メルカリの出品者と購入者の手数料一覧
iPhoneやAndroidのスマートフォン用フリマアプリのメルカリの出品時および購入時の手数料一覧です。
メルカリは登録も出品も無料でできます。また商品を検索したりコメントをしたりといった機能を利用するだけであればそれらも無料でできます。月額利用料なども一切かかりません。
しかしメルカリ運営も儲けなければならないので、きちんとところどころで手数料を徴収しています。
基本的には出品者は商品を販売した時と、売上金を口座に振り込んでもらう時に手数料が発生し、購入者は商品購入時の支払い方法にコンビニ払いやATM支払いなどの有料の外部システムを用いて支払いを行った場合に手数料が発生します。
それらの手数料は、条件を満たした場合には無料となることもありますので、それぞれの手数料が発生する条件や手数料額などをこのページで確認していきましょう。
購入者が支払う手数料
メルカリに出品されている商品を買う購入者が支払う手数料についてです。
購入者が支払うことがある手数料は「商品購入時の支払い手数料」だけです。
しかも支払い方法で「銀行ATM」「コンビニ振込」「dケータイ払いプラス(ドコモ)」「auかんたん決済」「ソフトバンクまとめて支払い」を選んだ場合のみです。
この場合、手数料は100円です。手数料は商品代金および送料に上乗せされて請求されますのでまとめて決済します。それ以外の支払い方法の場合には手数料はかかりません。
手数料無料の支払い方法
・クレジットカード/デビットカード
・全額ポイント支払い
・全額売上金払い
・全額クーポン払い
手数料100円の支払い方法
・銀行ATM
・コンビニ振込
・dケータイ払いプラス(ドコモ)
・auかんたん決済
・ソフトバンクまとめて支払い
この手数料はメルカリ運営の収入源という訳ではなく決済システムの利用料です。
販売者が支払う手数料
メルカリに商品を出品する販売者が支払う手数料についてです。
販売者が支払う手数料は「商品販売手数料」と「振込手数料」の二つがあります。
また普通は払うことがありませんが、自分のミスによって払う可能性がある特殊な手数料として「組み戻し手数料」というものがあります。
・商品販売手数料
商品販売手数料:商品販売代金の10%
商品販売手数料は、商品を出品しそれが売れた際に商品代金の10%が手数料として徴収されます。
徴収方法は天引きで商品の販売代金から自動的に10%が引かれ、残りの90%が売上金に反映されます。商品販売手数料は各種手数料のうち唯一明らかにメルカリ運営事務局の利益となっている手数料です。
同業のラクマがキャンペーンとして手数料無料にしているため業界内では比較的高めの設定です。
・振込手数料
振込手数料:200円(通常振込)、400円(お急ぎ振込)
振込手数料は、商品を販売して得た売上金を自分の銀行口座に振り込んでもらう時に発生する手数料です。
売上金から手数料を引いた額が振り込まれます。振込口座を間違えてしまった場合は申請額から手数料を引いた額が売上金に戻されます。
・組み戻し手数料
組み戻し手数料:630円(振込手数料200円もかかるため合計で830円)
組み戻し手数料は、振込申請で間違った口座を指定してしまいその口座に売上金が振り込まれた場合に、正しい口座に振り込み直してもらうためにかかる手数料です。
間違った口座を指定して振り込めなかった場合にはこの手数料はかかりませんが、もし指定した間違った口座が存在しており振込めてしまった場合には組み戻し手数料がかかります。
組み戻し手数料は630円ですが、振込額にかかわらず振込手数料の200円も必ずかかるため手数料は合計で830円となります。売上金から手数料を引いた額が振り込まれます。これらの手数料は銀行に支払われる手数料です。
メルカリの実質の販売手数料について
メルカリでは送料負担を出品者がする「送料込み出品」と、送料負担を購入者がする「送料別出品」の二つの出品方法がありますが、らくらくメルカリ便の出現により送料込みでの出品がほとんどです。
しかし送料込みでの出品の場合には、販売手数料は実質的には10%ではありません。
というのも販売額に含まれている送料にまで手数料がかかるため、実際には10%を超える手数料がかかっているのです。
以下の条件の例を見てみましょう。
・販売価格2000円
・発送には60サイズらくらくメルカリ便(750円)を利用する
・販売手数料以外の手数料はかからないとする
この場合は販売手数料は「2000×10% = 200円」です。
しかし送料込みですので、2000円のうち750円は送料です。つまり商品代金にあたる価格は1250円です。
そう考えた場合には実質の販売手数料は以下の通り計算できます。
200/1250 = 16%
つまり実質的には16%の手数料がかかっている計算になります。
総額に対して送料の占める額が大きければ大きいほど実質の手数料割合も大きくなります。
販売額に対して振込額が少ないと感じることがあれば、原因は表面的な手数料とこの実質的な手数料のギャップのせいである可能性があります。
もちろん送料別の着払いでの出品であれば実質も10%の販売手数料となります。
他のフリマアプリの販売手数料
少しだけフリルの手数料に触れましたので他のフリマアプリの販売手数料の一覧も載せておきます。
メルカリ:販売額の10%
ラクマ:無料
ヤフオク!フリマ出品:8.64%(プレミアム会員のみ。それ以外は10%)
ショッピーズ:10%
クルクル:10%
フリマノ:無料(キャンペーン中のみ。通常は10%)
以下はサービスが終了したアプリ
ラインモール:無料(2016年5月末でサービス終了)
ゾゾフリマ:無料(2016年6月でサービス終了)
STULIO:5.4%(購入者も5.4%の手数料、2016年1月8日でサービス終了)
フリマアプリ業界はメルカリが大きなシェアを占めているため、フリルやラクマなどはシェアを奪うために販売手数料を無料に設定しています。
そのため将来的にメルカリが1強ではなくなった場合にはそれらのアプリの手数料無料キャンペーンは終わるものと考えられます。
ちなみにメルカリもサービス開始当初は手数料無料でしたが、ある程度シェアが広がってきた2014年10月から手数料が10%に変更されました。
関連:メルカリとヤフオクの手数料の違い
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