チケット流通センター発送時の買い手住所の確認方法と差出人住所の記載ルール



チケットの個人間売買ができるチケット流通センターで、チケットを送るときの宛先の買い手の住所の確認方法と売り手の住所の記載ルールについてです。

チケット流通センターで買い手にチケットを送る方法としては、書留、簡易書留、ゆうパック、レターパックプラス、宅配便があります。

紛失トラブルを防ぐため荷物の配達状況確認ができ、受取時にサイン(受領印)が必要な発送方法以外は認められていません。

売り手の手元にチケットがある場合は、買い手からの入金が確認できたら入金確認日から2日以内または公演日の3日前までにいずれかの方法で発送し、その連絡をしなくてはなりません。

受取人である買い手住所の確認方法

チケット流通センターで買い手が付いたのに、発送先の住所がわからなくて困ってしまう方がいるようです。

買い手が「あんしん配送サービス」を利用しない場合、売り手自身で買い手が指定した住所に発送することになります。

しかし、受取人である買い手の住所はマイページの「取引中チケット一覧」をパッと見ただけではわかりません。

確認するためには、マイページの「取引中チケット一覧」から「お取引中のチケット」を見ましょう。画面の下の方に発送先住所が表示されるボタンがあります。

あんしん配送サービスを利用して購入された場合は、チケット流通センターの配送センターへチケットを送付し、そこから買い手へ発送されるのでトラブルを避けることが可能ですが、あんしん配送サービスは買い手が注文時に申込み、その料金を買い手が負担したうえで初めて利用できるサービスです。

利用料金は税込810円。しかし、チケットを少しでも安く手に入れたいと思う買い手心理としては、このサービスまでは利用しない方もいるようです。

通常配送の場合は売り手が確実に発送する必要があるので、チケット発送のルールをよく読み、買い手住所をしっかり確認したうえで間違いのないように期限内に発送しましょう。

差出人である売り手の住所記載ルール

買い手は局留めでの郵送を依頼すれば、売り手に住所などの個人情報を知られることなく発送してもらうことが可能です。

では、売り手の場合はどうでしょう?買い手に自分の住所を知られずに発送することができるでしょうか?詳しくご紹介します。

【あんしん配送サービスを利用した場合】

■売り手の登録情報以外での発送はできません。

これは、受取人がチケット流通センターの配送センターになる為です。差出人には、売り手の住所氏名を明記してください。ただし、この住所は買い手へは開示されません。あくまでも配送センターへ届けるために必要です。

※チケット流通センター名義での発送は禁止されています。

【買い手へ直接発送する場合】

■チケット流通センター名義で発送できます。

買い手へチケット流通センター名義で発送する場合の差出人住所は以下のとおりとなります。

〒100-0013
東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング11階
株式会社ウェイブダッシュ チケット流通センター

この名義を使用してのチケット流通センターへの発送は禁止されています。あくまでも買い手へ直接発送する場合にのみ使用可能です。

このようにあんしん配送サービスを利用できる場合も、買い手へ直接発送する場合も、チケット流通センターでは売り手の個人情報を明かすことなく発送することが可能です。

住所間違いがあった場合どうなるのか

チケット流通センター公式FAQには、「チケット流通センター名義で発送されたチケットが、住所相違、保管期限切れ等で持ち戻りとなった場合、弊社宛にチケットが返送となります。名義使用による配送遅延、配送事故で発生した損害については、責任を負担致しませんこと予めご了承ください。」とあります。

買い手が住所の入力を間違えていて、誤った住所に届いてしまうこともあるかもしれません。

この際、売り手からの直接配送で差出人住所が売り手の現住所の場合は、差出人住所(売り手)に返還されます。

これと同様で、チケット流通センター名義で発送した場合は、差出人住所がチケット流通センターになるので、そちらへ戻されます。

その後売り手の手元に戻るか、買い手が運営に問い合わせをするのかは個別の話し合いによって決まっていきます。

個人情報を出したくないという理由から、差出人住所を一切記入せずに郵便物を送る人もいるようですが、宛先に誤りがあっても差出人住所がないと差出人に返還されず、郵便法にのっとって開封され、受取人もしくは差出人にかかる情報の有無について確認されます。

開封しても何の情報もない場合は、最長3か月保存されたのちに焼却処分されてしまいます。

いずれにせよ、どんなチケットも公演日が決まっている以上、受取に時間がかかるのはトラブルの元です。買い手も売り手も住所間違いなどの無いようにしっかり確認したうえで取引に臨みましょう。

住所の悪用はあるのか

インターネットで個人同士が取引をする場合、自分の個人情報が悪用されないか不安になりますよね。それは買い手も売り手も同じことです。

チケット流通センターを利用した住所の悪用例は今現在見受けられませんが、どうしても心配な方は「あんしん配送サービス」を利用しましょう。

お互いの住所を一切開示せずに取引を行うことができます。別途810円(税込)がかかりますが、安心料だと思えば安いものです。あんしん配送サービスを利用できない場合は、郵便局留めなどを利用しましょう。

また、チケット流通センターは身分のわかる売り手しか利用できません。身元を明かしたうえで犯罪行為を行う人はまずいないでしょうから、売り手側が詐欺を行っている可能性は低いと言えます。

買い手が売り手の住所を悪用する可能性も否定できません。その防止策として前述のとおり、売り手はチケット流通センターを差出人とすることができます。

トラブルに巻き込まれないようにするには、極力自分の個人情報を開示せずに取引できる方法を選ぶことも大切です。チケット流通センターが用意しているサービスを上手に利用して、安全安心な取引を行いましょう。

チケット流通センターのキャンセル料と無視して払わないときのペナルティ



チケットの個人間売買が出来るチケット流通センターの買い手と売り手のキャンセル方法、キャンセル料を無視して払わないときのペナルティについてです。

チケット流通センターでチケットを購入したり販売したりした際、何かの不都合からキャンセルをしたくなることもあるかもしれません。

購入者の場合は入金期限内に入金をしないことでキャンセル扱いとなりますが、売り手都合のキャンセルは場合によって高額のキャンセル料を請求されることがあります。

このページではキャンセルについて詳しくご紹介していきます。

チケット流通センターのキャンセル方法

チケット流通センターのキャンセル方法についてはいくつかあります。買い手の場合と売り手の場合のそれぞれをご紹介します。

■買い手の場合

入金前までは取引のキャンセルが可能です。通常取引の場合、注文日から2日後の午後3時。チケエク取引は注文から30分以内が入金期限です。

例)9月1日に注文→9月3日の午後3時が入金期限

取引をキャンセルする場合は、ログイン後マイページ内にある「お取引中チケット一覧」の取引画面からキャンセル手続きを行いましょう。キャンセル料は必要ありません。

ただし、いたずらやキープ目的の注文防止の為、同一チケットの再注文はできなくなります。また、チケット代金の入金後は規約に基づく事由以外、一切キャンセルはできません。

なお、チケエクの場合は注文時に入金する必要があるため、規約に基づく事由以外一切キャンセルはできません。ただし、入金期限の「注文後30分以内」に入金されなかった場合、自動的にキャンセル扱いとなります。この場合もキャンセル料は必要ありません。

入金後に買い手が取引キャンセルできるのは、入金期限内に入金したのにも関わらず、チケット発送期限を過ぎても発送の連絡がない時などです。

詳細はチケット流通センター公式サイトの利用規約「第12条 買い手による注文のキャンセル」が「入金後にキャンセルが認められる規約に基づく事由」にあたりますので、こちらをよく読んでおくことをお勧めします。

■売り手の場合

【注文が入る前のキャンセル】

この場合は、ログイン後マイページ内にある「お取引中チケット一覧」の取引画面からキャンセル手続きを行いましょう

【注文後のキャンセル】

チケエク取引の場合、買い手の注文後はキャンセルはできません。

チケエク取引以外は買い手の注文後に在庫確認をする必要があるため、買い手への在庫連絡の際に「在庫なし」とすることで取引のキャンセル手続きが可能です。キャンセル料は必要ありません。

万が一、在庫あり連絡後に取引不成立となったり、チケエク取引でキャンセルとなったりした場合は、規定のキャンセル料を支払う必要があります。

チケット流通センターのキャンセル料

全てのキャンセル料は売り手がチケット流通センターへ支払う事となります。買い手のキャンセルにキャンセル料は一切発生しません。キャンセル料が発生する場合と、その金額についてご紹介します。

1.売り手による在庫有りの連絡後、売り手側の原因(チケットの不在、利用規約・規定違反の掲載内容不備・手違い・記載ミスを含む)により、取引不成立(キャンセル)となった場合

【通常取引のチケット】

■チケット売価×9.5%(ただし、当該金額が金950円に満たない場合は金950円)

例)チケット売価 ¥50,000
×9.5%
=¥4,750
キャンセル料は¥4,750

例)チケット売価 ¥8,000
×9.5%
=¥760
この場合は、950円未満なので、950円をキャンセル料として支払う

【チケエク取引のチケット】

■チケット売価と同額

例)チケット売価¥50,000なら、チケット流通センターに支払うキャンセル料も¥50,000

2.売り手が座席未定チケットを掲載。到着期限内に買い手へ送付できない場合や、その他の理由により入金後に買い手からキャンセルされた場合。(チケット流通センター公式サイトの利用規約第6条および第12条)

■チケット売価と同額

例)チケット売価¥50,000なら、チケット流通センターに支払うキャンセル料も¥50,000

3.チケット流通センター公式サイトの利用規約第12条にある「買い手による注文のキャンセル」が認められた場合。

【通常取引のチケット】

■チケット売価×9.5%(ただし、当該金額が金950円に満たない場合は金950円)

例)チケット売価 ¥50,000
×9.5%
=¥4,750
キャンセル料は¥4,750

例)チケット売価 ¥8,000
×9.5%
=¥760
この場合は、950円未満なので、950円をキャンセル料として支払う

【チケエク取引のチケット】

■チケット売価と同額

例)チケット売価¥50,000なら、チケット流通センターに支払うキャンセル料も¥50,000

1は複数サイトで同一チケットを販売している場合に要注意です。

またチケットの内容を余すことなく全て記載するのがルールですが、うっかり記載漏れがあったり、席番号が間違っていたりというミスでも、買い手からキャンセルの申し出があった場合は売り手側の不備によるキャンセルとなり、キャンセル料が発生します。

2は、当たり前のことですが入金後にも関わらず買い手へチケットが送付されなければ取引は成立しませんので、キャンセルとなりキャンセル料が発生します。座席未定にも関わらず掲載し購入されるため、そのキャンセル料はチケット代金と同額となっています。

3も、2と似ていますがその内容がかなり細かく規定されています。チケット流通センター公式サイトの利用規約をよく読んでおきましょう。

たとえば発送期限から二日以内に発送または発送完了連絡のどちらかがなされないとき・・・など、発送までのスケジュールはかなりタイトなものになっています。

したがって「発送はしたけど連絡を忘れていた」というありがちなうっかりミスでも、入金後の注文キャンセルが可能となり、その場合はチケット流通センターから売り手へキャンセル料が請求されます。

なお、キャンセル料は別な取引の売上金と差し引き清算されることがあります。

無視して払わないときのペナルティ

キャンセル料を無視して支払わないとどうなってしまうのでしょうか?

キャンセルとなった場合は、売り手はチケットの売価と同額のキャンセル料を請求されます。その金額は場合によっては相当高額となります。

また、買い手からの申し出によりキャンセルが可能というシステム上、買い手のごね得がまかり通る可能性もあり、どうしても売り手が不利になってしまいます。

このキャンセル料を巡っては支払う義務があるのかどうかも含め、インターネット上でもかなり物議を醸しています。

実際にキャンセル料を請求され未払いでいると、事務局から督促メールが届きます。それも無視してそのまま支払わずにいるとチケット流通センターから強制退会になります。強制退会になると再登録もできなくなります。

キャンセル料の支払いで裁判を起こされたという例は見受けられませんが、売り手は本人確認をされていますので、どこの誰がキャンセル料を支払わなかったのかという情報をチケット流通センターは把握しています。

買い手としても売り手としても、利用の際に利用規約に同意していますので、その内容には従わなければならないのが原則です。

ですが買い手都合と受け取れるような、あまりに不当なキャンセルにより、キャンセル料を請求されている場合は「消費者生活センター」(局番なしの『188』または0570-064-370)へ相談しましょう。

消費者生活センターの消費者ホットラインへ電話をすると音声ガイダンスが流れます。郵便番号の入力などを行えば、お住まいの地域の消費生活センター等を案内してくれます。

関連:チケット流通センターの購入者と出品者の手数料

チケット流通センターの塗りつぶしありなしの意味と違い



チケットの個人間売買が出来るチケット流通センターに出品してある宝塚などのチケット情報に記載してある「塗りつぶしあり」と「塗りつぶしなし」それぞれの意味と違いについてです。

チケット流通センターに出品されているチケットの中には塗りつぶしありと記載されているチケットがあります。個人情報保護の観点などからチケットの一部を塗りつぶす方もいますし、塗りつぶしチケットは安価で売買されることもあります。

しかし、それによって生じるのはメリットばかりではありません。トラブルのもとになることもあるデメリットについても詳しくご紹介します。

塗りつぶしありの意味

塗りつぶしありのチケットですが、出品一覧ではアイコン表示されません。注文ボタンを押して詳細画面が表示されて初めて塗りつぶしありのチケットだとわかります。



最近のチケットの中には、チケット名義人に氏名などの個人情報や、ファンクラブの会員番号や記載されている事があります。ファンクラブ先行チケットの場合ほとんど記載されていますが、これはチケットの高額転売を防止するためです。

高額転売が起きやすいサザンオールスターズのチケットの場合は、ファンクラブ先行はもちろん一般販売のチケットも全て本人確認をされます。

チケット流通センターに出品する際に、そうした個人情報を購入者に知られたくない出品者は、マジックペンや修正液などでチケットの氏名や性別、会員番号などの該当項目を隠す「塗りつぶし」を施すことがあります。

ファンクラブ先行チケットなどで転売を禁じられている場合、それらが分かってしまうとファンクラブの永久追放やチケット自体が使えなくなってしまう事もありますし、氏名を知られたくない人も多いからです。

塗りつぶしなしの意味

チケットの一覧に塗りつぶしなしと記載されている場合は、チケットに一切の修正が加えられていない事を意味します。



加えて「名義記載なし」チケットは一切の名義情報の記載が無いチケットを言い、「女性名義」「男性名義」はそれぞれ名義人が女性・男性を意味します。

チケットに加筆修正されていないので、入場時に怪しまれることは少ないかもしれませんが、詳細な座席番号などがネット上で表記されている場合、興行公式のチェックが入っている可能性もあります。転売禁止のチケットの場合ハイリスクと言えます。

塗りつぶしなしの場合、名義人も会員番号も性別も記載されたまま、購入者の手元に届きます。

チケット名義人と一緒に入場するのであれば何も問題ありません。購入の際に同行できるか出品者へ確認すると良いでしょう。

一緒に入場できない場合は、一時的に身分確認に必要な免許証や保険証などの身分証明書を入場時のみ借り受けるという方法もありますが、この方法で間違いなくパスできるかと言えばそうでもありません。

塗りつぶしありと塗りつぶしなしの違い

塗りつぶしありチケットの場合、個人情報を隠して匿名発送で出品すれば、転売の事実が興行公式側にバレたとしても出品者がダメージを受けることはないと言えます。

しかし、購入者としては安価であっても塗りつぶしがあるチケットの場合、かなりの確率で転売チケットであることが入場時にバレて入場制限をうけてしまいます。チケット出品者としても入場制限を理由に返金を求められる可能性があるので、デメリットが大きいと言えるでしょう。

名義が違う、性別が違う、という程度であれば何百枚何千枚とあるチケットの中で目視確認をする際もそこまで異常を感じることはないかもしれませんが、黒塗りされていれば話は別です。

本来なら黒塗りの必要が無いものが塗りつぶされていれば「何かよくない事を隠しています」と言っているようなものです。入り口で会場への入場を拒まれる確率も格段に上がると考えられます。

塗りつぶしなしのチケットの場合で、チケット名義人と同行できない場合は前述のとおり出品者の身分証明書を借り受けて本人確認をパスすることになるのですが、かなりグレーな方法となります。

なぜかと言うと、チケット名義人のふりをすることになるか、チケット名義人が来られなくなったので代理で来場したことにするかのどちらかだからです。

代理来場の場合はチケットのほかにチケット名義人の身分証明書の原本、代理参加者の写真付き身分証明書の原本の三つが必要になります。

出品者としては一時的とはいえ公的な身分証明書を他人に貸与するのですから、悪用されるリスクがあります。

また入場時の確認書類を全て揃えていても、転売の事実が発覚すれば入場を拒まれることは当然ありえます。

過去にあった例では、転売が発覚したチケットに関しては当日来場しても、入場の際にアラートが鳴り入場できなかったり、スタッフがパソコンでチケット購入者情報を閲覧しながら、チケット所持者に口頭で本人確認をしたりとかなり厳重にチェックを行う場合があるようです。

その際はチケット購入者の住所や電話番号などの詳細な個人情報を質問されることもあり、答えられなければ入場を拒否されますし、興行公式からは一切の返金もされません。

塗りつぶしなし、塗りつぶしあり、どちらの場合もメリットもデメリットもあります。チケットの売買金額が高額になればなるほどそれは増していきます。出品する場合も購入する場合もリスクをしっかり把握したうえで利用しましょう。

関連:チケットキャンプで本人確認があるコンサートか確認する方法

チケット流通センターの良い評判と悪い評判など口コミまとめ



チケットの個人間売買が出来るチケット流通センターの評判はどうなのか、チケット流通センターの良い評判と悪い評判をまとめました。

初めてチケット流通センターでサービスを利用しようと考えている人にとって、参考になるのが実際に利用した人の口コミや評判です。

これらはチケット流通センターがどのようなサービスを行っているサイトで、安全に取引できるのかどうかを知りたいときにいい判断材料になります。

インターネット上にはチケット流通センターに対する良い評判も悪い評判もどちらもありますが、このページではそれらをまとめました。参考になさってください。

評判を見る際の注意点

チケット流通センターはメルカリやラクマのようなフリマサイトと同じように、個人間のチケット売買を仲介するサービスを行っているサイトです。

チケット流通センターではあくまでも出品者と購入者の仲介を行っているだけですので、出品者や購入者の問題を運営会社の問題にしてしまってはいけません。

書かれている評判が何に対してのものなのかをしっかり見極める必要があります。

例えば「入金後に出品者と連絡が取れなくなり、運営に相談したが取り合ってもらえなかった」という口コミがあったとしましょう。これは運営に対する率直な評判です。

それでは、「サイトを利用してチケットを購入したが、入金後に出品者と連絡が取れなくなった。あのサイトは良くない」これはいかがでしょうか?悪いのは出品者であって仲介をしているサイトに問題があったわけではありませんよね。

中にはこの例のように出品者の不備を運営会社の問題のように思い違いをして口コミなどを書いている人もいますので、気を付けましょう。

良い評判(利用するメリット)

チケット流通センターを利用するメリットとして次があげられます。

◼︎代金を預かってもらえる

チケット流通センターが売買の仲介をするので、チケットが確実に購入者の手元に届くまで代金をプールしていてもらえます。

万が一チケットが届かない場合は全額返金されます。トラブル時には「送金停止依頼」をすることも可能です。

◼︎個人情報を伝えなくても良い

オプションになりますが、発送先を相手に開示しない「あんしん発送」で取引をすることで、匿名取引が可能です。

売り手はチケット流通センター名義での発送も可能ですし、購入者と電話やメールでやりとりをする必要もありません。

◼︎公演当日までの売買が可能

開演直前まで取引ができ、その場合もチケット代金を預かっていてもらえます。その場で代金と引き換えにチケットを受け取る…というような安全性の低い取引をする必要はありません。

◼︎チケットの90%以上に在庫保障がある

売り手が在庫を保障しているチケットなので、入金後はチケットが送られてくるのを待つだけです。

◼︎身元が分かる売り手のみが出品

全ての売り手は「本人限定受取郵便」(対面で身分証明書を確認することで受け取れる)を利用した本人確認を実施されています。

どこの誰が出品しているかを運営側が確実に把握していて、身元のしっかりした人でなければ売り手として利用できません。

盗難や偽造といった不正に取得したチケットを知らないうちに買わされる…などといった事態は避けられます。

◼︎取引実績が多い

取引実績は400万件以上におよびます。利用者の多さは安全性が確立されている事の証明と言えるでしょう。

◼︎カスタマーサポートがある

利用・取引に関する質問や、万が一のトラブルにもカスタマーサポートが迅速に対応してくれます。サポートがしっかりしているのもチケット流通センターの特徴です。

悪い評判(利用するデメリット)

チケット流通センターを利用して生じるデメリットとして次があげられます。

◼︎巨額のキャンセル料が発生する場合がある

チケエクチケットあるいは座席未定チケット(通常・チケエク)でキャンセルが発生すると、チケット売価と同額のキャンセル料が発生する場合があるのですが、チケット流通センターのトラブルとして圧倒的に多いのが、このキャンセル料を請求されたというものです。

過去にあったのは買い手から「売り手の掲示内容に不備があった」という理由で入金後にキャンセルとなり、キャンセル料として販売金額72000円をチケット流通センターへ支払うよう請求が来たというケースです。

◼︎売り手が不利なシステムである

キャンセル料は売り手側に問題が生じて取引不成立となった場合のペナルティとして請求されることが殆どなのですが、前述の場合は「チケットの席には関係のないが、扉の掲載が無かった」という理由でのキャンセルでした。

「チケットが女性名義なのに、名義記載無しになっていた」のでキャンセルというものもあります。

売り手側としては小さなミスですし、買い手は返金され何の損害もないのですが、チケット流通センターへの多額のキャンセル料が発生し、支払い義務も生じます。

買い手の安全性は十分に保護されています。しかし売り手になった場合、小さなミスや買い手の一言で思わぬトラブルに発展する可能性があります。

チケット流通センターの良い評判・悪い評判をまとめてみましたが、良い評判は買い手からが殆ど。悪い評判は売り手からが殆どでした。

特に悪い評判のほとんどが買い手とのトラブルというよりはキャンセル料に関すること。つまり、うっかりミスの場合は防げたはずのトラブル、というわけです。

多額のキャンセル料を請求されないようにするためにも、チケット流通センターは売り手に不利なシステムだということを十分肝に銘じたうえで、チケットの内容は「全て」「記載漏れなく」「間違いなく」「しつこいくらいに」記載し、確認を重ねたうえで取引にのぞみましょう。

悪意ある記載漏れや座席番号違いはもってのほかですが、うっかりミスでもそれが理由で取引が不成立になった場合、利用規約にある以上はキャンセル料を支払わなければなりません。

利用規約に同意して利用しているとみなされるからです。「これくらいなら大丈夫だろう」といった油断は禁物です。売り手も買い手も自衛しながら安全に上手にサイトを利用しましょう。

関連:年会費無料!チケットストリートに会員登録する方法

チケット流通センターで公演当日に手渡しで取引する方法



チケットの個人間売買が出来るチケット流通センターで公演当日(直前)に会場での手渡しで取引する場合の購入方法・料金支払い方法、出品者と購入者のやり取り方法についてです。

チケット流通センターでは電子チケットや発券番号のあるチケット、または直前取引に限り、公演当日にチケットを売り買いすることが可能です。

チケエクという在庫補償のある取引方法ですぐに料金を支払うことで、取引がその日のうちに成立させられるからです。

このページでは直前取引でチケットを手渡しで取引する方法についてご紹介します。

当日手渡しでの購入方法

公演当日の取引の場合、遠方からチケットを送付してもらう方法では到底間に合いません。その場合は当日にチケットを手渡ししてもらう事になります。なお、チケットを購入する流れは通常のチケットの場合と同じです。

1.まずは商品を購入します。チケット流通センターにログインして欲しい公演チケットを検索し、見つけたら「注文へ」をタップします。その際「チケエク」「直前(手渡し)」のアイコンがあることを確認しましょう。



2.購入予定のチケット詳細情報画面が表示されます。公演名、枚数、代金や注意事項を確認しましょう。「取引方法の説明」にチケットを手渡す際の内容が記載されています。



「その他」に「女性名義」とありますが、これはチケットを販売している方が女性であることを示しています。女性の購入者が販売者と直接会うとなった場合でも女性同士ならより安心して取引できます。

3.画面をスクロールすると登録チケット購入フォームが表示されます。取引方法や支払い方法を確認しましょう。問題なければ「確認画面へ」をタップします。



直接取引の場合、チケエクで取引されます。チケエクの場合注文から30分以内に支払いを済ませなければなりませんので注意しましょう。

4.さまざまな注意事項や、取引方法の説明、注文内容が表示されます。入金後のキャンセルができないことなどが書かれていますので、よく確認したうえで「規約に同意の上、注文する」をタップします。



あとは、インターネット支払い、クレジットカード支払い、コンビニ支払いのいずれかの方法で30分以内に支払いを済ませましょう。

万が一30分経過すると自動的にキャンセルとなります。キャンセルになったチケットは二度と購入できませんので注意してください。

注文と入金が終わったら、連絡ボードを使用して購入者と待ち合わせ場所などを決めていくこととなります。

当日手渡しでの料金支払い方法

当日手渡しの場合はチケエクでの取引になりますが、チケエクでは入金確認に時間のかかるPay-easy対応ATM振込は使えません。

利用できる支払い方法はインターネット振込・クレジットカード支払・コンビニ支払の3つとなります。

特にコンビニ支払いは現金で支払いができるので便利なのですが、30分以内に入金を済ませなくてはならないという制約がありますので、可能であれば最後の注文ボタンはコンビニ店内で押すようにしましょう。

注文をしてからコンビニに出かけていては間に合わなくなる可能性があります。

また、「直前取引(手渡し)」の中には、手渡しをするのではなく「公演日に間に合うように発送します」と記載されているチケットもあります。

この場合は速達やそれに準じる方法でチケットが発送されてきます。その送料はチケット代に含まれ、購入者が送料を支払う事はありません。

出品者と購入者のやり取り方法

出品者と購入者は「連絡ボード」という個別の掲示板でやり取りをするようになります。連絡ボードではメッセージ・写真・画像のやり取りができます。(取引相手以外には公開されません。)

LINEやメールなど、その他の手段でのやり取りは禁止されています。

それでは、チケット代金入金後から当日受け取りまでのやり取りの具体例をご紹介しましょう。

◼︎出品者

はじめまして。お支払ありがとうございます。
お取引完了までどうぞよろしくお願いします。
チケットのお引渡しについては取引方法の説明にも記載しましたが、
当日の15時に会場近くの○○で待ち合わせをして、
そこでチケットを手渡ししたいと思います。
お時間のご都合は大丈夫でしょうか?

◼︎購入者

はじめまして。こちらこそお取引完了までよろしくお願いします。
申し訳ありません。当日の15時では開場ギリギリになってしまいそうなので、
14時に○○でもよろしいでしょうか?
チケットは直接手渡しで大丈夫です。
チケットの確認後すぐに「受取完了連絡」をさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

◼︎出品者

お返事ありがとうございます。
わかりました。14時ですね。
当日○○に着きましたら、また連絡ボードにご連絡いたします。

◼︎購入者

お時間のご変更ありがとうございます。
私も○○に到着したらご連絡いたします。
当日はよろしくお願いします。

基本的に丁寧語で、誠意を持ってやり取りしましょう。

また、確認漏れでトラブルにならないように、取引が完了するまで「連絡ボード」はこまめにチェックしましょう。

当日にチケットを受け取れなかった場合の対処法

公演日当日にチケットを直接取引で購入し、入金したにもかかわらず、チケットが受け渡しされなかった・・・。考えたくないトラブルですが、何時間も待った挙句のはてに公演にも間に合わないなどという事態もあるようです。

そんな時は真っ先にマイページの該当チケット取引画面から「送金停止依頼」をしましょう。

送金停止依頼をすると、チケット流通センターから売り手へのチケット代金支払いをストップすることができます。その後、連絡ボードを使用して取引相手と話し合いをしてください。

送金停止依頼中は、チケット代金はチケット流通センターが預かっている状態です。話し合いで問題が解決し、取引を続行する場合は「送金停止解除」を行いましょう。

どうしても取引相手との話し合いが解決しない、取引相手と全く連絡が取れないなどの場合は、カスタマーサポートへ連絡しましょう。

関連:チケット流通センターの問い合わせ用の電話番号とメールフォーム

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