メルカリは副業になる?マイナンバー制度と公務員という本業に注意
iPhoneやAndroidのスマートホン用フリマアプリのメルカリでの商品販売は副業となるのかどうかについてと、それに伴ってメルカリとマイナンバーの関係や公務員である場合のメルカリとの付き合い方などを紹介します。
メルカリを始め、ヤフオク!やAmazonなど個人が商品を販売することのできるプラットフォームはインターネットにたくさんあります。
これらで商品を販売したからと言ってそれが即「副業になる」ということにはなりませんが、場合によってはメルカリが副業に成ることもありますし、勤め先が副業禁止の会社や自信が公務員であった場合には勤務先にばれて職を失う可能性さえあります。
マイナンバー制度の導入で勤務先に副業がばれやすくなったとの噂もありますが、メルカリでの話に交えてそのあたりのことも紹介します。
メルカリが副業になるのかどうか

まずメルカリが副業になるのかどうかについてです。
そもそも副業とは定義としては「収入を得るために行う本業以外の仕事」となっていますがこの定義自体があいまいであるのと、企業の場合には副業とみなされる基準はその企業それぞれの規定があるため一概には言えません。
ただおおよそ言えるのは「収入を目的としていること」「収入が発生していること」の少なくともどちらかを満たしていれば副業とみなされることが多いです。
但し一定規模以下の不動産賃貸業などは公務員の副業禁止規定の例外となっているため、多くの企業でも不動産賃貸などは副業禁止の例外としています。
さてメルカリでの商品販売が副業となるかどうかですが、過去には実際のフリーマーケットで商品を販売していた公務員が副業禁止規定により処分されたという例もあるため、メルカリでの販売も十分に副業とみなされる可能性はあります。
ただしこれは極端な例であり、基本的には個人の不用品を処分するというレベル、つまりわざわざ売るものを仕入れに行ったりしない限りは副業とみなされる可能性は低いといえます。
また金額で言えば、確定申告が必要となるラインの年間20万円の利益までであれば副業とみなされる可能性は低いといえます。ただこれも自身の不用品販売だけであれば20万円を超えても確定申告の必要はないためあくまでも目安といえます。
要約すると、メルカリで売るための商品の仕入れをしている場合には「収入を目的としている」と見なされうると言え、本業以外での利益が年間20万円以上あれば「収入が発生している」と見なされうると言えますので、どちらか一つでも満たしていれば副業として見なされる可能性はあります。
またこれらを満たしていなくてもメルカリに関連する作業のせいで本業に支障をきたした場合にはそれも副業とみなされる可能性があります。
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副業が勤務先にばれるのかどうか

副業禁止規定が問題となるのであれば、例えメルカリが副業だとしても勤め先にそのことがばれなければ別に問題は無いと言えます。
では副業が勤め先にばれる可能性があるのはなぜなのでしょうか?
1.明らかに本業に影響が出ている
通常の勤務が終了した後にメルカリでの販売のための作業や仕入れを行うと、疲れが翌日の勤務時に残るということが往々としてあります。
1日や2日なら問題はありませんが、それが常態化することで副業をしていることがばれることがあります。
メルカリに限らず副業がばれる多くの原因は、様子がおかしかったり、勤務が不真面目になったりと問題が表面化するためです。
2.密告、ちくり
1と並んで副業が会社にばれる理由として挙げられるのは自分以外からの密告やちくりと言った方法によるものです。基本的に副業禁止規定の元で副業をしているのであれば誰にも話さない方が無難です。
また自分から飲み会の席などでうっかりと漏らしてしまい会社にばれることもあるので情報の管理には注意しましょう。
3.確定申告による住民税の変化
本業以外の所得が20万円を超えた場合には会社員であっても確定申告を行わなければなりません。もちろん確定申告を行うと会社員の時と納税額が変わります。
そして何も考えずに確定申告をしてしまうと次の年の源泉徴収の額が変化するため、経理の担当者がその変化に気づくことで副業をやっていることがばれるという訳です。
もちろん確定申告をしなければ源泉徴収の額は変化しませんが、それは脱税になりますので副業禁止規定違反よりも大きな問題になります。
この問題の解決法としては、副業分の納税を普通納税(自分で振り込む)にすれば源泉徴収額は変化しません。詳しくは税務署に行くか税理士の方に問い合わせてください。
ちなみにマイナンバーによって企業に副業がばれる、と言ったうわさがありますがマイナンバーが関係して副業がばれるということは今のところはありません。
ただしマイナンバーに関しては運用されてあまり経っていないため今後、法解釈の変更や法律自体の変更によってこの限りではありません。
こちらも詳しくは税理士や税務署へ相談に行くようにしてください。
公務員という本業に注意

自身が公務員である場合には、規則ではなく国の法律で副業が禁止されているため、企業勤めの場合以上に副業をしてはならない立場にあります。
メルカリでの商品販売において、営利目的でない場合でも、自分のものを販売するだけでも公務員法で禁止されている副業に該当する可能性があります。
メルカリの様にフリ―マーケットの出品でも、例えば購入時の値段よりも高く売れた場合や、貰ったものを販売した場合には利益が出ているので副業とみなされる可能性があるという訳です。
もちろん絶対にフリーマーケットに売り手としての参加が禁止されているわけではありませんが、担当者の解釈次第でどうにでもなるというわけです。
しかし許可がある場合には例え公務員 でも堂々と副業ができるので、どうしても出品したいのであれば許可を取ると安心といえます。
以下はこの項目の関連法律です。
国家公務員法第百三条
「1.職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。2.前項の規定は、人事院規則の定めるところにより、所轄庁の長の申出により人事院の承認を得た場合には、これを適用しない。」
地方公務員法第三十八条
「1.職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。2.人事委員会は、人事委員会規則により前項の場合における任命権者の許可の基準を定めることができる。」
関連:メルカリで確定申告が必要な収入と税金を払う時期
そもそもメルカリは稼げるのか?

会社規定という意味で副業になるのかどうかはともかく、副収入という意味での副業になるかどうかという点で言えば最も重要なのは実際に稼げるかどうかです。
もしメルカリが稼げないのであれば、副業の禁止規定にかかる危険性を冒してまで取り組む意味はありません。
この問いに対して、結論から言えばやり方次第ですが十分に稼ぐことは可能です。
メルカリでもAmazonでもヤフオク!でもすべてそうですが、それらはただのプラットフォームでありツールであるので、稼げるかどうかはそれを利用するユーザー自身にかかっています。
当然稼げる使い方をすれば稼げますし、稼げない使い方をすれば稼げません。
もっとも単純で簡単な稼ぎ方は、稼いでいる人のマネをすることです。
ネット上で情報を公開している人もいますが、できれば直接会ってノウハウを教えてもらうのが理想的です。
もちろん無料で教えている、という人は少ないですが勉強するのにお金を惜しむことはあまり得策とは言えません。
また他の人にはない自分だけが得意なことを生かすというのも稼ぐコツの一つです。
一例としてファッションに詳しい友人は、東京の有名なセレクトショップ限定品をメルカリで販売することで稼ぐという事をやっていました。
興味のない一般人からすればどの店も同じように見えるセレクトショップですが、ファッション通からすれば有名な店、価値のある商品がわかるのだと言います。
そして地方の人が東京のそのお店まで買いに来るよりも、定価に数千円上乗せした額でメルカリから買う方が経済的であることもわかる話です。
今の時代、どんな会社でもいつ潰れてもおかしくはないので自分のビジネスを構築するという意味では、その入り口としてメルカリでの商品販売を副業として初めて見るというのはおすすめです。
関連:メルカリは売れる?儲かる?Amazon現役出品者の目線
メルカリでラクマに誘導されたときの対処法と誘導する理由
iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリから別アプリである楽天が運営するラクマに誘導された時の対処法、ラクマに誘導する理由についてです。
メルカリで商品を購入した時に「安くするのでラクマで同じ商品を購入してくれ」と頼まれる、誘導されることがあります。
ラクマというのはメルカリと同じくフリマアプリであり、楽天市場で有名な楽天が運営しています。
見た目や使い方もメルカリにそっくりに作られており、メルカリを強く意識しているのが分かります。
そのラクマに誘導してくる出品者に出くわした場合には、購入者がとる対処法は誘導に載ることではなく運営へ通報することです。
ラクマに誘導する理由

メルカリで既に購入が決まっていたり、購入するつもりがあるユーザーをわざわざ別アプリであるラクマに誘導する理由は何なのでしょうか?
一見すれば、そのままメルカリで取引を確定すれば売り上げが入るのに手間がかかるだけなように見えますがそこにはきちんと理由があります。
理由は単純で、ラクマの方がメルカリよりも手数料が安いのです。
公式サイトの「ラクマの利用ガイド」にあるように、出品者から見るとメルカリでは売り上げの10%が手数料として引かれますが、ラクマは手数料が無料ですのでその差は歴然です。
ちなみに購入者からすればメルカリもラクマも支払い方法さえ選べば手数料が無料ですのでそこに関しては差はありません。
出品者としては同じ値段であれば当然手数料の無いラクマで売れば手数料の分だけ儲けが増えるわけですし、多少安くしても問題ありません。
購入者としても安く買えるのであれば確かにいい気がします。
ですがこの方法の問題点はメルカリの規約違反であるということだけでなく、取引の場がメルカリからラクマに移っていることでトラブルが起こった時にどちらの運営も対処してくれない可能性がある点です。
メルカリ側からしてみれば規約違反をしているのであるから対処する必要もなく、またラクマとしてもトラブルの発端はメルカリ側であるとして対処しない可能性が十分あります。
個人間取引はある程度トラブルが起きやすいという性質もあるのですが、そもそも平気で規約を破って他サイトへ誘導する販売者と、多少安いからと言ってホイホイと他サイトへ誘導される購入者が組み合わされば簡単に詐欺が成立しそうというのは簡単にわかります。
このような安易な誘いには乗らずにきちんと通報することを徹底しましょう。
ラクマでメルカリよりも安く買いたいのであれば、メルカリと見比べながらラクマを使うようにすれば問題ありません。
ラクマへ誘導する出品者への対処法

出品者が購入者をメルカリからラクマへ誘導する行為はメルカリの規約に違反します。
これはメルカリの利益を下げる行為である、つまり大勢のユーザーが行うとメルカリの運営ができなくなる可能性がある重大な規約違反ですのでそれ相応のペナルティが課せられます。
購入者はこのような出品者がいた場合には運営に通報を行います。
またその際に「運営に通報します(しました)」などのようにわざわざ相手へ通報したことを知らせる行為は余計なトラブルを増やす可能性がありますので黙って行います。
通報する方法はメニューの「お問い合わせ」の「その他」の項目より「お問い合わせする」を選択します。
問い合わせ内容には該当する商品IDなどの情報と、外部サイトへ誘導された旨を記入すれば大丈夫です。
問い合わせ方法については別ページで詳しく解説していますのでそちらを参照してください。
関連:メルカリ事務局に電話やメールで問い合わせる方法
ラクマに誘導するタイミング

出品者がラクマに購入者を誘導するタイミングは3つです。
1.出品した商品のコメント欄でやり取りしている時。
2.出品した商品を購入して取引メッセージを送ることができるようになった時。
3.購入者が出品者のプロフィールを見た時、そこに堂々と書いてある場合。
基本的に3つ目に関しては自分で規約違反を運営に見つけてくださいと言っているようなものなので除くとして、多くの場合は1つ目のコメントでやり取りしているタイミングで誘導が行われます。
というのも取引が始まったしまった場合には、購入者は支払いを済ませてしまう可能性があるため、誘導のタイミングが難しいからです。
もし支払いが完了した相手を誘導した場合には、取引のキャンセルおよび返金手続きが必要となり、この場合には必ず運営へ連絡を行わなければなりません。
そうなるとキャンセルおよび返金手続き時には運営は高確率で取引メッセージを確認するため、通報されなくても外部への誘導の規約違反が見つかる可能性がほぼ100%となってしまいます。
このため取引メッセージでの誘導は少し難しくなっています。
このような理由からラクマへの誘導および他のサイトなどへの誘導はほぼ全てが購入前のやり取りの時に行われるわけです。
ラクマの手数料が無料の理由

余談ですが、ラクマは購入者からも出品者からも手数料無料でどうやって運営をしているのでしょうか?
ラクマは広告収入を得ているというのも手数料を取らなくてもやっていける理由の一つですが、今の時期の本当の目的はメルカリやフリルから顧客を奪ってシェア1位を獲得することです。
その間の運営資金は運営元が楽天ですので特に問題にはなりません。
そしてその後、手数料の安さに引かれてやってきた顧客がラクマに定着してきたところでじわじわと手数料を上げていくというのは間違いありません。
これは通販業界ではAmazonが送料無料で顧客を囲い込み、顧客が定着したところで出品者から徴収する手数料を毎年じわじわと上げている構造に似ています。
メルカリの牙城を崩すまでは今の状態は続くと考えられますが、ラクマ運営が見切って事業を引き上げるのが先かメルカリを追い抜くのが先かは非常に興味があるところです。
関連:ラクマ(旧フリル)に出品する方法と手数料
2016年4月の熊本地震がメルカリに与えた影響
2016年4月に発生した熊本大地震が、iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリに対して与えた影響についてです。
熊本地震、または熊本大地震とは、2016年4月14日21時26分に熊本地方を震源地として発生したマグニチュード6.5、最大震度7の地震です。
またその地震を本震とした九州地方で起こっている一連の地震の総称として熊本地震の名が使われることもあります。
この地震はエネルギーが大きかっただけでなく震源が浅く熊本都市圏の近くだったこともあり被害はかなり大きく、一見関係なさそうなメルカリに対しても、売上が減少や熊本・大分へ荷物を送ることができないといった多くの影響を与えました。
特に配送関連の影響は大きく、当然のことながららくらくメルカリ便にも支障が出ました。
震災がメルカリに与えた具体的な影響

・売上に関して
売り上げの変化に関しては具体的にどれほど変化があったのかはわかりません。
予想では減少している、とする見方がある一方で震災特需であったりだとかチャリティーや募金をすると銘打ったりだとかで売り上げを伸ばす出品者もいます。
東北大震災の時に比べると、地震によるダメージを直で受けている人数が少ないため大幅な変動はないといえます。
・出品者の出品方法の変化
売上の項目で少し触れましたが、震災に関連した出品が増えました。
特に「熊本の方限定」で激安で支援物資を販売する、というメルカリを介した支援が行われていたのが印象的です。
この方法は購入者を限定するという規約違反行為ですが、ユーザーの反感を買うような内容ではないので運営による取り締まりは確認できませんでした。

他にも売上の一部や全部を寄付をするという出品者なども見受けられました。
また「○○が必要です。支援していただける方、連絡お願いします」という出品側であるにもかかわらず商品をリクエストするという形の出品をしている方もいました。
・配送関連
震災の影響として最も大きかったのは、やはり配送関係の部分です。
震災直後〜数日間は、ヤマト運輸や日本郵便、佐川急便などの配送会社のほとんどで熊本での集荷・配達が困難な状態であり、それを理由に熊本宛ての荷物の引き受けを一時中止していました。つまり発送自体が不可能でした。
また九州全体で見ても配達や集荷は可能でしたが、高速道路が一部壊れていたりと言った理由から配達の遅延が起こっていました。
・らくらくメルカリ便
らくらくメルカリ便の配送業者はヤマト運輸ですから、当然震災時も同じ影響を受けますし、その際の配送方針も同様となります。
つまり熊本地震では熊本への発送が一時的に停止、九州全体でも配達が遅延していた、ということです。
他のサイトでの支援

メルカリ以外の通販サイト・フリマアプリでも熊本地震被害者への支援をユーザーが行うという事が見られました。
もっともわかりやすく影響があったのは通販サイト最大手のAmazon.co.jpでしょう。
Amazonでは公式が被災地への支援を目的として、元よりある機能だった「ほしい物リスト」を熊本地震の被災地向け仕様にすることで、被災者と支援をしたいユーザーとをマッチングさせるという方法を行いました。
ほしい物リストは、ユーザーAがほしい物リストを作って多くの人に公開し、それを見たユーザーBがそのほしい物リストから商品を購入することで、商品はAに届き、支払いはBが行う、という機能です。
震災での利用では、被災者がリストを作り、支援者がそこから商品を購入するという流れで、Amazon.co.jpを介して被災者支援が行われるといったイメージです。
実際には被災地の避難所ごとのほしい物リストをAmazonが製作し、支援者はそこから商品を購入することで避難所単位での支援を行うことができました。
メルカリやAmazonに限らず、通販サイトとSNSを組み合わせたような使い方をすることでこのように支援ができるというのはインターネットの発達と物の使い方の工夫の賜物と言えます。
震災に便乗した詐欺に注意!!

前述のように非常時には出品者が逆に欲しいものをリクエストする、というような通常時では考えられ無い出品があります。
このような出品に善意で答えてあげることは非常に素晴らしいことだと思いますが、一方で人の善意を利用した詐欺を行う出品者がいるのも事実です。
善意か悪意かは判断が難しいです。しかし被災地の人以外には支援物資は送らない、といった程度のことだけでも最低限の詐欺は防げます。
被災地以外へ行った被災者の方も切り捨ててしまう形になるようですが、被災地でないならば支援できる力がある人間はまわりにたくさんいますから大丈夫です。
他にも「まとめて持って行くので自分のところに送ってください」というパターンは一番手元にものを集めることができるので詐欺に使われやすいです。
支援物資を運んでもらうのであれば、メルカリではなくきちんとした団体を探してそちらに任せるようにしましょう。
関連:メルカリの詐欺の手口と詐欺に遭わないための対策
らくらくメルカリ便のゴールデンウィークの発送と配達
iPhoneやAndroidのスマートホン用フリマアプリのメルカリで利用できるらくらくメルカリ便のゴールデンウィーク(GW)中の発送や配達についてです。
ご存じの通りゴールデンウィークは4月29日の昭和の日、5月3日の憲法記念日、5月4日のみどりの日、5月5日のこどもの日、の4つの祝日とその周辺の土日を含んだ大型連休のことです。
これだけ土日祝日が連続しているとメルカリでの商品発送に影響はないのかどうかが気になるところです。
その中でもお得に商品を送ることができる「らくらくメルカリ便」のゴールデンウィーク中の発送・配達に関しては特に気になります。
ゴールデンウィーク中の祝日に問題なく発送できるのか。ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便で違いがあるのか。
このページではこれらの質問をまとめて解説していきます。
らくらくメルカリ便の発送・配達はヤマト運輸

らくらくメルカリ便はメルカリとヤマト運輸が提携しているサービスです。
つまり発送・配達はヤマト運輸の担当ですので、ゴールデンウィーク中の発送・配達はヤマト運輸の営業日に依存します。
ヤマト運輸の営業日は、集荷と配達を行うドライバーのものと、ヤマト運輸の営業所のものの二つに分けることができます。
まずドライバーの営業日ですが、365日休みなしです。これは土日祝日も関係ありません。
一方のヤマト運輸の営業所の営業日は、それぞれの営業所ごとに異なります。日曜日や祝日が休みの営業所もあれば365日休みなしの営業所もあります。
これらとらくらくメルカリ便の発送・配達との関係は以下の通りです。
らくらくメルカリ便の発送

らくらくメルカリ便の発送方法としては、ヤマト運輸の営業所からまたはファミリーマートなどのらくらくメルカリ便が提携しているコンビニから発送するか、またはヤマト運輸のスタッフに家まで集荷に来てもらって発送する方法があります。
発送時にヤマト運輸の営業所を利用するのであれば、発送できるかどうかは利用する営業所がゴールデンウィーク中もやっているのかどうか次第となります。
一方で発送にコンビニを利用するのであればゴールデンウィーク中も問題なく発送できます。
スタッフによる集荷は、365日いつでも受けることができますのでゴールデンウィーク中でも問題なく行うことができます。
発送方法では、ネコポスで集荷が利用できない点以外はネコポス・宅急便コンパクト・宅急便で違いはありません。
関連:らくらくメルカリ便をコンビニのファミリーマートから送る方法
らくらくメルカリ便の配達

らくらくメルカリ便の配達は、ヤマト運輸のドライバーが行うため365日土日祝日関係なく毎日配達されます。
これはもちろんゴールデンウィークも含まれていますので何の問題もありません。配達日指定や配達時間帯指定もできます。
ただし、シーズン的な問題として交通渋滞が起こりやすいため、通常時よりも配達に日数がかかり安い傾向があります。
配達に関してもネコポス・宅急便コンパクト・宅急便での違いはありません。
ちなみにらくらくメルカリ便以外でもヤマト運輸が配達を行うサービスであればゴールデンウィークを含め土日祝日関係なく配達されます。
例えばらくらくメルカリ便でない通常のネコポス・宅急便コンパクト・宅急便などの配送方法が該当します。
逆に日曜や祝日に配達が行われないものとしては日本郵便のゆうメールや普通郵便(定形・定形外)などがあります。日本郵便が日曜や祝日に配達するのはクリックポストやレターパック、ゆうパックなどとなっています。
関連:ゴールデンウィーク期間中の郵便局の営業日と営業時間
GWに配達完了となった追跡結果
ゴールデンウィークに配達が完了となった過去の実際の追跡結果は以下の通りです。◼︎5月4日(みどりの日)に配達完了となった宅急便
荷物状況 | 日付 | 時刻 | 担当店名 |
荷物受付 | 05/02 | 21:10 | 東京法人営業支店 |
発送 | 05/02 | 21:10 | 東京法人営業支店 |
調査中 | 05/03 | 16:48 | 沖縄ベース |
配達完了 | 05/04 | 11:37 | 普天間センター |
ゴールデンウィーク直前の5月2日(水曜日)の夜に東京都から発送された宅急便は、2日後の5月4日(みどりの日)の午前中に沖縄県の配達先の住所に配達が完了しています。
GW中の売り上げとGW明けの売り上げ

最後に、ゴールデンウィーク中の売り上げについては、通常よりも上がるとする意見と下がるとする意見があります。
逆にゴールデンウィーク明けはメルカリに限らず通販全体の売り上げが落ちる傾向にあります。
ゴールデンウィーク中に売り上げが落ちるという意見の理由としては、実店舗に足を運ぶ時間があるためインターネット上での購入活動が下がるのが一点と、商品購入以外のレジャーなどでお金を使うため商品購入意欲自体が減っているというのが一点です。
一方でゴールデンウィーク中に売り上げが上がるという意見の理由としては、普段よりも多くスマホに触る時間が増えるため、必然的にメルカリの利用時間も増えるので売り上げが上がるというものです。
またこどもの日がゴールデンウィーク内にあり、さらに母の日が近いためプレゼントを購入するというのも一つの理由として挙がっています。
そしてゴールデンウィーク明けに売り上げが落ちる理由は、ゴールデンウィーク中にお金を使うため購入意欲が落ちているからです。
シルバーウィークのメルカリ

ちなみにゴールデンウィークの対の連休としてシルバーウィークというものも秋にあります。
年度によって9月だったり10月だったり、さらには連休になったりならなかったりとゴールデンウィークほど安定して長期休暇とならないため、ゴールデンウィークに起こり得る配送の遅延などはかなり起こりにくくなっています。
ですのでらくらくメルカリ便をシルバーウィークに利用する場合でも特に大きな心配はしなくても、普通の3連休に商品を発送する程度の認識で大丈夫です。
余談ですが、9月の秋分の日が年によって日がずれる関係で、うまくいかなければ連休がなし、うまくいけば5連休となるのが9月のシルバーウィークです。
過去を含め9月に5連休が出現するのはこの半世紀の間だと、2009年、2015年、2026年、2032年、2037年、2043年、2049年の7回だけです。
関連:土曜日や日曜日や祝日でも配達される日本郵便のサービス一覧
メルカリのアップデート方法とアップデートできない時の対処法
iPhoneやAndroidのスマートホン用フリマアプリのメルカリのバージョンをアップデートできない時の対処法についてです。
新機能の追加やシステムの更新、不具合の修正などを目的に数カ月に1度程度の割合でメルカリは新しいバージョンへと更新されています。
しかしユーザーがこの新バージョンを利用するためには、自分のスマホへ入っているメルカリのアプリをきちんとアップデートしなければなりません。
またアップデートを行おうとしても稀にアップデートができなかったり、アップデート後のアプリが起動しないなどの不具合に見舞われることがあります。
脆弱性や致命的なバグの修正の場合もあるので新バージョンが出たら早めにアップデートし、アップデートできない時などはきちんと対処して最新のメルカリを使うようにしましょう。
メルカリを最新版にアップデートする方法

・App storeの場合(iPhone、iPadなど)
1.App storeを開きます。
2.「おすすめ」「ランキング」「コンテンツ」「検索」「アップデート」と並んでいるところから一番右下にある「アップデート」をタップして開きます。
3.「利用可能なアップデート」または「保留中のアップデート」の欄にメルカリがあるかを探します。なければお使いのメルカリが最新版です。メルカリがあった場合には右側にある「アップデート」をタップします。
以上でアップデートができます。「アップデート」の表示が○マークから「開く」になったらアップデート完了です。
・Google Playの場合(Android端末)
1.Google Play storeのアプリを開きます。
2.左端にあるメニューをスライドさせて開きます。
3.「ストアホーム」「マイアプリ」「マイウィッシュリスト」・・・と並んでいるところから「マイアプリ」をタップします。
4.「アップデートあり」の表示の下にメルカリがあるかどうかを確認します。なければ現在お使いのメルカリが最新のものです。
メルカリがあった場合は、メルカリをタップします。
5.「更新」「アンインストール」と並んでいるところから「更新」をタップします。
6.アップデート後のメルカリが使用する権限が表示されるので、確認して「次へ」をタップします。
完了通知が出ればアップデートは完了です。
アップデートできない時の対処法

アップデートできない時の対処法についてですが、まずは利用しているメルカリに新しいバージョンがあるかどうかを確認します。
前述のアップデートする方法の手順中で、Appstoreの場合は「利用可能なアップデート」の下に、Google Playの場合は「アップデートあり」の表示の下にメルカリがあるかを確認します。そこにメルカリがなければ基本的に今使っているものが最新状態なのでアップデートしなくても大丈夫です。
しかし最新バージョンがあるということをインターネットなど違う場所で確認しているにもかかわらず、アップデート可能なアプリとして表示されない場合があります。
この場合にはメルカリをいったんスマホ内から削除し、インストールし直すのが有効です。この方法でインストールできるメルカリは常に最新バージョンとなります。
メルカリの売買履歴や売上などのデータは自分のスマホ内ではなく、ネット上のサーバー内に保管されているためスマホからメルカリを削除しても再インストール後に問題なく引き継げます。
アップデート後に不具合がある場合

まれにアップデートをした後に動かなかったりという不具合が発生することがあります。
これはアプリ自体の問題というよりは、アップデート時に少しバグったりアップデートがきちんとできなかったりした時になることが多いです。
この場合にはいったんメルカリを削除し、再インストールしてみましょう。大半はそれで問題が解決します。
しかしそれでも問題が解決しない場合には運営に問い合わせを行いましょう。メルカリが動かなければアプリからの問い合わせはできませんが、そのような場合にはメールで問い合わせることが可能です。
メルカリ事務局メールアドレス:support☆mercari.jp (☆を@にする)
ちなみにメルカリ運営の電話番号もありますがこちらは基本的に問い合わせには使えないものとなっています。
関連:メルカリ事務局に電話やメールで問い合わせる方法
過去の代表的な変更

メルカリにおいて過去にアップデートされたことによる変更についてです。
・インターフェースの変更
インターフェース、つまりメルカリのアプリの表示のされ方については過去にたびたび変更されています。
例えば商品の一覧表示では、サービス開始当初からしばらくは画像が2列表示で商品名も一緒に表示されていましたが、3列表示へ変更され商品名も表示されなくなりました。
また個々の商品ページにおいても送料負担者や価格の表示場所が変わったりなどは何度かしています。
・新サービスの追加
サービスが追加されるたびに、それに合わせたアップデートが行われます。
例えばらくらくメルカリ便が追加された際にももちろんアップデートが行われ、出品画面でらくらくメルカリ便を選択できるようになったり、取引画面で購入者がらくらくメルカリ便の追跡情報を見れるようになったりなどのインターフェースの変更が行われました。
・バグや不具合の修正
バグや不具合はプログラムを動かす上では多少仕方がない面があるため、メルカリでもそれらが発生した場合にはアップデートを行い対処を行います。
しかしバグや不具合が起きやすいのはアップデートした直後ということもあり、アップデート→不具合→アップデートと短時間のうちに何度もアップデートしなければならなかったりします。
ちなみによくある不具合としては、サーバーにつながりにくいというのが一番多いようです。
関連:メルカリのサーバーが混み合って繋がらないときの対処法
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