18歳から?チケットキャンプの年齢制限
ミクシィグループが運営する国内最大級のチケット取引サイトであるチケットキャンプ(チケキャン)の利用に関する年齢制限についてです。
チケットキャンプでは売り手の場合と買い手の場合とで年齢制限がことなっています。
まず買い手についてですが、基本的には年齢制限はありません。小学生であっても中学生であっても登録してチケットを購入することができます。ただし未成年の場合は登録及び利用に際して保護者の同意が前提となります。
次に売り手の場合についてですが、この場合には18歳以上でなければなりません。
18歳未満の場合は、チケットキャンプでチケットを購入することはできますが、チケットを販売することはできません。
(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。
年齢制限がある理由
チケットキャンプには上記のような年齢制限があるのですが、なぜこのような制限があるのでしょうか。その理由として考えられるのは以下の3つです。
・民法5条(未成年者の法律行為)の影響
・青少年保護育成条例の影響
・ヤフオク!の影響
では順にみていきましょう。
民法5条の影響
民法5条の内容は以下の通りです。“民法5条(未成年者の法律行為)
1.未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
2.前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。
3.第1項の規定にかかわらず、法定代理人が目的を定めて処分を許した財産は、その目的の範囲内において、未成年者が自由に処分することができる。目的を定めないで処分を許した財産を処分するときも、同様とする。”
チケットキャンプに関連する形で要約すると「未成年者(満19歳以下)がチケットの売買を行っても法定代理人(保護者、大抵は親)の許可無しでやっていた場合は有無を言わさずにキャンセルできます」ということです。
つまりチケットキャンプには規約によるキャンセル規定がありますが、未成年者による無許可取引においては規約に定められたキャンセル料なども払うことなくキャンセルされる可能性があります。
この事から無用なトラブルを避けるためにも未成年者の利用を制限した方が良いだろうということがわかります。
しかし、チケットキャンプは未成年者であっても購入はできますし、さらには18歳、19歳の未成年であれば出品することができます。これは、多少のリスクがあるユーザーであっても購入者側であれば大きな問題になることはないとの見解であると考えられます。
出品者側であれば、偽造チケットなどによる詐欺など出品者に責任を取らせなければならない事態も起こりえますが、購入者側ではそのような重大なリスクがないからです。
また出品については、18歳を過ぎた場合には社会人になっていたり、大学生になってバイトしていたりと自分でお金を稼ぐことができるようになり、責任を十分に追うことのできる年齢であることと、ある程度のユーザーとしての活動が見込まれるため、トラブルが起こる可能性があるリスクが多少あるとしても取り込んでおきたい部分だからです。
青少年保護育成条例の影響
青少年保護育成条例は、各都道府県が定める青少年の保護と育成とその環境整備を目指す条例の統一的な名称です。長野県以外の46都道府県で制定されています。ここでいう青少年とは18歳未満のことです。
各都道府県で細かい規定や条文は違いますが、それらの基本的な定めとしては18禁書物などの有害図書を青少年の周りから排除する決まりであったり、ボーリング場やゲームセンターへの深夜の出入りの制限であったりといった内容です。
その中に古物商の古物買取の制限の項目が盛り込まれています。
古物商が18歳未満の青少年から商品を買い取る場合には保護者の同意が必要という内容です。つまり18歳未満の場合、自分の意志だけでは古本屋に古本を売ることもできません。
民法5条と似ているように見えますが、大きな違いとして民法5条は保護者の許可なしに「既に行った」売買行為を取り消せるのに対し、青少年保護育成条例では保護者の許可なしでは売買行為自体ができないということです。
この条例がチケットキャンプでの青少年の取引を直接制限しているわけではありません。
しかし、この条例にインターネット上の取引の制限も加えようという動きになった時に、もしチケットキャンプが18歳未満の取引を許可していたならば制限対象サイトとしてやり玉にあがる可能性があります。
18歳未満のユーザーは獲得したとしてもほとんどが小中高生ですので大した経済活動もないためチケットキャンプ的には美味しくないにも関わらず、上記の条例での攻撃対象に上げられる危険性を取るのはあまり賢いとは考えられません。
ヤフオク!の影響
そして一番影響が大きいと考えられるのがヤフオク!の影響でしょう。規約とは大抵の場合は0から作り出すのではなく、似たようなものを模倣して変更を加えながら作るものです。
ですので新規にCtoCサービスを始めようとした場合にそれの最大手であるヤフオク!の規約を模倣するのは至極当然なことです。
そしてそのヤフオク!を利用できる年齢制限がチケットキャンプのサービス開始時においては18歳以上でした。
ですのでチケットキャンプもサービス開始当初は実は18歳以上しか登録することができませんでした。その後も購入側は現在のように制限が外れましたが、販売に関しては18歳以上しかできないままです。
ちなみにヤフオクの年齢制限については元々は20歳以上でしたが、その後18歳以上となり、そして2015年には15歳以上となりました。
これは当初想定していたよりも未成年であることが理由でのトラブルが少なかったということなのか、それともその年代によるトラブルのリスクを上回る購入によるリターンが見込めるとの判断からでしょう。
関連:高校生は落札出来る?ヤフオクの年齢制限18歳以上とは
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