円建てとドル建ての違いとそれぞれのメリット！海外送金での買い物に活用可能

日本から中国の通販サイトAliExpress（アリエクスプレス）での買い物など、日本から海外送金で支払いをする際の円建てとドル建てのそれぞれのメリットについてです。

円建てとは、輸入などにおいて輸出者の外国から商品を発送する際に、円で表示し、支払いも円で支払うことを指します。

ドル建てとは、円建ての反対と考えればわかりやすく、輸出者である外国側のドルで表示することとなり、こちらも同様にドルで支払います。

ドル建てと円建ての違い

難しい言葉が並んでいますが、違いは簡単です。

商品の代金をどの通貨で決済するのかが決まることとなります。円であれば円建て、ドルであればドル建てです。

これからその違いをみていきますが、その前に必要な知識となるのが、『為替レート』といわれるものになります。

◼︎為替レートとは

自国通貨と外国通貨を交換するときの取引価格、または取引相場のことを言います。

取引には、必ず「買い手」と「売り手」が存在します。為替レートは、その通貨を売り手と買い手が納得した価格によって決められます。

ですので、刻々と変化していく世界経済の情勢やニュースなどの情報をもとに売買の判断をしているので、為替レートは常に変動しているということになります。

◼︎円高と円安とは

良く聞く言葉ですが、その内容をご存知でしょうか。

言葉の意味と内容を、そのまま紐付けてしまうと全く逆の意味になりますので注意が必要な言葉ですね。

円が高ければ円高と思われがちな表現ですが、これは日本の記述がねじれているので、逆の意味で捉えなければなりません。

良くわからなくなってきた方の為にも、簡単に説明しましょう。

・1ドル＝○○円

本来なら、円が高いのか安いのかを問題にしたいはずなのに、他の通貨を基準にした記述になってしまっています。

それならば、いっそ逆の記述にしてしまえば、わかりやすくなります。

・100円＝×.××ドル

このように置き換えれば、1ドル＝100円であれば円安、1ドル80円であれば円高になるわけです。頭がこんがらがってしまいますよね。

それでは、私流の覚え方をお伝えします。

「1ドルを買う為に100円必要だったのに、1ドルを80円で買えた」

これは、円の価値があがり、価値があるから1ドルを安く買えた。だから、円に価値があるのだから、円高だ。

私は過去に何度も頭を悩ました言葉でしたが、おわかり頂けましたでしょうか。これが理解できれば、為替レートのリスクも理解しやすくなるので、各通貨で支払うメリットを最大限に生かすことができてくるのです。

円建てで支払うメリット

海外通販のショップでは、当然現地の通貨で管理されています。

しかし、海外から利用する場合には、為替レートという要素が加わることで、特をするか損をするかが変わってしまいます。

円建て決済のメリットは、購入時に決済金額が確定できることです。

外貨建てで購入して、クレジット決済をしたが愛には、店舗が請求した時点の為替レートが採用されることとなります。

もし、購入時と決済時で円安方向に動いてしまった場合には、思わぬ出費を招くこととなります。

そういう意味では、円建てで購入すれば、これを回避できることになるというわけです。

ドル建てで支払うメリット

ドル建てでクレジットカードで支払いをした場合、お店からクレジットカード会社へ請求が行き、決済時点での為替レートが適用されます。

そのため、円高傾向にあるのであれば、決済時点での為替レートということから、ドル建てで支払うメリットが役に立つこととなります。

しかし、為替レートはすぐに変わるため正確な判断は誰にもできませんので、ドル建てでの支払いには注意が必要であることに、違いはありません。

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