チケットキャンプで領収書を発行してもらう方法



ミクシィグループが運営する国内最大級のチケット取引サイトであるチケットキャンプ(チケキャン)で領収書を発行してもらう方法についてです。

多くの人はチケットキャンプで購入するのはあくまで自分の趣味や興味のためですが、中には会社の接待であったり仕事上の視察であったりと私用以外でチケットを購入する人もいます。

仕事上の理由であればそれは経費として認められるため、チケット代を経費として計上するために一般的に何にいくら使ったかを示す書類、いわゆる領収書を保存しておかなければなりません。

しかし残念ながらチケットキャンプでは手書きのものも印刷のものもどちらのタイプの領収書も発行していません。

ただチケットキャンプ以外からであれば、チケットキャンプのチケット購入代金の領収書としてまたは領収書の代わりとして使うことができる書類は発行してもらうことができます。

(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。

支払い方法別の該当書類と発行方法

・クレジットカード払いの場合

チケット代金をクレジットカードで支払った場合は、クレジットカードのチケットキャンプからの引落明細をもって領収書の代わりとすることができます。

・コンビニ払いの場合

コンビニのレジで料金を支払う際にお客様控えとして領収書を発行してもらえます。この領収書をチケット代に対する領収書として使うことができます。

・ペイジー(Pay-easy)の場合

ペイジーでの支払いではATMから出力される利用明細票を領収書代わりとします。ただしペイジーは銀行ATM以外にもネットバンキング、モバイルバンキング、銀行窓口で手続きが可能であり、このうち銀行窓口からの手続きであれば領収書を発行してもらうことができます。利用明細も領収書もどちらでもチケット代に対する領収書として使うことができます。

チケットキャンプが領収書を発行しない理由

チケットキャンプが領収書を発行しないのには手間がかかるという理由以外にもきちんと理由があります。

実はチケットキャンプのような決済方式の場合、チケットキャンプが購入者に対して領収書を発行することができないのです。

というのも領収書はお金を受けっとった側が支払った人に渡すものです。

クレジットカード決済の場合を例に挙げますと、チケットキャンプでチケットを購入しクレジットカードで支払った場合、購入者はクレジットカード会社にお金を立て替えてもらい後日クレジットカード会社にお金を払うという形になります。

そのためこの例ではチケットキャンプにお金を払っているのはクレジットカード会社ということになるので、チケットキャンプから領収書をもらうことができるのはクレジットカード会社ということになります。

そして購入者はチケットキャンプではなくクレジットカード会社にお金を払っているので、クレジットカード会社から領収書をもらうことができます。

このような理由からチケットキャンプは購入者に領収書を発行できないというわけです。

また通常は商品の取引を行った者同士で領収書のやり取りも行われると考える方もいらっしゃいますが、出品者から領収書を発行してもらえない理由としては、チケットキャンプから領収書を発行してもらえない理由と同様です。

そしてコンビニ払いにしてもペイジーにしても購入者がお金を払っている直接の対象はそれぞれコンビニと銀行ですから、クレジットカードの例と同様に領収書を発行してもらえるのはコンビニからと銀行からというわけです。

ちなみにチケットキャンプでは取り扱っていませんが、銀行振込の場合に発行される振込明細書に関しては厳密には領収書の代わりとして使うことはできません。

というのもその振込に関する情報、つまり何の代金であるのかといった情報や代金の一部なのか全部なのかといった情報が一切書かれていないためです。

支払い方法別の該当書類と発行方法

・ドコモケータイ払いの場合

チケット代金をドコモケータイ払いで支払った場合には、携帯電話の利用明細書に記載されている該当部分が領収書として利用できます。

・auかんたん決済の場合

チケット代金をauかんたん決済で支払った場合には、携帯電話の利用明細書に記載されている該当部分が領収書として利用できます。

・Apple Payの場合

チケット代金をApple Payで支払った場合には、Appleから届く利用明細書に記載されている該当部分が領収書として利用できます。

どの支払い方法においても「いつ」「何に(誰に)」「どのような方法で」「いくら」支払ったのかがわかれば領収書として有効であると言えます。逆にこれらのうちどれかがかけていると領収書としては認められない可能性が出てくるとも言えます。

他のCtoCサイトではどうなのか

他のメルカリやヤフオク!といったCtoCサイトであっても領収書の考え方はチケットキャンプと同様です。

例えばメルカリもチケットキャンプと同じくエスクロー方式で支払いを行っていますので、領収書の発行義務者は出品者ではありません。

そしてメルカリの場合でも、支払い方法がクレジットカードであってもコンビニ決済であっても領収書として認められている書類は決済を代行した会社から発行されますのでそれを利用することができます。

関連:チケットキャンプでクレジットカード支払いをする方法

チケットキャンプの発券番号とは



ミクシィグループが運営する国内最大級のチケット取引サイトであるチケットキャンプ(チケキャン)で見られる発券番号(または引換票番号、払込票番号)とは何かについてです。

チケットキャンプで取引されるチケットには大きく分けて2種類あり、1つは発券済みのチケットでもう1つは未発券のチケットです。

発券済みチケットとは、すでに紙媒体のチケットの現物が販売者の手元にあり、チケットキャンプでこれを購入するとチケットがそのまま届くタイプで、一般的にチケットといって思い浮かぶものです。

未発券のチケットとは、チケットを買う権利を販売者が有しており、この権利をチケットキャンプを通じて販売しているタイプとなります。購入者は権利を購入し、自分の手でコンビニなどで発券作業をするパターンになります。

このうち後者の未発券のチケットを発券する際に必要となるのが発券番号であり、チケットを買う権利を購入するというのは、言い換えればお金を払う代わりにこの発券番号を教えてもらうことに他なりません。

(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。

未発券チケットの見分け方

チケットが未発券かどうかは一覧からではなく、それぞれのチケットの詳細ページを表示することで確認することができます。

詳細ページを表示すると「チケットの状態」の部分が「未到着・未発券」となっていれば未発券のチケットです。

また発券作業を要するコンビニ発券のチケットの場合にはそれに加えて「発送方法」の部分が「コンビニ発券」となっています。



未到着・未発券のチケットでも全てがコンビニ発券ではなく、買い手が購入した後に売り手の手元に一度元々のチケットの販売元から商品が届き、そしてそれを買い手に送る、というタイプの場合もあります。

発券番号を利用してコンビニからチケットを自分の手で発券したい場合にはこの点に注意しましょう。

関連:チケットキャンプでコンビニ受け取りする方法

チケットの発券をしなかった場合の返金

未発券のチケットを購入し、発券番号を教えてもらったにもかかわらず、発券期限を過ぎるまで発券しなかった場合にはチケットキャンプから返金を受けることが可能なのでしょうか?

結論から言えば返金を受けることはできません。

この場合、チケットキャンプで購入したのはチケットを発券する権利です。チケットそのものではありません。

そして購入した権利というのは「発券期限までに該当するチケットを購入することができることを保証する」権利のことです。つまり言い換えれば「発券期限を超えた場合には権利は消える」とも言えます。

購入者は十分に権利を行使することができたにもかかわらず、それを行使しなかったのですから一般的に考えて返金を受けることは難しいと言えます。

未発券のチケットを購入するという事が初めての場合には意識していないと発券するのを忘れてしまい、期限が切れてしまうという事も十分に考えられますので、未発券のチケットを購入する際には注意しておきましょう。

ちなみに出品者から教えてもらった発券番号が間違っていたせいでチケットが発券できなかったのであれば当然返金を受けることができます。

ただし取引が完了していない、つまり相手への評価が終わっていない上で発券期限を過ぎていないことが条件となります。

関連:チケットキャンプで返品返金してもらう方法

以前はあった「チケット代別途」の出品

2017年8月に取り扱いが中止されましたが、それ以前には「チケット代金別途」での出品という方法ができました。

この方法では、チケット代金を支払っていない未発券チケットを出品し、その発券の権利のみを売買するという方法で、買い手はチケットを発券する際にチケットの定価代金をコンビニで払う必要がありました。

このシステムは以下のようなものでした。

以前の未発券チケットの場合には「*チケット代別途」の表示があることが多く、この場合は表示価格に加えて発券する際にコンビニなどでチケット代を支払う必要がありました。

例えば定価5400円(税込)のチケットが未発券、価格は1000円で「*チケット代別途」で出品されているとします。

このチケットを購入した場合、購入者はまずチケットキャンプで「表示価格1000円 + 決済手数料324円 = 合計1324円」を支払い、コンビニで「チケット代5400円 + 振込手数料216円 + システム利用料216円 + 発券手数料108円 = 5940円」を支払います。総計では7264円支払うことになります。(イープラスのチケットをコンビニ支払いおよびセブンイレブン発券の場合)

つまりチケット代別途のチケットに関してはどれだけ安く出品されていても定価より安くチケットを購入することはできませんでした。

上記の例で1000円でチケットが購入できると嬉々として購入してしまった場合には、詐欺にでもあったように感じるほどの差額になってしまいます。

このように定価以上での転売目的が100%出会った点と、さらに勘違いをしてチケットを購入してしまうユーザーが多かったためか、チケット代金別途での出品は無くなりました。

またこの出品方法を利用した詐欺として「代理発券詐欺」という方法もありました。

チケットの発券がめんどくさいと思う買い手に対して売り手が「チケットを発券して送ってあげるからチケット代金と送料を銀行に振り込んで」というメッセージを送るものです。

この方法で実際に銀行へお金を振り込むとチケットが届くことはありません。お金だけ持って逃げられます。

ですので、チケット代金別途の取引があった頃でも、チケット代金を売り手の口座に直接振り込む取引や直接会っての取引は禁止されていました。

関連:チケットキャンプで詐欺被害にあわないための安全対策

チケットキャンプで無効になるチケットとは



ミクシィグループが運営する国内最大級のチケット取引サイトであるチケットキャンプ(チケキャン)で取引したチケットが無効になる場合についてです。

コンサートやスポーツイベント等のチケットはほとんどの場合において営利目的での転売が禁止されています。また目的に関わらずネットオークションへの出品などインターネットを利用したチケットの取引自体を禁止している場合もあります。

このようなチケットがチケットキャンプに出品されているのをそのコンサートなどの事業者に発見された場合にそのチケットの効力を無効とされてしまうことがあります。

そもそもチケットキャンプで購入したチケットが偽物だった場合については、あんしん補償に加入しておくことでチケット代金を補償してもらうことが出来ます。

(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。

無効になるチケットの例

例えば嵐やSMAPといったジャニーズ事務所関連のコンサートの場合、オークション等で販売されているのが確認されたチケットは無効とされます。

またそのチケットの申込者はファンクラブを強制的に退会処分にされてしまいます。

ジャニーズに関しては例え定価以下で販売したとしてもそれが正規ルートでない販売であれば全て営利目的とみなされるため、営利目的ではないという言い訳も通用しません。

また上記と同様にチケットキャンプ経由という理由で既に無効にされているにも関わらず会場に入場することができるチケットもあります。

ただしこれは事業者側の罠のようなもので、この場合は見せしめのためにわざわざ一度転売チケットで入場させて席に着いた後にわざとらしく他の客に見せつける形で退場させられます。

現地で転売チケットの利用者が退場させられる様子を他の客にTwitterやSNSで拡散してもらうことで転売の抑制をしようとする試みです。

これもジャニーズの嵐のコンサートで実際にあった例です。

他には申込者本人しか利用できないというチケットもあります。

現地会場で本人確認をし、身分証明書の提示を求めるものです。健康保険証のように顔写真がない身分証であれば他人のものでもパスできますが、多くの場合は写真付きのものを求められます。

大抵の場合は申込者だけが確認され同行者は確認されません。

いろいろなグループや歌手のコンサートで行われている方法ですが、厳しいものとしてはAKBグループやももいろクローバーZあたりが有名です。もちろん前述のジャニーズ事務所関連でも行われています。

無効にならない例

無効になる例は挙げましたが、チケット販売者側の規約に違反しているからといって実際に全てが無効で入場できないかといえばそんなことはありません。

例えば転売するにしても購入場所や名義、チケットナンバーや席番などのチケットを特定できる情報を隠していれば少なくともそのチケットを利用する当日まではばれようがありません。

また本人確認を行わない事業者のイベントであれば無効になることはまずありません。

本人確認という作業は事業者からすば非常に労力もお金もかかる行為であるので、できればやりたくはないことですし、やる場合であっても全てのチケットをチェックするのはほぼ不可能です。

つまり規約があってもそれが履行されない場合も多いということです。

チケットキャンプでチケットを購入する場合にはそのイベントで本人確認があるかどうかをきちんとチェックしておきましょう。

また本人確認がある場合でも申込者と一緒に入る場合であれば問題なくは入れるものもありますので同伴の有無も確認しましょう。

無効チケットの返金について

チケットが無効になったせいで会場に入れなかったり、途中で退出させられたりした場合に返金されるのかどうかについてです。

返金を受けれるとすれば、チケットの発行元からの返金か、チケットキャンプからの返金の2通りが考えられます。

1.チケットの発行元からの返金について

チケットが無効になった場合に、チケットの発行元から返金が受けられる確率は限りなく0に近いです。

というのもチケットが無効になるということは、チケットの発行元が設定している規約に違反したからであり、当然違反者に返金などされるわけがないというのが通常です。

もちろん例外などはあるかもしれませんが、今のところ聞いたことはありません。

2.チケットキャンプからの返金について

チケットが無効になった場合にチケットキャンプから返金が行われるのは、チケットが偽物であり、あんしん補償を適用できる場合のみです。

チケットキャンプでは基本的には完了した取引については一切補償などはしていませんが、偽造チケットについてのみ例外的に対処が行われます。

ただし、チケットキャンプが提供するあんしん補償を付けての取引において、その保証が適用できる案件に限られます。

あんしん補償を適用できるのは以下の条件を満たす場合のみです。

・偽造チケットのご提出が可能なこと
・チケット代金を補償(上限は1枚あたり3万円まで)
・紙発券のチケットであること(電子チケット、QRコードは対象外)
・落札申請時点で本人確認済であること
・販売申請の承認時点で本人確認済であること
・1人様あたり年間1回まで適用可
・これまでのお取引で利用規約違反(直接取引や取引連絡を通さない取引など)がないこと
・利用規約に基づく審査において、会員規約に定められた要件を満たすとチケットキャンプ事務局が判断していること。

転売に関して

チケットキャンプで販売されるチケットはほぼ100%転売チケットに該当します。

その為、転売を禁止しているチケットの場合はばれれば無効になります。とはいうものの今回のチケットキャンプやチケットストリートなどで日々多くのチケットが取引されている現状を考えるとチケット転売を必要としている人は販売者も購入者も非常に多くいることがわかります。

感情的に転売を悪として禁止しようとする世論とそれに乗っかる事業者も分からなくもないですが、安く買って高く売ることは商売の基本であり法律違反でも何でもありません。

ダフ屋行為も転売だから法律違反とされているわけでは無く、人が大勢いるところでやっていると邪魔になるから迷惑行為禁止条例で取り締まられているだけです。

つまり転売自体が問題なのではなく、高く売れる商品を安く売っている、言い換えれば転売者に事業者が商品を卸しているような状態がそもそもの問題であると言えます。

例えば嵐のコンサートチケットは言うなればPS4が10000円で売られているようなものですから、どうみても事業者の価格設定のミスです。

転売者が目を付けるのは当たり前ですし、売り切れるのも当たり前です。さらに言えば買えなかった人が数倍の値段でも購入したいのも当然なわけで市場は転売者を歓迎していることになります。

チケットキャンプが成長している一端にはこのような業界の事情もあるという訳です。

関連:チケットキャンプで転売している人を見分ける方法

チケットキャンプで転売している人を見分ける方法



ミクシィグループが運営する国内最大級のチケット取引サイトであるチケットキャンプ(チケキャン)で転売している人を見分ける方法です。

転売とは、広義には一方から購入したものを他方へ売り渡す行為のことを言います。しかしそれらはさらに「利益が目的ではない転売」と「利益が目的の転売」との二つに分かれます。

前者は例えば定価で購入したチケットを定価以下で販売する場合が該当します。チケットぴあなどで購入したコンサートチケットをその日の都合が悪くなったからチケットキャンプで売るといった場合などです。

後者は定価で購入したチケットを定価以上で販売する場合や、定価以下で購入したチケットを定価で販売する場合です。例えばファンクラブ限定チケットや数量限定チケットは、抽選などもありオークションでは高騰することがほとんどですので、これらを定価で手に入れチケットキャンプで定価以上で販売する場合などです。

チケットキャンプは発券をしているサイトではないので広義にはほぼ全ての出品者が転売しているわけですが、このページでは利益目的でチケットを転売している人を見分ける方法を見ていきます。

(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。

チケットの価格

まず見るのは出品されているチケットの価格です。

定価よりも高い値段で売られているものはほぼ100%の確率で利益目的の転売です。

さらにチケットキャンプでは定価よりも高い値段だと取引手数料が発生します。(2017年3月に定価以下チケットも取引手数料が掛かるようになりました)

定価よりも高値での出品で利益目的ではない可能性があるのは、販売額からチケットキャンプに支払う手数料を引いた額が定価以下になる程度に調整されている場合だけです。

チケットキャンプは定価以下での出品であれば「定価以下」の表示がされているので非常にわかりやすくなっています。



また定価以上で販売する場合でもチケット自体を高値で販売する場合とチケットを発券する権利を販売する場合の二つがあります。

前者はチケットキャンプでの販売価格にチケット代自体が入っているため、その価格を払えばチケットが手に入るという分かりやすさと手間の少なさがあります。しかしデメリットとしては販売額にチケット代が含まれるためチケット代の部分にまで手数料がかかる点が挙げられます。

チケットキャンプは購入者も手数料を払う必要があるためこの点は販売者にとっても購入者にとってもデメリットです。

後者の場合は権利のみの販売ですのでチケット代は別途必要になります。一方でそのおかげでチケット代には手数料はかからないためチケット代込みの販売に比べて手数料が安くなります。

利益目的で転売する場合はこの両者が見られますが、後者のチケット代別での販売方法の方が手数料も少なく、さらに販売者は先にチケット代を払う必要が無いので転売者には有利になっています。また表示価格も小さくなるので安い順に並べた場合に上位に来る点も有利な点です。

評価の数

価格以外の点での見抜き方では評価の数を見るのも有効な方法です。

評価数が99を超えている場合はほぼ100%営利目的の転売者です。

というのも営利目的でない例として「自分が行こうと思って購入したコンサートのチケットを都合が悪くなったのでチケットキャンプで販売する」という場合が挙げられますが、このようなことが数年で100回以上あるとは通常は考えられません。

ですので評価数が99を超えている場合は転売を生業にしている人であると考えるのが普通です。

仮に定価以下で合った場合でもそのような人が販売している場合は、ヤフオク!などでさらに安く購入したものであったりという可能性が高いわけです。

同一チケットの複数出品

席が違うだけで全く同一日時の同じグループのコンサートであったり、同じスポーツイベントのチケットを複数個出品している場合です。

確かに人気が高く抽選確率が低いチケットの場合はファンクラブとぴあやローソンチケットなど何箇所かで同じチケットを申し込むため稀に必要以上に当選してしまいチケットが余ることはあります。

しかしこのような場合はせいぜい余分なチケットは多くて2、3組程度です。10や20といった大量の同一チケットを販売している場合はどこかから仕入れてきて販売していると考えるのが妥当です。

転売は必ずしも悪ではない

ちなみに転売は悪いイメージが多いですが、すべての転売が悪いというわけではありません。

近所の古着屋で服を買ってオークションで売ってお金を稼ぐ場合、その服はオークションに出されなかった場合にはその購入者は買うことはできなかったわけですので転売者は欲しい人に欲しい商品を提供しているので誰も損はせず一般的には良い転売者です。

しかし競争率が高いチケットを定価以上で販売する場合は話が違います。利益目的の転売者は純粋にそのコンサートやイベントに行きたい人の枠を奪う形で商品を手に入れています。

これを欲しい人が定価以上の転売額で購入するわけですが、転売者がいなければ本来は定価で手に入れることができていたわけです。

この二つの例では前者が転売者として問題のない例で後者が問題のある例です。

もちろんこれも一概には言えるわけでは無く、前者の場合でもブックオフせどりのように流行になってしまった結果、後者に近いことになっているものもありますし、後者の場合でも抽選に漏れてしまったけど転売者がいるおかげでそのコンサートに行けるという人もいます。

安く買って高く売るのは商売の基本ですから転売も節度を持って行うことが大切であると言えそうです。

転売は法律違反になる?

前述の転売が悪かどうかというのを少し法律を交えた視点からも見てみます。

一般的にセドリなどに代表される転売に関しては、古物商がなければ営利目的で繰り返し行う事は法律違反となります。ということは古物商をもっていればチケット転売しても大丈夫ということなのでしょうか?

チケットの転売に関しては少しだけ事情が異なります。実はチケットの場合にはダフ屋行為の取り締まりを目的とした条例などの中に「販売を目的としてチケットを購入すること」を禁止するものがあり、古物商を持っていたとしてもこの条例に引っかかって立件されることがあります。

またそれ以外にも詐欺として逮捕された例もあります。

以下は2017年6月の逮捕の例です。

「人気バンド・サカナクションの公演の電子チケットを転売目的で購入したとして、兵庫県警サイバー犯罪対策課は7日までに和歌山市在住の無職・小西正敏容疑者(43)を詐欺の容疑で逮捕、送検した。電子チケットの不正な高額転売による逮捕は全国初。 同課によると、小西容疑者は昨年9月、インターネットで同バンド公演の電子チケット2枚を転売目的で購入。転売サイトに計7万4000円で出品した疑いがもたれている。2014年以降、約6000万円を転売行為で売り上げていたという。」

チケットの転売で詐欺罪が適用されるのは非常に稀な例ですが、この事件の場合には逮捕された男性がチケットデータが入った自分のスマホを購入者に貸し出していたとのことなので、コンサート事業者を騙して利益を得たとする解釈で詐欺での立件という事だと推測されます。

音楽業界は転売に対してかなりの対策を行っています。その中には、法に触れている転売者を見つけて警察に通報したり、実際に自分が購入者としておとり捜査的な方法を用いる、というものも含まれている可能性があります。

チケットの定価と、市場のチケット価格が異なっている限り転売はなくならないと考えられますが、業界の頑張り次第では減っていくことはあるかもしれません。

関連:チケットキャンプで定価以上で売る行為は違法か徹底考察

チケットキャンプで本人確認があるコンサートか確認する方法



ミクシィグループが運営する国内最大級のチケット取引サイトであるチケットキャンプ(チケキャン)で販売されているコンサートチケットが現地で本人確認されるものなのかどうか確認する方法についてです。

チケットキャンプで購入するチケットは基本的に他人名義のものになります。

申込者しか利用できないチケットの場合、コンサートの現地で本人確認をされてしまうと入場できません。

そのため購入前に申込者以外が利用できるのかということや現地で本人確認があるのかということを確認しておく必要があります。

ちなみにチケットキャンプで購入したチケットがそもそも偽物だった場合についてはしっかりと対策が取られており、あんしん補償に加入しておくことでチケット代金を補償してもらうことが出来ます。

(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。

まずは公式を確認

最初は公式ホームページ、フェイスブック、ツイッター、ポスター、フライヤーなどを確認します。身分確認をするのであれば、公式で「必ず身分証明書を持参してください」という通知があります。

というのもライブやコンサートなどでは動きやすさを確保するために荷物を最小限にする人が多く、事前の通知なしであれば身分証明書を携帯しない人も多数出てしまいます。

そんな時に本人確認をしたら公式ルートでチケットを入手した人たちでさえも入場することができません。

そのような事態を避けるために、身分確認を行うことが決まっているコンサートであれば必ず身分証明書を持ってくることを何度もわかりやすく通知します。

ただし通知方法がファンクラブ内のメルマガであったりする場合もありますので、後述する方法も併用しながら確認しましょう。

記名があるかどうか

次にチケットに記名があるかどうかを確認します。

チケットに申込者の名前が記入されていないタイプの場合は基本的には本人確認を行うことができませんので、現地での本人確認があるかどうかは問題ではありません。

購入前にチケットに記名があるかどうかを商品説明欄で確認し、もし本人確認について何も記述が無いようであれば出品者に確認してみましょう。

また出品ステータスで「塗り潰し有」となっているものは記名されている名義またはそれに近いものが塗り潰されているため、ほぼ確実に記名されているチケットです。

ただし記名さえなければ確実に本人確認が無いと言えるかというとそうではなく、チケットに名義の記名が無くてもバーコードなどで全てを管理しているタイプもあります。

例えばB’zの場合、コンサートチケットには名義の記名が無くても席の印字時に名前が表示されるため本人確認をされるとアウトです。

このタイプのものもあるため、記名の確認だけでなく次で紹介するネットでの検索方法も併用する方が良いでしょう。

インターネットで検索する

記名のあるチケットの場合には本人確認が現地であるかどうかを知っておく必要があります。

この場合に出品者に確認するという手もありますが、出品者が知らない場合や商品を売りたいがために本人確認があるかどうかわからない場合でも「本人確認は無い」と言われる可能性があります。

そのため確実性を求めるなら自分で調べるのが一番です。

本人確認の有無はそのコンサート主催の会社やミュージシャン、グループによってある程度傾向がありますので、目的のコンサートだけでなく過去のコンサート情報も含めて探してみましょう。

例えばAKBグループやジャニーズ事務所は本人確認が厳しく、実際に本人以外が利用しようとしたチケットを無効にしたり申込者の会員権を停止した、といった対応がなされています。

インターネットで調べてみれば具体的な本人確認方法や入場できなかった人たちの反応などが出てきます。

同じコンサートでもファンクラブ限定席のチケットの場合は本人確認が厳しいが、一般発売のものは本人確認がないといったようなものもよくありますから検索条件を細かくして調べてみましょう。

お勧めはコンサートによく行くファンの人のブログやTwitterです。

現地で本人確認をしているのをTwitterでつぶやいていたりブログにアップしていたりする人はかなりいるのでチェックしてみましょう。

「Yahoo知恵袋」や「教えて!Goo」などで検索したり聞いてみるのも一つの手ですが、これらの回答者はチケット転売に対してはあまりいい顔はしないため回答内容もあまりあてになりませんので参考程度にしておきましょう。

コンサート規模から考えられること

身分確認を行うかどうかというのは、そのコンサートの規模からもある程度推測することができます。

例えば数万人規模の野外フェスのようなお祭り的なイベントの場合、すべてのチケットの身分確認を行っていると入場だけでかなりの時間がかかってしまい、イベントどころではなくなります。そのため数万人規模のイベントであれば基本的に本人確認はないと考えられます。

逆に1000人規模ぐらいであれば身分確認を数か所の入り口で行ってもそこまで時間がかかるわけではありません。

例えば1000人のお客さんに対して1人の本人確認に10秒かかり、スタッフが10人で対応するとすると入場にかかる時間は以下の通りです。

1000人×10秒/10人 = 1000秒

つまり17分程度で全員の身分確認ができるわけです。この程度の規模であれば全員の身分確認が行われても不思議ではありません。

もちろんこれらには例外はあり、比較的コンサートでスタッフを多く雇えるグループなどでは数万人規模のものでも身分確認を行う可能性もありますし、最近では顔認識システムを導入して怪しい人物をピックアップできるようになっているようなものまであります。

名義の塗り潰しについて

チケットキャンプでは記名されている名義やチケットの購入場所、会員番号などが塗り潰されたチケットが出品されていることがあります。

これはもし購入者が本人確認等をされてチケットが没収されたりした時には申込者もファンクラブ会員権を停止されるのが普通ですので、それを避けるためチケットの出どころがばれるのを防ぐためです。

またそれ以外の理由ではチケットの申込者の名前を購入者に教えたくないという可能性もあります。

特に業者が販売者の場合は、申込者がその業者にチケットを売っているわけですので業者はプライバシーの保護という観点でも名義部分を塗り潰します。

関連:チケットキャンプの男性名義のチケットは女性でも有効なのか

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