が実際に会って直接作品を購入し交流できる場を設けています。
ミンネのイベントとは
最も大きなイベントである「minneのハンドメイドマーケット」では、普段はミンネ上で取引をしている作家と購入者が一堂に会し、作品販売やたくさんの参加型イベントでミンネの世界を体感することができます。このイベントではアクセサリーやインテリア雑貨、ファッションアイテム、ステーショナリーなどのハンドメイド作品ブースだけでなく、素材にこだわったパンや焼き菓子、ジャムなど、手作りの美味しい食べ物ブースも用意されています。
さらには、ワークショップとして作家に直接ハンドメイド作品作りを教わることができる、体験ブースまであり、ハンドメイド作品を購入するだけでなく実際に作って楽しむこともできます。
同時開催の「日本ホビーショー」と併せて約20万人が来場する、国内最大級のハンドメイドイベントです。
その他のイベントとしては、全国各地のハンドメイドイベントやマルシェへの参加を始め、ファッションビルやデパート、様々なショップなどとコラボしての出展販売があります。
こうしたイベントは購入者が直接作品を見て購入することができるだけでなく、作家が購入者の意見や感想を直接聞くことができ、両者にとって貴重な場となっています。
イベントの開催場所
ミンネが主催する最も大きなイベントの「minneのハンドメイドマーケット」は、2016年から東京ビックサイトで開催されています。ファッションビルの「PARCO」とコラボした「ミンネとパルコのミエルツアー」では札幌/仙台/渋谷/広島/福岡の全国5か所の「PARCO」で、開催されました。
その他では大きなイベントが多い東京都、ミンネ発祥の地である福岡県や、横浜市、大阪府、京都府、鹿児島県、新潟県など全国津々浦々で販売イベントが開催されています。
販売イベントは他のハンドメイドイベントにブース参加する形で開催され、全国各地から何万人も集まるような大きなイベントはもちろん、地方で開催される比較的小さなイベントにも参加しています。
イベントの参加方法
購入者として参加するのに特に難しい事はありません。デパートなどとのコラボイベントや地方開催のあまり大きくない販売イベントの場合は、その場に直接出かけて行けば作品を購入することができます。
ただし「minneのハンドメイドマーケット」や「デザインフェスタ」などの大きな会場で行われるイベントの場合は、入場チケットの購入が必要な場合があります。
いずれの場合もホームページやフライヤー等をしっかり確認しましょう。お目当ての作家の展示場所や開催時間なども掲載されていますので、見ておいて損はありません。
出品者として参加する場合は、参加したいイベントに応募する必要があります。
ミンネの販売イベント情報をチェックしておきましょう。参加したいイベントがあったら応募要項をよく読み、イベントごとに定められた出展条件を確認して期限内に応募フォームから応募する必要があります。
イベントの出展条件
出展条件はもちろんイベントによって違いますが、参考までにとある地方で開催されたイベントの出展条件は以下の内容でした。「・minneにて作品を5点以上登録されている方
・イベント中、1日以上会場にお越しいただける方(売場に立っていただける方)
・搬入・設営(出展日の午前8時半より予定)及び搬出(出展日の21:00以降
・作品の展示は作家さまにて行っていただきます。
・展示用什器のご用意はございませんので、作家さまにて持ち込みをお願いいたします。」
「minneで5点以上登録があること」「1日以上会場に来られること」と、出展条件は易しいように見えます。
ですが当日の販売はもちろんのこと、展示用什器と作品の早朝搬入と夜間搬出、会場までの運搬手段や当日販売する作品の制作など、応募の為にクリアすべき条件は多いと言えます。
なお、応募多数の場合は抽選で参加者を決めるのではなく、ミンネスタッフや開催会場スタッフによる選定が行われ、そこで出展できるかどうかが決まります。
出品者としてイベントに参加する場合は、事前の準備と心構えがとても大切です。
関連:フリーマーケット開催情報一覧(東京・大阪・福岡など47都道府県を完全網羅)
ミンネで破損した商品が届いたときに返品返金を依頼する方法
ハンドメイドアプリのミンネ(minne)で購入した商品が壊れていた場合や違う商品が届いた場合などに出品者に返品返金を依頼する方法についてです。
1点もののハンドメイド作品を購入し、数日間到着を楽しみに待ち、わくわくしながらいざ開封してみたら壊れていた・・・。
こんな哀しい経験はしたくないものですが、ハンドメイド作品には繊細なものも多いので、破損した状態で届いてしまう事もあります。
そんな時に出品者にどのように返品返金依頼をするのかをご紹介します。
返品返金できる商品とできない商品
ミンネの特定商取引法に基づく表記には次のようにあります。「返品不可。お客様のご都合による作品の返品は受け付けません。作品の欠陥、数量不足、滅失その他作品に瑕疵がある場合には、出品者の責任にて作品の返品又は交換を行います。」
簡単に言ってしまえば、
1.原則的に返品はできません。
2.購入者都合での返品はできません。
3.作品に欠陥があるなど、出品者側に過失がある場合に限って、出品者の責任で返品または交換ができます。
つまり「色が気に入らない」「イメージしていたものと雰囲気が違う」「もういらなくなった」といった、購入者の都合による返品は一切受け付けてもらえません。
これは実際の店舗で商品を購入する際と同じことです。
届いた商品が壊れていた場合は?
壊れているものを送ったとは考えられません。配送中に破損したと考えるのが妥当です。この場合は、作品の作りが甘くもともと脆かった可能性や、しっかり梱包されておらず壊れてしまった可能性があります。
これは出品者の過失と判断してOKなので、返品または交換を依頼することができます。
出品者によっては「定形外郵便は、配送時に紛失・破損した場合の補償はございません」と注意喚起している場合があります。
出品者がこのような注意喚起をしている場合だと、購入者に過失がなくても「注意文を載せている」と出品者が返品に応じてくれない可能性がありますが、この場合でも出品者に返品返金を依頼してください。
ミンネでは「配送中の紛失・破損などについては、配送業者による補償の有無にかかわらず、作家さま自身の責任と負担によって購入者さまとお話合いの上、適切に交換・修補などをおこなっていただく必要があります(利用規約第18条・第20条)」と定めています。
特に高額な作品や、繊細で壊れやすい作品を購入した場合などは、多少送料がかかっても追跡や補償のついている配送方法を選択すると良いでしょう。
出品者に返品返金を依頼する方法
運営者側のミンネで返品や返金について何か行うことはしません。返品返金をするのかは、すべて作家の判断に委ねられていますし、作品の取引に関しては購入者と出品者間で解決するようになります。
到着した作品が壊れていた場合は作家へ直接連絡する必要がありますので、その方法をご紹介します。
作家へ連絡の際、購入者側の注意点は2つあります。
1.破損の証拠を取っておくこと。
破損している作品をあまり触らずに、スマホやデジカメで写真を撮っておきましょう。角度を変えて何枚か撮影しましょう。
2.大至急、作家へ連絡すること。
連絡は早ければ早いほどお互いの為に良いので、連絡時間を気にする必要はありません。深夜や早朝でも、到着した作品を確認した時点ですぐに連絡しましょう。
それはなぜでしょうか?
例えば、到着してから10日も経ってから「壊れていました」と連絡したらどうでしょう?もし自分が作家なら「使って壊したのでは?」と疑いたくなるはずです。
作品が届いたらすぐに状態を確認して、問題があれば証拠として写真を残す。そしてすぐに作家へ画像つきで伝える。これが返品返金で最も大切なことです。
返品返金を依頼するときの例文
特に難しいことを考える必要はありません。淡々と破損の事実と返品返金の依頼だけを行いましょう。作家への連絡は、会員ページの「買ったもの」ページにある「販売者にメッセージ」から行います。
届いたピアスが壊れていた場合の例文です。
—–
〇〇(作家名)様
×月×日に購入いたしましたピアスですが、
到着時に破損していました。
パーツが折れ、全く使用できない状態です。
画像を添付いたしましたのでご確認ください。
申し訳ありませんが商品に信頼がもてませんので、
交換ではなく返品と返金を依頼いたします。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。
—–
ミンネのシステム上、返品や返金には時間がかかることが多いようです。
不要なトラブルを避けるためにも、購入者は追跡や補償がついている配送方法を選び、出品者はエアキャップや段ボール箱に入れるなどの破損対策をしっかり行うなど、互いに注意しながら取引を行うことをおすすめします。
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