メルカリのトラブルまとめ!出品者・購入者の対処法



iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリで多いトラブルとその対処法です。

メルカリは出品者と販売者が商品と料金を直接対面することなく取引するアプリです。そのためトラブルが発生することも多々あります。それが勘違いで起こるトラブルもあれば意図的に悪意を持って起こるトラブルもあります。

そんなメルカリで起こるトラブルについて招待コードに関するトラブル、購入者側が困るトラブル、出品者側が困るトラブル、運営とユーザーとの間でのトラブルに分けてみていきましょう。

招待コードに関するトラブル

ツイッターや掲示板などで「メルカリに私の招待コードを使って登録してくれたらiTuneカードあげます」「Amazonギフト券あげます」といった形で招待をして招待ポイントを稼ごうとするユーザーがいます。

しかし実際にこれらのコードを利用して登録をしても、iTuneカードやAmazonギフト券を受け取れない事がほとんどで、これらはほぼ間違いなく詐欺行為と言ってもいいものです。

このような行為はメルカリにある規約で定められた禁止行為の一つ「特定の条件と引き換えにメルカリへの登録を促す行為」に該当するため、運営にばれた場合には当然それなりのペナルティがあります。



この詐欺行為にあってしまった場合の対処法としては運営への通報が一番有効です。該当するメッセージや書き込みのスクリーンショットを撮り、運営へ通報します。



運営の公式ツイッター(https://twitter.com/mercari_jp)へ知らせるのが一番簡単です。その際に相手の招待コードなどどのユーザーなのか特定できる情報を載せておくとスムーズです。

購入者側が困るトラブル



購入者と出品者間でのトラブルで購入者が困る場合についてその種類と対処法についてです。

それぞれについて解説しますが、共通事項として「絶対にトラブルが解決するまで相手を評価しない」ことが重要です。

相手を評価してしまうとそこで取引が完了してしまいトラブルも解決したと判断されるからです。

よくあるトラブル(購入者側)
1.購入した商品が発送予定日を過ぎても発送されない
2.購入した商品の発送通知が来たのに届かない
3.送料込みで出品されていた商品が着払いで届いた
4.不良品が届いた、または説明と違う商品が届いた
5.一方的にキャンセルをすると言われた、またはキャンセルしろと言われた

1.購入した商品が発送予定日を過ぎても発送されない



発送予定日を過ぎても出品者から発送通知が送られてこないという場合です。

メルカリでは出品する際に「発送までの日数」を設定します。購入者が商品を購入し、商品代金を支払ったら出品者はこの日数までの間に商品を発送する必要があります。

もしこの期日から3日以上経過しても発送通知が来ておらず、さらに出品者から3日以上メッセージが届いていなければ、購入者側の取引画面にキャンセル用のフォームが表示されますので、ここからメルカリ運営に連絡をしてキャンセル手続きを行いましょう。

2.購入した商品の発送通知が来たのに届かない



1と違い出品者が発送通知をしてきたのにいつまでたっても商品が届かない場合です。

考えられる原因として以下の3つが考えられます。
・悪天候などによる遅延
・出品者が商品を発送していないのに発送通知をした
・配送事故による紛失

まずは台風や大雪など悪天候などによる遅延である可能性を考えます。ニュースやインターネットでそのような気象条件になっていないか調べましょう。悪天候が確認できた場合は通常より3〜4日程度遅延することもありますのでその程度は待ちましょう。

次に出品者に取引画面からメッセージを送り連絡を取ります。

その際に商品の状態を配送業者のホームページなどから確認するときに必要な「追跡番号」を教えてもらいます。ゆうぱっくや宅急便、レターパックなど追跡番号が付いているタイプの発送方法であれば必ず追跡番号はありますので聞いてみましょう。

追跡番号を手に入れたら該当する配送業者のホームページの荷物追跡のページへ行き、この追跡番号を入力して商品の状態を確認します。



当サイトのトップページにあるおみくじ追跡を使えば日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便・福山通運・西濃運輸のすべてのサービスの商品追跡を1つのページで行うことが出来るのでおすすめです。

もし追跡番号が無いタイプの配送方法、例えばゆうメールや定形外郵便などを利用している場合には、出品者から配送業者に問い合わせてもらう必要があります。

それでも商品の所在が分からない、どうしても届かないなどの場合は運営事務局に問い合わせからキャンセルを依頼しましょう。

1、2については別ページで詳しく解説していますのでそちらを参考にしてください。

関連:メルカリで購入した商品が届かない場合の追跡方法

3.送料込みで出品されていた商品が着払いで届いた



この場合は受け取りを拒否しましょう。約束と違うので商品を受け取る必要はありません。受け取り拒否をすると商品は出品者の元へ返されますので、今度はきちんと元払いで発送してもらいましょう。

また元払いで発送してもらえない場合でも、着払いの受け取りを拒否するのに十分な理由があるため商品代金はきちんと返ってきますので受け取らなかったからと言って損することはありません。

もし着払い代金を支払い、受け取ってしまった場合は返金について出品者と話し合います。

返品や返金など出品者と折り合いがついたらその通りにすればいいですが、もし折り合いがつかない場合はメルカリ運営に問い合わせをして対処してもらいましょう。

この時に絶対に相手を評価してはいけません。評価をしてしまうと取引が完了してしまい、どのような理由であろうとメルカリの運営事務局も対処してくれません。

4.不良品が届いた、または説明と違う商品が届いた



不良品や説明と違う商品が届いた場合は返品および返金手続きを行います。

まずは絶対に相手を評価しないでください。評価をすると返品も返金もできない可能性が高くなります。

返品返金手続きの方法は以下の通りです。
・出品者と連絡を取り返品・返金の同意を得る
・商品を出品者に返品する
・出品者が返品を受けた旨をコメントする
・運営に問い合わせから返金手続きを依頼する

もし出品者に連絡を取っても返品の同意が得られなかった場合は運営事務局に問い合わせからトラブルの内容および出品者と同意が得られなかった旨を伝えて対処してもらいます。

返品・返金手続きの詳しい内容については別ページで解説していますのでそちらを参照してください。また同ページで3の内容についても触れていますのでそちらの場合でも参照してください。

関連:メルカリで購入後に返品返金してもらう方法

5.一方的にキャンセルをすると言われた、またはキャンセルしろと言われた



その商品がどうしても欲しい場合は非常に残念ですが、恐らくその出品者は商品を発送してくれることは無いでしょうからキャンセルすることになります。

その商品の発送期日から3日以上経過しても発送通知が来ておらず、さらに出品者から3日以上メッセージが届いていなければ、購入者側の取引画面にキャンセル用のフォームが表示されますので、ここからメルカリ運営に連絡をしてキャンセル手続きを行いましょう。

キャンセル手続きが完了し次第、商品代金は返金されます。

サービス当初は緩かった商品を発送しない出品者への取り締まりが、2015年頃から厳しくなったのでその様な出品者にはそれ相応のペナルティがあるものと考えられます。

出品者側が困るトラブル



購入者と出品者間でのトラブルで出品者が困る場合についてその種類と対処法についてです。

よくあるトラブル(出品者側)
1.商品が購入されたのに支払いをいつまで経ってもしてくれない
2.支払い完了後にキャンセルをしたいと言ってきた
3.商品が届いているはずなのに受取評価をしてくれない
4.専用出品にしていた相手と違う人に購入された
5.コメント必須で出品していた商品をコメント無しで購入された
6.コメント欄を荒らされた、または粘着されて嫌がらせをされている

1.商品が購入されたのに支払いをいつまで経ってもしてくれない



商品購入時に購入者が支払い方法の選択で即時決済ではない支払い方法、つまりコンビニ決済や銀行ATMを選択した場合はいつまで経っても支払ってくれないことがあります。

この場合、まずは取引画面からメッセージを送りそれでも支払ってくれない場合はキャンセルをします。商品が購入されてから翌々日の24時になれば取引画面からキャンセルができるようになります。

2.支払い完了後にキャンセルをしたいと言ってきた



支払いは完了しているのにメッセージでキャンセルしたいと伝えてきた場合についてですが、本来はこの申し出は受ける必要はありません。ですので発送しても良いのですが、この場合でもキャンセルした方が無難です。

というのも商品を発送しても商品を受け取ってくれなかったり受取評価をしてくれなかったりと余計なトラブルが起こる可能性が高いからです。

ですので運営に問い合わせるか購入者側からキャンセルしてもらい、念のために該当ユーザーをブロックしてしまえばOKです。

1、2については別ページで解説していますのでそちらを参照してください。

関連:メルカリで出品者がキャンセルする方法とそのペナルティ

3.商品が届いているはずなのに受取評価をしてくれない



まずは取引画面から購入者にメッセージを送りましょう。受取評価を忘れているだけの場合はこれで評価をしてくれます。

メッセージを送っても反応が無かったりする場合は運営事務局に問い合わせから評価の依頼をします。

どちらの場合でも購入者が商品を受け取って、商品に不備が無いことを確認する程度の時間を開ける必要はあります。

また相手に受け取っていないと主張されないようにするために発送の段階でらくらくメルカリ便やゆうぱっくなど追跡ができる発送方法を選ぶようにしておきます。

もちろんゆうメールや定形外郵便など追跡ができないものでも受取評価をしてくれない理由にはなりませんが受け取っていないと言われた時に郵便局の事務所などに直接問い合わせる必要が出てくるので余計な手間が増えます。

受取評価をしてくれない場合については別ページで解説していますのでそちらを参照してください。

関連:メルカリで購入者が受取評価をしてくれない場合の対処法

4.専用出品にしていた相手と違う人に購入された



いわゆる「横取り」と呼ばれる行為に当たりますが、この場合はその購入者ときちんと取引をする必要があります。

というのも専用出品はあくまでユーザー間の独自ルールですので、メルカリの本来のルール上では購入された商品に対して出品者は取引を完了する義務があります。

この義務を果たさない場合、メルカリ運営からペナルティを受ける可能性があるのは出品者であるので不本意であっても支払いがあったなら商品を発送しましょう。

その上でその購入者をブロックしておけば同じことを同じユーザーにされることはありません。

5.コメント必須で出品していた商品をコメント無しで購入された



この場合も4の場合と同じくきちんと取引する必要があります。コメント必須と書いてそれを購入者に矯正するのも独自ルールであり、メルカリの規約上は禁止されているからです。

購入された商品を発送しないユーザーに対する取り締まりが強化されていますので、商品代金の支払いが完了しているなら発送しなければアカウント停止や削除などのペナルティを受ける可能性があります。

取引を完了した上でその購入者をブロックしておけば同じことを同じユーザーにされることはありません。

6.コメント欄を荒らされた、または粘着されて嫌がらせをされている

該当ユーザーをブロックしましょう。またコメント欄が荒らされるなどの被害がある場合は運営に問い合わせておけば該当ユーザーへペナルティを与えてくれる可能性があります。

4、5、6に関連してブロックの仕方については別ページで解説していますのでそちらを参照してください。

関連:メルカリでブロックする方法と解除する方法

メルカリの運営事務局とのトラブル



1.身に覚えのない理由で商品ページが削除された、アカウントが停止されたなど

それぞれについて運営事務局から理由が記された通知が来ているはずですが、身に覚えが無い場合は運営事務局に問い合わせをしましょう。

関連:メルカリ事務局に電話やメールで問い合わせる方法

2.売上金が残った状態でアカウントが無期限停止または削除された

まずは振込申請ができるかどうか試してみます。振込申請ができるなら売上金を振り込んでもらえるので問題はありません。

もし振込申請ができない場合はメルカリの運営事務局に問い合わせて売上金を振り込んで貰うよう交渉してください。

それでも売上金が返してもらえない場合は「消費者生活センターで相談」または「裁判を起こす」などの行動に出る必要が出てきます。

売上金没収については規約で規定されていますが、民法で規定されている違約金と同一ではないため額によっては十分に取り返すことができるでしょう。

また実際にそのような行動に出なくとも問い合わせ時にメルカリ運営に「このように対処する」と伝えるだけでもけん制としての効果が期待できます。

実際に行動する場合には「消費者生活センター」(電話番号:0570-064-370)に相談の上で「少額訴訟を起こす」という流れになります。

少額訴訟は訴訟額が60万円以下の場合に使うことができ、費用は数千円程度からできます。

ただし訴訟額の条件を満たしていても少額訴訟ができる場合とできない場合がありますので、消費者生活センターや法テラスの無料相談などを利用してみてください。

関連:メルカリの詐欺の手口と詐欺に遭わないための対策

メルカリの出品者と購入者の手数料一覧



iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリの出品時および購入時の手数料一覧です。

メルカリは登録も出品も無料でできます。また商品を検索したりコメントをしたりといった機能を利用するだけであればそれらも無料でできます。月額利用料なども一切かかりません。

しかしメルカリ運営も儲けなければならないので、きちんとところどころで手数料を徴収しています。

基本的には出品者は商品を販売した時と、売上金を口座に振り込んでもらう時に手数料が発生し、購入者は商品購入時の支払い方法にコンビニ払いやATM支払いなどの有料の外部システムを用いて支払いを行った場合に手数料が発生します。

それらの手数料は、条件を満たした場合には無料となることもありますので、それぞれの手数料が発生する条件や手数料額などをこのページで確認していきましょう。

購入者が支払う手数料



メルカリに出品されている商品を買う購入者が支払う手数料についてです。

購入者が支払うことがある手数料は「商品購入時の支払い手数料」だけです。

しかも支払い方法で「銀行ATM」「コンビニ振込」「dケータイ払いプラス(ドコモ)」「auかんたん決済」「ソフトバンクまとめて支払い」を選んだ場合のみです。

この場合、手数料は100円です。手数料は商品代金および送料に上乗せされて請求されますのでまとめて決済します。それ以外の支払い方法の場合には手数料はかかりません。

手数料無料の支払い方法
・クレジットカード/デビットカード
・全額ポイント支払い
・全額売上金払い
・全額クーポン払い

手数料100円の支払い方法
・銀行ATM
・コンビニ振込
・dケータイ払いプラス(ドコモ)
・auかんたん決済
・ソフトバンクまとめて支払い

この手数料はメルカリ運営の収入源という訳ではなく決済システムの利用料です。

販売者が支払う手数料



メルカリに商品を出品する販売者が支払う手数料についてです。

販売者が支払う手数料は「商品販売手数料」と「振込手数料」の二つがあります。

また普通は払うことがありませんが、自分のミスによって払う可能性がある特殊な手数料として「組み戻し手数料」というものがあります。

・商品販売手数料

商品販売手数料:商品販売代金の10%

商品販売手数料は、商品を出品しそれが売れた際に商品代金の10%が手数料として徴収されます。

徴収方法は天引きで商品の販売代金から自動的に10%が引かれ、残りの90%が売上金に反映されます。商品販売手数料は各種手数料のうち唯一明らかにメルカリ運営事務局の利益となっている手数料です。

同業のラクマがキャンペーンとして手数料無料にしているため業界内では比較的高めの設定です。

・振込手数料

振込手数料:200円(通常振込)、400円(お急ぎ振込)

振込手数料は、商品を販売して得た売上金を自分の銀行口座に振り込んでもらう時に発生する手数料です。

売上金から手数料を引いた額が振り込まれます。振込口座を間違えてしまった場合は申請額から手数料を引いた額が売上金に戻されます。

・組み戻し手数料

組み戻し手数料:630円(振込手数料200円もかかるため合計で830円)

組み戻し手数料は、振込申請で間違った口座を指定してしまいその口座に売上金が振り込まれた場合に、正しい口座に振り込み直してもらうためにかかる手数料です。

間違った口座を指定して振り込めなかった場合にはこの手数料はかかりませんが、もし指定した間違った口座が存在しており振込めてしまった場合には組み戻し手数料がかかります。

組み戻し手数料は630円ですが、振込額にかかわらず振込手数料の200円も必ずかかるため手数料は合計で830円となります。売上金から手数料を引いた額が振り込まれます。これらの手数料は銀行に支払われる手数料です。

メルカリの実質の販売手数料について



メルカリでは送料負担を出品者がする「送料込み出品」と、送料負担を購入者がする「送料別出品」の二つの出品方法がありますが、らくらくメルカリ便の出現により送料込みでの出品がほとんどです。

しかし送料込みでの出品の場合には、販売手数料は実質的には10%ではありません。

というのも販売額に含まれている送料にまで手数料がかかるため、実際には10%を超える手数料がかかっているのです。

以下の条件の例を見てみましょう。

・販売価格2000円
・発送には60サイズらくらくメルカリ便(750円)を利用する
・販売手数料以外の手数料はかからないとする

この場合は販売手数料は「2000×10% = 200円」です。

しかし送料込みですので、2000円のうち750円は送料です。つまり商品代金にあたる価格は1250円です。

そう考えた場合には実質の販売手数料は以下の通り計算できます。

200/1250 = 16%

つまり実質的には16%の手数料がかかっている計算になります。

総額に対して送料の占める額が大きければ大きいほど実質の手数料割合も大きくなります。

販売額に対して振込額が少ないと感じることがあれば、原因は表面的な手数料とこの実質的な手数料のギャップのせいである可能性があります。

もちろん送料別の着払いでの出品であれば実質も10%の販売手数料となります。

他のフリマアプリの販売手数料



少しだけフリルの手数料に触れましたので他のフリマアプリの販売手数料の一覧も載せておきます。

メルカリ:販売額の10%

ラクマ:無料

ヤフオク!フリマ出品:8.64%(プレミアム会員のみ。それ以外は10%)

ショッピーズ:10%

クルクル:10%

フリマノ:無料(キャンペーン中のみ。通常は10%)

以下はサービスが終了したアプリ

ラインモール:無料(2016年5月末でサービス終了)

ゾゾフリマ:無料(2016年6月でサービス終了)

STULIO:5.4%(購入者も5.4%の手数料、2016年1月8日でサービス終了)

フリマアプリ業界はメルカリが大きなシェアを占めているため、フリルやラクマなどはシェアを奪うために販売手数料を無料に設定しています。

そのため将来的にメルカリが1強ではなくなった場合にはそれらのアプリの手数料無料キャンペーンは終わるものと考えられます。

ちなみにメルカリもサービス開始当初は手数料無料でしたが、ある程度シェアが広がってきた2014年10月から手数料が10%に変更されました。

関連:メルカリとヤフオクの手数料の違い

ラクマ(旧フリル)のポイントを現金化できない理由



iPhoneやAndroidといったスマートフォンで利用することが出来る女性向けフリマアプリのラクマ(旧フリル)でポイントを現金化できない理由についてです。

ラクマでは1ポイント1円として使えるポイントという制度があります。このポイントは、直接振り込んでもらったり売上金に交換するというような現金化をすることはできません。

一方で商品を販売して得た売上金は振り込んでもらうことで現金化できるのですが、この売上金はポイントへ交換することができます。

ラクマで商品を購入する際に売上金を使う場合、一度ポイントに交換しなければならないからです。

売上金もポイントも1ポイント1円であるので相互交換できてもいい気がします。しかしポイントから売上金へ交換することはできません。

なぜポイントは直接現金化したり、売上金へ交換したりすることができないのでしょうか。このページで詳しく見ていきましょう。

ポイントは一定期間が経つと消滅する

ポイントを売上金化および現金化できないことの要因として考えられるのは、現金化できないことによってラクマ側にいくつかのメリットがある点です。

例えばポイントの消滅分だけユーザーに支払うべき負債が減る(=儲かる)という点です。

現金として引き出せる売上金は消滅しませんが、ポイントは一定期間が経つと消滅します。売上金を交換したポイントが消滅するということは本来運営が払うはずであった負債が消滅するということになります。つまり端的に消滅したポイントの分だけラクマの運営が儲かると言えるわけです。

ポイントを売上金に交換できる場合、一定期間後に消滅するポイントで保持する理由がなくなりほとんどのポイントを売上金に交換することが考えられます。つまり消滅するポイントが大幅に少なくなることが考えられますので儲けが今よりも少なくなります。

運営としては儲けが多いに越したことはありませんので、ポイントを現金化できないようにしておくメリット一つとなります。

手数料10%の回収

他には出金されずにポイントとして利用してもらうことで少なくとも手数料の10%分はポイントの額面から回収できるという点です。

ポイントはラクマ以外では使うことができませんので利用されるのであれば必ずラクマで利用されます。

例えば10,000円分のポイントを現金化できる場合を考えます。

10,000円分のポイントが全額現金化されたとするとラクマ運営の通帳からは10,000円出金されますので「-10,000円」となります。

次に10,000円分の商品を全額ポイントで購入した場合を考えます。

販売者には10%の手数料を引いた9,000円分の売上が渡されます。つまり販売者がその9,000円を振込申請して現金化しても手数料分の1,000円をラクマは回収しているためラクマ運営の通帳は「-9,000円」となり全額出金されるよりも1,000円の差がでてきます。

通帳からの出ていくお金が少ないに越したことはありませんので、これもポイントを現金化できないようにしておくメリットの一つとなります。

ちなみにこの例でさらに販売者がその9,000円を出金せずに購入に充てたなら運営は10%の手数料をさらに回収できるので通帳は「-8,100円」となります。

さらにそれも購入に充てられたなら「-7,290円」・・・・とラクマ内でポイントを循環させればさせるほどラクマの運営の通帳のマイナスが0に近づき運営の利益が増えます。

不正ポイント獲得を減らす

また不正によるポイント獲得の被害を減らすことができるという点もあります。

ラクマでは招待コードによる招待でポイントを獲得することができます。このシステムを悪用し、複数アカウントを用いたりプログラムの脆弱性を突かれたりしてポイントを不正に獲得される可能性もあります。

この時にポイントを直接現金化できるのであれば素早く不正獲得ポイントの分を現金化されてしまいます。つまり運営の通帳から不正に出金されてしまう訳です。

一方でポイントを直接現金化できないのであれば、不正出金するまでに手間も時間もかかります。

そうすれば出金をされる数も大幅に少なくなりますし、かなりの数の出金を防ぐこともできるでしょう。仮に出金されたとしても一度商品購入を挟む必要があるので手数料の10%分は被害額を少なくすることもできます。

他にもいろいろ考えられますが、少なくともこれらのようなメリットがあるためポイントを現金化できないようにしてあると考えられます。

ポイントで商品券や図書カードを購入する



ちなみにラクマのポイントを現金化もしくは近いものに交換するならば、商品券や図書カードあたりをラクマで購入するのが無難です。

画像はラクマで「図書カード」で検索した例です。

額面よりも割高で出品されることがほとんどですが、ポイントを消滅させるよりはマシという考えであれば購入するのも一つの手です。

(追記)現在は商品券や図書カードといった金券の出品は禁止されています。

手数料無料!ラクマ(旧フリル)の売上金をポイントに交換する方法



iPhoneやAndroidといったスマートフォンで利用することが出来るフリマアプリのラクマ(旧フリル)で売上金をポイントに交換する方法です。

ラクマでは商品を販売して得た売上金で商品購入時の代金の支払いを行う事ができます。

しかしあくまでこれはある程度よりも新しいバージョンのラクマでの話であって、初期の頃の古いバージョンのラクマでは売上金で直接商品を購入することはできません。

古いバージョンのラクマでは売上金をポイントに交換して、それからポイントで商品を購入するという段階を踏む必要がありました。

そして今では全くメリットはありませんが、その古いバージョンのころの名残で売上をポイントに交換する手続きはマイページの売上確認ページからすることが可能です。

このページでは以前のバージョンのラクマを利用している方を対象として、売上金をポイントへ交換する方法を紹介します。

ちなみにできるのであれば、古いバージョンのラクマを利用している方は、売上金をポイントに交換して利用するよりは、ラクマ本体を現行のバージョンに更新することをお勧めします。

売上金をポイントへ交換する際の注意点

注意点は以下の二つです。

1.交換した売り上げは元に戻せない・現金化できない

一度売上金からポイントへ交換してしまった場合は、元に戻すことはできません。

そしてポイントは現金化することはできません。ですので使う予定がある額だけポイント化するようにしましょう。

2.ポイントは有効期限がある

売上金には有効期限はありませんのでそのまま放置していても消えることはありませんが、ポイントには有効期限があるため消滅することがあります。

有効期限は交換日から6ヵ月です。この期間を過ぎてしまうとポイントは消滅してしまい利用することができなくなります。

これらのことから使う予定のない売上金をポイントへ交換することのメリットは全くありませんので、できる限り売上金の形で保有するようにしましょう。

また交換してしまったポイントは早めに使い切るようにしましょう。これは交換で得たポイントだけでなく、他の方法で手に入れたポイントでも同様です。

iPhoneで売上金をポイントに交換する方法

1.トップページに行きます。ページ下部に「タイムライン」「さがす」「商品の出品」「お知らせ」「マイページ」と並んでいるところから「マイページ」を押します。するとマイページが表示されるので「出品した商品」「下書きの商品」「購入した商品」「いいねした商品」「コメントした商品」「売上確認・振込」「ポイントの確認」「友達を招待」「レビューを書く」「はじめてガイド」「ルール」「その他」と並んでいるところから「売上確認・振込」を押します。



2.売上の確認ページが表示されました。「現在の売上残高」「振込申請(現金で受取)」「ポイント交換(ポイントで受取)」「申請履歴」と並んでいるところから「ポイント交換(ポイントで受取)」を押します。



3.ポイント交換のページが表示されます。交換内容と書かれている部分の真下にある「交換金額」を押します。



4.交換金額を入力します。0円〜「現在の売上残高」までの範囲で交換したい金額を指定します。交換後にいくら売上残高が残るかは「交換後の売上残高」に表示されます。交換希望金額を入力し「完了」を押します。



5.「交換金額」「交換後の売上残高」「交換後のポイント」を確認し、問題が無ければ「交換内容を確認する」を押します。



6.最終確認画面が表示されます。再度交換内容を確認し問題が無ければ「ポイントに交換する」を押します。するとダイアログで注意書きが表示されるのでよく読んで大丈夫であれば「はい」を押します。



以上で売上金をポイントに交換できました。

Androidで売上金をポイントに交換する方法

1.トップページに行きます。ページ下部に「タイムライン」「さがす」「商品の出品」「お知らせ」「マイページ」と並んでいるところから「マイページ」を押します。するとマイページが表示されるので「出品した商品」「下書きの商品」「購入した商品」「いいねした商品」「コメントした商品」「売上確認・振込」「ポイントの確認」「友達を招待」「レビューを書く」「はじめてガイド」「ルール」「その他」と並んでいるところから「売上確認・振込」を押します。



2.売上確認・振込申請のページが表示されました。「現在の売上残高」「振込申請(現金で受取)」「ポイント交換(ポイントで受取)」「申請履歴」と並んでいるところから「ポイント交換(ポイントで受取)」を押します。



3.ポイント交換のページが表示されます。交換内容と書かれている部分の真下にある「交換金額」を押します。



4.交換金額を入力します。0円〜「現在の売上残高」までの範囲で交換したい金額を指定します。「交換金額」「交換後の売上残高」「交換後のポイント」を確認し、問題が無ければ「交換内容を確認する」を押します。



5.最終確認画面が表示されます。再度交換内容を確認し問題が無ければ「ポイントに交換する」を押します。



以上で売上金をポイントに交換できました。

現金ではなくポイントに交換するメリット

売上金は本来は現金として引き出すことができるものです。それをわざわざラクマの中でしか使えないポイントに交換するにはメリットがあるからです。

売上金を銀行口座に振り込んでもらう時に振込額が1万円未満の場合には手数料がかかります。この手数料は210円と取り立てて大きな額ではありませんが何度も取られていると馬鹿にならない額になります。

しかしポイントへ交換するのであれば一切手数料はかかりません。

つまり売上金が1万円未満の場合で購入者としてもラクマを利用するのであれば、売上金を一度口座に振り込んでそのお金で商品を買うよりは、売上金をポイントに交換してそのまま支払う方が手数料の分だけお得というわけです。

手数料以外にもメリットはあります。

売上金を振込んでもらう場合、下限は1000円となります。つまり1000円未満の場合には振込をしてもらえません。ですがポイント交換には下限はありませんので1000円未満の場合でも交換することができます。

また振込には銀行口座が必要ですが、銀行口座を持っていない場合でも売上金をポイントに交換すれば使うことができます。

現金化した方が使い道が多いのは確かですが、ラクマで商品を購入するのであればこれらのメリットがあるのでポイント交換をすることをお勧めします。

ただし一度ポイント化するともとには戻せませんので使う分だけ交換することも併せてお勧めしておきます。

注:このページの内容は2015年より以前のバージョンのラクマを利用している方向けの説明です。

現行のバージョンのラクマでも売上金からポイントへの交換はできますが、そもそもポイントに変換しなくとも売上金で直接商品を購入することができるため、売上金をポイントに変換するメリットは一つとしてありません。

どうしても現行バージョンで売り上げをポイントに交換したい場合には以下の手順で行います。

・トップページからマイページをタップ
・売上確認・振込をタップ
・ポイント交換(ポイントで受取)をタップ
・交換金額を入力後、交換内容を確認するをタップ
・ポイントに交換するをタップ
・はいをタップ

以上でポイントへ交換できます。

ラクマ(旧フリル)のポイントを貯める方法と有効期限



iPhoneやAndroidといったスマートフォンで利用することが出来る女性向けフリマアプリのラクマ(旧フリル)でポイントをためる方法と有効期限についてです。

ラクマには1ポイント1円としてアプリ内での買い物で使用できるポイントというものがあります。

このポイントは他のアプリやサイトではおまけ程度の扱いのものがほとんどですが、ラクマでは売上金をポイントに交換できるため購入者兼販売者というユーザーの間ではメジャーな支払い方法の一つとなっています。

ですがラクマのポイントには全て有効期限が設けられているため注意しておかなければなりません。

このページでは、ポイントを貯める方法と有効期限について詳しく見ていきます。

ポイントの貯め方

ラクマでポイントを貯める方法には大きく分けて次の4つがあります。

1.売上金をポイントに交換する
2.友人や知人を招待コードを使ってラクマに招待する
3.時折開催されるキャンペーンに参加する
4.ラクマレッスンで獲得する

1の方法については、以前はラクマでは売上金で直接商品を購入することができず、売上金を一度ポイントに交換してそのポイントで商品を購入するという方法を取る必要がありました。

ただ今のバージョンのラクマでは売上金のまま商品を購入することができますので、売上金をポイントに変換するのはメリットが全くないどころか、現金として取り出すことができなくなるというデメリットがあるだけです。

そのような理由から今のバージョンでも昔の名残で売上金をポイントへ変換することはできますが、する意味は全くありません。

ただし初期のバージョンのラクマを利用している場合には、今でも売上金で直接商品を購入することができませんのでポイントへの変換が必要となります。

2の友人や知人を招待コードを使ってラクマに招待するためにはメールLINEで直接友人知人を誘ってみたり、FacebookやTwitterのような方法で招待コードをつけて招待するのもいいでしょう。

また招待するのは直接の知人である必要はないのでアプリのレビューやブログ、ホームページで不特定多数を招待するのも有効な手です。

App storeやGoogle Playのラクマのレビューには多くの招待コードが貼り付けられているので一度見てみてはいかがでしょうか。

3のキャンペーンに参加してポイントを貯めるためにはきちんと「キャンペーンが開催される時期」と「ポイントが付与される条件」を確認する必要があります。

キャンペーン情報の確認は「Frilお知らせブログ」を週一回程度見ておけば大丈夫でしょう。また運営のTwitterをフォローしておくという手もあります。これらはマイページの「その他」から見ることができます。

4のラクマレッスンでのポイントの貯め方についてです。

ラクマでは初心者向けのチュートリアルをゲーム感覚でできるラクマレッスンという機能があります。

この機能では「商品の出品をしてみよう」「商品を購入してみよう」などのようなミッションが与えられます。必ずしもそうではありませんが、一定のミッションをクリアすることでポイントをもらうことができます。

ラクマの使い方を楽しく学ぶことができる上にポイントまでもらうことができますので、ラクマ初心者の人はまずはラクマレッスンをしてみると良いでしょう。

ちなみにラクマレッスンのミッションや、ラクマレッスンでもらうことができるポイントというのはユーザーごとに異なります。そのため例えば「友達同士でラクマレッスンを一緒にやろう!」という場合でも内容が同じとは限りませんので注意しましょう。

ポイントの有効期限

ラクマで貯めることができるポイントには全て有効期限が設けられています。

有効期限は基本的には獲得した時点から6ヶ月間となっていますが、キャンペーンで獲得したものについては例外で6ヶ月とは限りません。

キャンペーンで獲得したポイントの有効期限はキャンペーンごとに、また獲得条件ごとに異なるのでその都度確認しましょう。

ちなみに売上金をポイントに交換することで手に入れたポイントに関しても有効期限が定められており、例外なく6ヶ月となっております。

売上金は退会しない限り消滅しないのでラクマで利用する目途が立ってからポイントに交換するようにするとよいでしょう。

関連:現金への交換不可!メルカリのポイントの使い方と貯める方法

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