専用ページを作る!メルカリの値下げ交渉のやり方とコツ
iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリで値下げ交渉をする方法とその際のコツや注意点についてです。
メルカリはフリマアプリというだけあって、実際のフリーマーケットと同様にコメント欄から値下げ交渉をすることができます。
むしろメルカリにおいては値下げ交渉が取引の前提としてあるとも言え、出品者は値下げすることを前提に価格を高めに設定し、購入者はまず値下げ交渉を申し入れるのがメルカリ流の挨拶といっても過言ではないような状態です。
そのような状態ですのでメルカリを利用する上では値下げ交渉は避けては通ることはできません。
どのような流れで値下げ交渉をするのか、そしてその際に注意する点やコツなどを確認しておきましょう。
この記事はiPhone版のメルカリを元に制作しております。Android版と利用規約などは同一ですが、アプリの画面表示やコンテンツの表記など違う箇所がございますので注意してください。
値下げ交渉の流れ
まず以下が値下げ交渉から取引完了までの流れです。1.購入者が欲しい商品のコメント欄で値下げしてほしい旨を伝える
ヤフオク!のような値下げ交渉専用の機能はメルカリには無いので、購入者は商品のコメント欄から直接交渉します。

2.出品者と購入者が交渉する→交渉が成立
出品者も返答はコメント欄から行います。ここで交渉がまとまった場合次のステップに進みます。
3.出品者がその購入者専用ページを作る
交渉が成立したら出品者はその交渉相手に購入してもらうため、「○○様専用」という表記の購入者を特定するための商品ページを作ります。
この時に交渉した値段にきちんと改定しておきましよう。
4.購入者が専用ページから商品を購入して後は普通に取引をする
購入者が専用ページから該当商品を購入し、後は通常の取引の流れ通りに取引を完了すればOKです。
値下げ交渉する際のコツと注意点

ほしい商品を見つけ、コメントで出品者と交渉する際のコツと注意するべき点についてです。
端的に言えば交渉のコツとは、相手の立場に立って考えること、つまりどのような時に販売者は値下げをするかということを考えます。
つまり、もしあなたが販売者の立場だとして以下のことを考えてみてください。
今すぐ買いたいという人になら少しぐらい安く売ってもいいかなと思いませんか?
不払いの可能性のあるコンビニ支払いではなく、即支払い確定のクレジットカードでの支払いをしてくれるなら少しぐらい安く売ってもいいかなと思いませんか?
言葉遣いが丁寧な人にだったら安く売ってもいいかなと思いませんか?
評価がいい人にだったら・・・
などです。
どれが効果的かどうかは販売者によって異なりますが、一般的に即購入・即支払いしてくれるであろう評価がいい購入者を嫌う販売者はいません。
これらように販売者にとってうれしい条件をできる限りコメントで伝えます。上記の例以外にも「販売者ならこれはうれしいんじゃないかな」という条件を提案してみましょう。
あとはプロフィールをきちんと書いておくというのも大事だったりします。意外と販売者は見ています。
もちろん値下げ交渉ですので、それらの条件を元にどの程度まで値下げしてほしいかも伝えます。
この際の注意点は具体的にいくらまで値段を下げてほしいか伝えることです。間違っても「いくらまでなら値下げ可能ですか?」などとは聞いてはいけません。
よくわからなければ「この値段なら買いたい」と思う額よりさらに1割ほど低い額を提示しておきましょう。最初に提示した額が交渉できる最安値となります。
ただしやりすぎは注意です。あまり安い値段を提示してしまうと相手を怒らせてしまう可能性があります。
そして最後に、安く買いたいからという理由以外の「なぜ値下げしてほしいのか」という理由を伝えます。
例えば予算が1万円しかないから1万円にしてほしい、手元のポイントだけで購入したいのでポイントの残り額までしか出せない、などです。
条件がそろっていて具体的な金額を示されても、その値下げ後の金額に理由があるのと無いのとでは値下げに対応する確率も下げ幅も変わってきます。理由は必ずつけましょう。
総合した例文をあげると次のようなものになります。
「こんにちは!このバッグすごく素敵で現在購入を考えておりますが、予算とお値段の兼ね合いから少し迷っております。もし送料込みで〇〇円になるのであればすぐにでも購入させていただきます。支払いもクレジットカードですのでお待たせすることはありません。ご検討のほどよろしくお願いいたします。」
関連:メルカリのクーポンの入手方法と使い方
現金への交換不可!メルカリのポイントの使い方と貯める方法
iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリのポイントの使い方と貯める方法についてです。
国内だけでもTポイントやPonta、楽天ポイントなど多種多様なポイントシステムがありますが、これらと同様にメルカリもポイントシステムを導入しています。
メルカリの場合は、友人を招待したり、キャンペーンに参加したりすることでポイントを貯めることができます。
貯めたポイントはメルカリでの商品購入時に支払い方法の一つとして利用することができますが、ポイントを現金化したり他の人にプレゼントしたりといった使い方はできません。
この記事はiPhone版のメルカリを元に制作しております。Android版と利用規約などは同一ですが、アプリの画面表示やコンテンツの表記など違う箇所がございますので注意してください。
ポイントの使い方
メルカリでのポイントの使い方は商品購入時の支払いのみとなっています。(メルペイとして使う場合は、メルカリのポイントをコンビニや飲食店での支払いでも使用可能です。)1ポイント1円として商品代金の支払い時に現金の代わりに使用することができます。
商品購入時にポイントを使う方法としては、支払い方法の選択をする前の段階で「ポイントを使用」「売上金を使用」「支払い方法を選択」と出ますので、商品代金の全額でも一部でもポイントで支払う場合は「ポイントを使用」を選択し、その後の画面で使用したい額のポイントを該当箇所に入力すれば使用できます。

ちなみにポイントを現金や売上金に変換することはできません。
またポイントには使用期限があります。最長で180日が期限ですが、ポイントの獲得方法ごとに設定されており短いものでは10日前後しか期限がないものもありますので有効期限には注意しましょう。
ポイントの貯め方

ポイントを貯める方法は主に3つあります。
・自分が登録する時に招待コードを入力する
・誰かをメルカリに招待する
・キャンペーンに参加する
1.自分が登録する時に招待コードを入力する
紹介コードを誰かから教えてもらいそれを登録時に入力することで登録後にポイントが付与されます。
もし招待コードをお持ちでない場合は、こちらの招待コード「DUFJEX」をご利用ください。
注意点としてこの方法でのポイント獲得は新規登録時のみなので、すでに登録済みの場合はできません。
2.誰かをメルカリに招待する
まだメルカリに登録していない人をメルカリに招待し、その人が登録する際に自分の招待コードを入力してもらうことで相手と自分両方にポイントが入ります。
招待コードはメニューから「ホーム」「ニュース」「いいね!一覧」「出品した商品」「購入した商品」「設定」「ガイド」「お問い合わせ」「招待してポイントGET」とある中の一番下の「招待してポイントGET」から表示される画面にあります。

3.キャンペーンに参加する
メルカリでは様々なキャンペーンが行われることがあります。
例えば「登録後に初出品すると○○ポイント差し上げます」のような類のものです。これらのキャンペーンに参加し、条件を満たすことでポイントをもらえます。

過去には上記の他にも「売上金をポイントに交換する」という方法がありましたが現在ではできなくなっています。
というのも当初は売上金で商品代金の支払いをしたいと思った場合に一度ポイントに変換する必要がありましたが、現在では売上金で直接支払いができるようになったため売上金をポイントに変換する必要がなくなり変換自体もできなくなりました。
ポイントの現金化について

ポイントは前述したとおり現金や売上金に直接変えることはできません。
しかし直接ではなく間接的に、何かを間に挟んで「ポイント→何か→現金」という手順で現金化することは可能です。
最も現実的で簡単な方法としては、メルカリでは図書カードやお米券、各種商品券などの比較的換金性の高いものが販売されていますので、それらをポイントで購入し、金券ショップなどで換金することで間接的にポイントを現金化することができます。
ポイントの現金化を考えるユーザーは実はかなり多く、その証拠にこれらの商品は額面以上の価格、例えば1000円の図書カードが1100円の出品価格、であってもメルカリでは普通に売れていきます。
ただ一応上記のどちらの方法もあまりお勧めはできませんので、普通にメルカリを購入者として利用するのであれば、ポイントで商品を購入するのが一番です。
関連:料金の一部支払いも可能!メルカリの売上金で買う方法
完全なる規約違反!メルカリの交換(トレード)
iPhoneやAndroidといったスマホで利用出来るフリマアプリのメルカリの交換についてと交換を行う手順や規約に関してです。
メルカリを利用し商品を検索しているとたまに「交換希望」だとか「トレード希望」という表記をしてあるものを見かけることがあります。
本来売買が目的のメルカリにおいては基本的に交換行為は規約違反となります。
しかしそれでも交換を行うメリットがユーザーにはあるため交換をしようとするユーザーがいて、運営としてはやられると損をするデメリットがあるので規約で禁止しています。
それぞれに対するメリット、デメリットはどのようなことなのでしょうか?また交換をメルカリ上で行う手順はどのようなものなのでしょうか?
それらをきちんと確認しながら見ていきましょう。
メルカリの利用規約

メルカリの利用規約の禁止事項の項目において禁止される行為として以下のものがあげられています。
・交換及び半交換並びにそれらを持ちかける行為
つまりメルカリの利用規約上交換は規約違反となります。
専用出品のように規約違反の中でも運営事務局が見て見ぬふりをして特にペナルティを与えないものもありますが、交換については後述する方法を使った場合、運営側からすれば損な話であるため取り締まる可能性が高いと考えられます。
このサイトでは交換をお勧めするわけではありません。
しかし知識の一つとして知っておくため、そしてなぜ運営事務局にとって損な話で取り締まりをする必要があるのかを説明するために取引方法を具体的に紹介いたします。
交換のやり方

おおまかな交換の流れを説明します。
出品者甲が持つ乙商品と出品者丙が持つ丁商品を交換するとします。
1.まず交換希望の商品を持っている出品者(以下甲)が商品(以下乙商品)を出品します。この時に商品説明欄に交換希望またはトレード希望などと書いておきます。ただし本来は売買の目的で行うので購入されてもいいかなと思う値段で出品しておきます。交換希望以外の人に購入された場合は通常の売買の取引を行います。
2.乙商品を発見した人(以下丙)が手元の自分の商品(以下丁商品)との交換をしたいと思い乙商品のコメント欄にて甲と交換条件に付いて交渉します。
3.交換に関する交渉がまとまったら、甲は乙商品のページを丙専用出品とし値段を設定できる最低値で出品します。丙は逆に丁商品のページを甲専用ページとして作成し同様に値段を最低値とします。
4.あとはお互いがそれらの商品を購入しあい、通常の取引と同様の手順を踏んでお互いが代金を振り込み、商品を相手に発送すれば交換は完了となります。
結果としてメルカリは手数料を受け取って交換の仲介をする形になりました。
それぞれがこの交換で払う代金の総額はメルカリの手数料+送料であり、メルカリの手数料は商品代金の10%です。
交換の際に値段を最低値にして出品したのはこの手数料を抑えるためだったのです。
さて運営事務局からすればこれは非常に損な話です。
メルカリ運営事務局の損失

例えば乙商品も丁商品も普通に売れば1万円の商品だったとしましょう。
これらがメルカリでそれぞれ1万円で売れていたなら手数料として1万円×10%×二つ=2000円が事務局に入っていたはずです。
ところがそれらを最低価格にして交換されてしまうと最低価格300円×10%×二つ=60円となり本来受け取れていた手数料から考えれば1940円の損失となります。
この一例程度なら別に問題は大したことはないですが、1000件や10000件と同様の取引が増えていくと大きな損失となってしまいます。
ですので運営事務局が取り締まりをする必要があるというわけです。
関連:メルカリに出品出来ない禁止されている商品
近くに住んでいるならメルカリアッテ(2018年にサービス終了)

ちなみに取引手数料を抑えるために、取引相手と自分がすぐ近くに住んでいる場合であればメルカリアッテ(以下アッテ)を利用して直接取引を行うという方法があります。
アッテはその名の通り直接会って取引ができるアプリであり、手数料は無料ですので商品同士の交換を行うにはもってこいのアプリとなっています。
その代わり直接会うことが前提ですので、お互いの住んでいる場所の距離が近いという条件の上で、さらに相手と会うというリスクを取る必要がある点には注意が必要です。
関連:アッテの招待コードの入手方法と入力方法
送料込みや着払いなどメルカリの送料の見方
iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリの送料の確認方法についてです。
メルカリを含む通信販売では一般的には商品の代金とは別に送料が加算されます。
中にはAmazonや楽天市場などの多くのショッピングサイトのように一定の条件を満たせば送料が無料になるサービスがあったり、ヨドバシドットコムのようにすべての商品が原則送料無料というサイトもあります。
しかしそれらとはシステムの違うメルカリでは、送料は出品者が「送料込み」で出品するのか、それとも「着払い」で出品するのかで送料の負担者が異なりますし、出品者の利用する配送業者によっても送料が異なってきます。
送料負担者が出品者であれば、購入者は商品代金のみでの支払いで商品が購入できますので送料無料です。
送料の負担者が購入者であれば商品は送料着払いで配送されてくるため、配送に利用されている配送サービスごとに決まった金額を送料として払わなければなりません。
ですのでメルカリで商品を購入する前には必ず送料の負担者と配送方法を確認しなければなりません。
送料の負担者および送料の確認方法
メルカリで送料を確認する際にまず見る必要があるのは、送料の負担者が出品者なのか購入者なのかという点です。確認方法は以下の通りです。
目的の商品の出品画面に行き一番下のあたりのカテゴリーやブランドなどの表記のある部分まで画面をスライドさせます。


画像の赤線の部分を見て出品者負担、購入者負担のどちらになっているのかを確認しましょう。
送料負担者の他にも、日本郵便のゆうパックなどの配送方法、どこから発送するかという発送元の地域なども載っています。
メルカリでよく利用されている宅配会社は、ヤマト運輸と日本郵便で、佐川急便は比較的少なめです。
特にヤマト運輸は、メルカリと共同で提供しているサービスである「らくらくメルカリ便」があるため、非常に利用される頻度が高くなっています。
関連:らくらくメルカリ便の宅急便で送る方法と料金
送料の負担者が出品者の場合

「送料込み(出品者負担)」となっている場合は出品者が送料を払います。
この場合、出品価格にすでに送料が含まれていますので購入者は表示価格以外の金銭を払う必要はありません。
メルカリでの取引の大半は送料込みの出品者負担での取引となっています。
出品者が送料込みでの出品を好む理由としては、商品の取引前後における送料に関するメッセージのやり取りを省略できること、メルカリが提供する便利な配送サービス「らくらくメルカリ便」が送料込み専用の配送方法であること、購入者から見た時に送料込みの出品であれば送料を考えなくていいため購入につながりやすいことなどが考えられます。
送料込み出品で利用される配送方法として、利用者数が多いのはらくらくメルカリ便の宅急便とネコポス、そして日本郵便のクリックポストやゆうメール、定形外郵便などです。
これらの中でゆうメールや定形外郵便は追跡や保証がありませんので、必要な場合には購入前にコメントからその旨を伝え希望の配送方法で購入できるようにする必要があります。
この場合、出品者は希望された配送方法にすると予定した送料とは異なるため、出品商品の価格を変更する必要があるので、専用出品という取引形態を使うことになります。
関連:メルカリで○○様専用というタイトルで出品されている理由
送料の負担者が購入者の場合

「着払い(購入者負担)」となっている場合は購入者が送料を支払います。
この場合、商品は着払いで送られてくるため、出品価格を支払った上でさらに商品到着時に送料を配送業者に支払う必要があります。
送料を知るためには商品のサイズおよび発送元と受取元の住所から配送業者のホームページなどで調べることになりますが、出品者が商品のサイズや配送業者を表記していない場合などはコメントから聞いて確認しておきましょう。
送料を確認せずに取引を開始するのはトラブルの元となりますのであまりおすすめできません。
関連:商品が発送されない!メルカリのトラブルと対処法まとめ
着払いは高い?

着払いと送料込みの場合、どちらの方が総支払額が高くなるのでしょうか?
送料込みの場合は出品価格に送料が含まれています。着払いの場合は出品価格とは別に送料がかかります。
つまり想定する商品価格が500円の場合、送料込みで出品するならその金額に送料を上乗せした金額で出品し、着払いでの出品であればそのままの値段で出品するということです。
ということは出品者が発払いで支払う送料と、着払いの場合の送料でどちらが高いか考えれば、送料込み出品と着払い出品のどちらが安いかわかるわけです。
例えば60サイズ以上の商品の場合、送料込み出品であればほとんどらくらくメルカリ便の宅急便が利用されます。
一方着払いであれば日本郵便のゆうパックが利用されます。
その場合の価格は以下の通りです。(同県内の場合)
サイズ | らくらくメルカリ便の宅急便 | ゆうパック着払い |
60サイズ | 750円 | 810円 |
80サイズ | 850円 | 1,030円 |
100サイズ | 1,050円 | 1,280円 |
120サイズ | 1,200円 | 1,530円 |
140サイズ | 1,450円 | 1,780円 |
160サイズ | 1,700円 | 2,010円 |
上記のようにすべてのサイズでらくらくメルカリ便の宅急便の方が安くなりました。
この金額は同県内への配送の場合で、らくらくメルカリ便の価格は全国一律であるため最短距離の同県内の配送でさえらくらくメルカリ便の方が安いということは、配送距離が長くなれば長くなるほど着払いのほうが割高になっていくということを表しています。
ですので結論として基本的に着払いの方が購入者が支払う総額は高いといえますので、着払いで出品されている商品を購入したい場合には、まずはらくらくメルカリ便での発送をコメントからお願いしてみるのが良いといえます。
関連:ゆうパックを着払いで送る際の料金や伝票などいろいろ
メルカリに出品出来ない禁止されている商品
出品から購入までの個人対個人の取引がヤフオク!や楽天オークションなどと比べて、簡単で時間がかからずにiPhoneやAndroidといったスマホひとつでできるメルカリですが、どんな商品でも出品していいわけではありません。
ルール違反の出品を行った場合は注意や警告、あるいは出品商品の削除やアカウントの停止処分などその違反のレベルに応じたペナルティを受けてしまいます。
出品禁止商品をきちんと確認し、ルール違反を知らず知らずのうちに犯してしまわないようにしましょう。
メルカリの出品禁止商品

メルカリの規約に出品禁止商品の記載がありますが、「法令に違反する商品」など抽象的な表現となっているため、ここでは具体的な例を挙げながら見ていきます。
(1) 法令に違反する商品
麻薬や危険ドラッグ、拳銃など法律で取引が禁止されているものが該当します。
(2) 主として武器として使用される又はそのおそれのある目的を持つ商品
ナイフやボウガンなど攻撃することを目的とするものが該当します。
エアガンや木刀なども武器とみなされる可能性があるので基本的に出品しない方が無難でしょう。
(3) 他のユーザーの権利を侵害する又はそのおそれのある商品
(偽ブランド品を含むがこれに限られないものとします)
偽ブランド品やレプリカ商品、本物かどうかわからないブランド品などがこれに該当します。
もちろん本物かどうかわからないからと言って「ノーブランド」として出品するのもアウトです。
著作権、商標権など他人の権利を侵害するものも該当します。具体的には海賊版DVDや許可なしに他人の絵をプリントしたTシャツなどです。
ただし2次創作物についてはメルカリの定める二次創作物のガイドラインに沿うものであれば出品することが可能です。
メルカリで二次創作物の出品が認められている商標作品としては、スマートホン用アプリゲームのIngressと、小山宙也氏の漫画「宇宙兄弟」があります。
(4) 犯罪等によって入手した商品
詐欺や恐喝などで手に入れた商品を販売してはなりません。
(5) 公序良俗に反する商品
アダルト関連の商品はもちろんのこと、レディース用の下着(中古・新品問わず)、メンズ・ベビー・キッズ用下着類(新品は出品可)、ブルマ・スクール水着類(中古・新品問わず)、クリーニングしていない中古の学生服や制服なども禁止されています。
(6) 商品の販売の際に、法律上の許認可が必要な商品
たばこや医療品、コンタクトレンズや保健所許可や営業許可のない食品(包装や食品表示がされていないものも含む)がこれに該当します。
その他にはサプリメント類や許認可のない一部の手作り品(コスメ、化粧品、石鹸、シャンプー、コンディショナー、乳液など)も該当します。
化粧品などは自作ではなく一般に販売されているものであれば出品可能です。
(7) 人体・健康に影響を及ぼすおそれのある商品
剃刀の刃や放射性物質などいわゆる危険物が該当します。
(8) コンピュータウィルスを含むデジタルコンテンツ
後述いたしますがデジタルコンテンツを含めて実体のない商品は今の段階では取引は禁止されていますので、ウィルスのありなしに関わらず出品できません。
恐らく将来的にメルカリではデジタルコンテンツの取引をする予定があるのでこの一文を入れたのだと思われます。
(9) 一つの商品でありながら代金を複数に分割して出品された商品
要は疑似分割払いの禁止です。
具体的にはある購入者がお金がなくて1万円の商品をすぐに買えないけど欲しいような場合に、1000円で出品して最初の1回の取引で商品を送り、後9回同じ商品を買ってもらい支払いのみの取引をするなど。
(10) 道路運送車両法上の所有者の変更登録が直ちにできないまたはそのおそれがある自動車およびオートバイ
法律によって所有者の変更や登録がすぐにできない自動車、オートバイなどがこれに該当します。
すぐに変更や登録ができる自動車やオートバイであれば出品しても問題ありません。
(11) 債券、有価証券、保険等の金融商品
金券、割引券、優待券、クーポン、プリペイドカード等や現金(外貨含む)がこれに該当します。ビットコインやリップルなどの仮想通貨
以前はこの項目で禁止されていたチケットですが、チケットカテゴリの設置に伴い転売目的で得たチケット類に関してのみ出品禁止となっています。
一方でメルカリ上で多数取引されている図書カードやテレホンカードについては、実はメルカリ運営の判断上は出品禁止商品です。

(12) 人体、臓器、細胞、血液またはそれに類するもの
上記に加え唾液などの体液類や爪や皮膚などです。
(13) 生き物
生きていなくてもダメです。
(14) 盗品
盗んできたものを売ってはいけません。
また自分が盗んでなくてもそれが盗品であると知った上で販売してもいけません。
購入者側からしても購入商品が盗品であった場合には刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)の規定により押収を受けることもありますので盗品と分かっている場合は購入してはなりません。
(15) 物品ではないもの
(情報、サービスの提供、会員権などの権利を含むがこれに限られないものとします)
デジタルコンテンツ(画像や動画のデータ)や、「ロト6を当てる方法」などのような情報商材、マッサージや犬の散歩のような無形のサービス提供、ゴルフ倶楽部の会員権やゲームサイトのアカウントなどのような権利関係の売買は禁止されています。
具体例はほかにもあると思いますが、基本的に現実に物自体がない場合はアウトです。
ただしメルカリ公式ツイッターでは「権利者が禁止していない電子データ類の出品は可能」との見解を示しています。
つまり権利者が禁止していなければゲーム内通貨やアイテムをメルカリで売買する「RMT」は許容されていることになります。

他にもオーダーメイドで服を制作するなど物品の売買を伴うサービスは出品可能です。
(16) その他、弊社が不適切と判断した商品
弊社(=株式会社メルカリ)が不適切と判断した商品に関しては出品することができません。
表現があいまいで分かりにくいので、わかる範囲の商品を後述いたします。
メルカリ事務局が不適切と判断する出品物や出品方法

ガイドやよくある質問などに記載のあるものをまとめてみました。
ここに記載のあるもの以外でも事務局が不適切と判断するものはあるかもしれませんが現在確認できたものは以下のもの(こと)となります。
・実際に手元にある商品画像を掲載せず出品すること
例えば福袋のようなもので中身の画像を掲載しない場合や、オーダーメイドで服を作る場合などにおいてその商品のサンプルの画像を掲載しない場合、また手元に商品はあるがメーカーのHPなどから写真を持ってきて掲載している場合などが該当します。
・手元にない商品を予約、取り寄せで販売すること
要は手元にない商品を販売してはならない、ということです。手に入る予定であっても実際に手元にない場合は出品してはなりません。
・出品者とは別の第三者の商品を代理で出品すること
代理出品の禁止ということです。自分のもの以外は出品することはできません。
・商品に関する契約などで譲渡・転売が禁止されているもの
譲渡や転売が禁止と書かれていたり口頭で伝えられた商品が該当します。
・安全性に問題があるもの
割れた陶器のようなものや発熱するような壊れ方をした電子機器類などが該当します。
・個人情報
名簿や連絡先の載っている卒業アルバムなどが該当します。
・宣伝、探し物の出品
売買が目的でなく宣伝や探し物をしているなどのメッセージの表示を目的とした出品は禁止されています。
・開封済み、または到着後1週間以内に賞味(品質保持)期限が切れる食品
食品を販売する場合には未開封かつ賞味期限が十分にあることを確認しましょう。
・残債がある携帯電話、契約中の携帯電話
携帯電話を出品する場合にはその機体と携帯電話会社との契約が完全に終了している必要があります。未払いの本体代金もきちんと払っておきましょう。
・同一商品を複数出品
例え商品が複数個手元にあったとしても、同じアカウントで複数の同一商品の出品はできません。きちんと一つ一つ売るようにしましょう。
上記以外にも「○○様専用」のような専用出品も明確に禁止されています。
ですが、これに関しては現状ではまかり通っており、専用出品を理由に運営事務局が削除などのペナルティを行ったことは確認できていないので、実質OKと考えても問題はないと言えます。
関連:メルカリで○○様専用というタイトルで出品されている理由
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