セイコーマートでの速達の出し方とポスト投函での発送方法



速達を付ける普通郵便(定形郵便・定形外郵便)をセイコーマートから送る手順を解説します。

セイコーマートの店内には郵便ポストが設置されていないので、速達郵便を出す際はセイコーマートで必要な料金分の切手を購入した上で、町中にある郵便ポストに投函して発送します。

ただし、セイコーマートの店舗によっては、お店の前にポストが設置されているところもあるので、そのような店舗であれば切手を購入しその場で発送することも可能です。そのポストの集荷時間を確認した上で、投函するようにして下さい。

セイコーマートでの速達の出し方



セイコーマートで切手を購入してから速達郵便を出す流れは以下の通りです。

まず送る荷物を茶封筒などの梱包材に入れて梱包し、封筒などの表面に宛名などを記入します。次に速達郵便であることを示すため、上記画像のように封筒の右上部(横長の封筒なら右側部)に赤い線をマジックなどで引きます。

定形郵便や定形外郵便では荷物の重量によって送料が変わってくるので、事前に自宅で荷物の重量を量った上でその重量分の送料と、その速達料金の合計金額を確認しておきます。

セイコーマートで確認した合計金額分の切手を購入した上で荷物に貼り付け、最後に町中にある郵便ポストに投函して発送作業は完了です。

セイコーマートで売っている切手

売っている切手の種類
× 1円切手 △ 2円切手
△ 10円切手 × 20円切手
△ 50円切手 ○ 63円切手
○ 84円切手 ○ 94円切手
△ 100円切手 × 120円切手
△ 140円切手 × 210円切手
△ 320円切手 △ 500円切手

セイコーマートで売られている切手の一覧は上記表の通りです。

○表示の切手がほとんどの店舗で扱われているもの、△表示の切手が店舗によって扱いがあるか変わってくるもの、×表示の切手がほとんどの店舗では扱われていないものとなっています。

◼切手購入時の支払い方法



セイコーマートでの切手購入時の支払い方法は現金のみとなっています。

切手購入の際にはクレジットカードやデビットカードでの支払いは行なえませんので、日頃現金払いをあまりしない方でも切手購入時には現金を持っていくようにして下さい。

また、電子マネーやプリペイドカード、クオカードでの支払いも切手購入時には行えません。SuicaやPASMO、iD、QUICPay、WAON、SAPICAなどといったセイコーマートで一般的に利用される電子マネーも使用できませんので、ご注意下さい。

なお、セイコーマートでの切手の料金は郵便局で購入した場合と同じ料金になっています。セイコーマートで購入したからといって郵便局で販売されている価格よりも若干料金を上乗せされていたりすることは絶対にありませんのでご安心ください。

◼速達の料金例



速達郵便を送るときの切手料金はその時利用する送り方と速達料金の合計金額となります。

例として定形郵便の50g以内の荷物に速達を付けて送る時を想定します。50g以内の定形郵便の送料は94円で、速達料金は260円なので、切手の合計金額は354円となります。

354円分の切手は単体では販売されていないので、複数枚の切手を組み合わせて封筒に貼り付ける必要があります。354円分の切手の組み合わせの例としては以下のような組み合わせがあります。

(1)260円切手1枚+94円切手1枚

(2)260円切手1枚+84円切手1枚+10円切手1枚

(3)260円切手1枚+63円切手1枚+20円切手1枚+10円切手1枚+1円切手1枚

一番おすすめの組み合わせは260円切手1枚+94円切手1枚の組み合わせです。枚数も少なく済み、94円切手の方は入手も簡単なので、迷った際はこの組み合わせを利用下さい。

路上ポストの集荷時間に注意



速達郵便物を郵便ポストから出す際は、そのポストの集荷時間(回収時間)を確認するようにして下さい。

郵便ポストに投函して郵便物を発送する際、実際にその郵便物が引受完了となるのは投函時ではなく、郵便局の集荷担当員が各ポストを巡回して郵便物を回収し、郵便局へ持ち帰り引受作業が行われたタイミングとなります。

そのため、ポストに投函した時刻がすでにその日の集荷が終了した後であれば、実際に引き受けとなるのは翌日の集荷後となります。

このようにポスト投函は差出人が思っているよりも実際に引受され配送作業が開始されるのが遅いので、投函前にポストの集荷時間は確認しておくことをおすすめします。

速達郵便物はわざわざ速達オプションを付けていることから、宛先までの到着を急いでいることが考えられるので、できるだけ引受が差し出した直後に行われる郵便局の窓口から発送することをおすすめします。

参考までに、実際のセイコーマートの近くにある郵便ポストの集荷時刻を以下に掲載します。

【北海道】セイコーマート東区本町1条店前のポスト

平日 土曜 休日
10:50 11:25 11:25
16:05 16:10 16:10

北海道札幌市にあるセイコーマート東区本町1条店前(北海道札幌市東区 本町一条8-1-1)にあるポストの集配回数は、平日・土曜日・日曜祝日いずれも1日2回となっています。

【北海道】セイコーマート函館山の手店向いのポスト

平日 土曜 休日
09:50 10:05 10:05
13:25 14:05 15:15
17:55 17:05

北海道函館市にあるセイコーマート函館山の手店向い(北海道函館市山の手1-18-26)にあるポストの集配回数は、平日と土曜日が1日3回、日曜祝日が1日2回となっています。

【北海道】セイコーマート新冠店前ポスト

平日 土曜 休日
11:30 11:40 11:35
16:35 16:35

北海道新冠郡にあるセイコーマート新冠店前(北海道新冠郡新冠町字中央町1−20 道の駅サラブレッドロード新冠)にあるポストの集配回数は、平日と同様日が1日2回、日曜祝日が1日1回となっています。

速達ならレターパックも検討

レターパックライトの基本情報
送料 370円
サイズ A4サイズ・厚み3cm以内
重さ 4kg以内
発送場所 郵便局の窓口・郵便ポスト
追跡番号 あり
補償 なし

定形郵便や定形外郵便といった普通郵便に速達を付けて送る際は、レターパックライトもしくはレターパックプラスで送る方法も選択肢として検討して下さい。

レターパックライトとレターパックプラスは共に専用封筒を購入してその中に荷物を入れて送る送り方で、配達スピードも速達並みの早さを誇っているのが特徴です。

速達速達の代わりとしてレターパックで送るときのメリットとしては、荷物の追跡が行える追跡サービスが付いていることが挙げられます。

また、レターパックプラスでは、補償サービスこそありませんが、書留郵便のように配達時には玄関先での対面手渡しとなるので重要な書類や荷物を送る際にも適したサービスです。

さらに送料もレターパックライトが370円、レターパックプラスが520円と速達速達と比較して大幅に安く設定されています。

速達速達では、25g以内の定形郵便に速達を付けて374円になるのに対し、レターパックライトではA4サイズ・重量4kgまでの荷物が送れてしまうので、速達郵便と比較して、レターパックがいかに安いかがわかります。

ただし、注意点としてレターパックでは速達のように配達が遅れてしまったときの返金制度は用意されていないので、ご注意下さい。この点があくまで準速達であるレターパックでの妥協点となります。

◼レターパックライトの専用封筒

日本郵便 レターパックライト






◼レターパックプラスの専用封筒

日本郵便レターパックプラス






上記画像のような青色のレターパックライト、赤色のレターパックプラスの専用封筒は、ともにセイコーマートで購入できます。

また、郵便局の窓口はもちろん、Amazonや楽天、Yahooショッピングといったネットショッピングでも購入できるので、買いに行く時間や売っているお店が近くにない方はぜひご利用下さい。

関連:レターパックライトの送り方

レターパックの過去の実際の追跡結果

参考までに、レターパックライトとレターパックプラスで送られ、到着までが完了した荷物の過去の実際の追跡結果を以下に掲載します。

以下の追跡結果からもわかるように、順速達のレターパックライトとレターパックプラスではほとんどの地域で翌日、離れた地域でも翌々日には到着しています。

◼東京都から東京都に1日で配達完了したレターパックライト

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
12/12 21:06 引受 銀座郵便局 東京都
12/13 03:32 到着 晴海郵便局 東京都
12/13 08:28 お届け先にお届け済み 晴海郵便局(京橋) 東京都

12月12日(水曜日)の夜に東京都中央区から発送されたレターパックライトは、翌日の12月13日(木曜日)の朝に配送先である東京都中央区に配達が完了しています。

◼東京都から東京都に1日で配達完了したレターパックライト

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
12/14 20:37 引受 銀座郵便局 東京都
12/15 06:19 到着 大崎郵便局 東京都
12/15 10:47 お届け先にお届け済み 大崎郵便局 東京都

12月14日(金曜日)の夜に東京都中央区から発送されたレターパックライトは、翌日の12月15日(土曜日)の午前に配送先である東京都品川区に配達が完了しています。

◼青森県から山口県に2日で配達完了したレターパックプラス

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
06/29 12:51 引受 青森金沢郵便局 青森県
07/01 07:09 到着 下関郵便局 山口県
07/01 10:53 お届け先にお届け済み 下関郵便局 山口県

6月29日(金曜日)のお昼に青森県青森市から発送されたレターパックプラスは、翌々日の7月1日(日曜日)の午前に配送先である山口県下関市に配達が完了しています。

◼島根県から大分県に1日で配達完了したレターパックプラス

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
12/19 12:28 引受 出雲郵便局 島根県
12/20 14:01 到着 別府郵便局 大分県
12/20 14:58 お届け先にお届け済み 別府郵便局 大分県

12月19日(火曜日)のお昼に島根県出雲市から発送されたレターパックプラスは、翌日の12月20日(水曜日)の午後に配送先である大分県別府市に配達が完了しています。

関連:速達料金の切手代と料金不足の場合は受取人払になるのか

速達料金の切手代と料金不足の場合は受取人払になるのか



郵便局や郵便ポストから速達の郵便物(定形郵便・定形外郵便・ゆうメール・ミニレター)を発送する場合の切手代はいくらになるのか、料金不足の場合はどうなるのかについてです。

速達を付けて1番安く送れる送り方はミニレターです。通常送料63円に追加して速達料金260円が加算された323円が切手料金として必要になります。

また、速達郵便として送ったときに切手が料金不足だった場合は、受取人に不足料金が請求されるか速達ではなく普通郵便として配達されるかいずれかの対応が取られます。

速達+定形郵便の切手代

重量 通常運賃 速達料金 合計金額
25g以内 84円 260円 344円
50g以内 94円 260円 354円

定形郵便に速達を付けて送る場合は、定形郵便の通常送料に速達のオプション料金が加算された額が送料の合計金額となります。定形郵便の通常送料は25g以内の荷物であれば84円、50g以内の荷物であれば94円です。

定形郵便に付ける速達料金はいずれも260円なので、それぞれの送料に加算された料金は25g以内で344円、50g以内で354円となり、これらの金額分の切手が必要になります。

344円と354円は、いずれも単体の切手では販売されていないため、複数枚の切手を組み合わせて封筒に貼り付けて対応します。344円切手の組み合わせの例としては、以下のような組み合わせがあります。

(1)84円切手1枚+260円切手1枚

(2)140円切手2枚+63円切手1枚+1円切手1枚

(3)260円切手1枚+63円切手1枚+20円切手1枚+1円切手1枚

◼定形郵便+速達の出し方

透けない封筒 テープ付 長形3号






定形郵便に速達を付けて送る際は、まずは送りたい書類など中身となるものを封筒に入れて梱包し、封筒の表面に宛名などを記入します。速達で送るため、下記画像のように封筒の右上部に赤いペンを使って線を引いて速達であることを示します。



荷物の重量を秤を使って量り、25g以内であれば344円、50g以内であれば354円の料金分の切手を封筒に貼り付けます。梱包した郵便物を郵便窓口もしくはポストから出して発送作業は完了です。

関連:362円分の切手の組み合わせ一覧と貼り方!郵便局やコンビニで買える

速達+定形外郵便(規格内)の切手代

重量 通常運賃 速達料金 合計金額
50g以内 120円 260円 380円
100g以内 140円 260円 400円
150g以内 210円 260円 470円
250g以内 250円 260円 510円
500g以内 390円 350円 740円
1kg以内 580円 350円 930円

定形外郵便(規格内)に速達を付けて送る場合は、定形外郵便(規格内)の通常送料に速達のオプション料金が加算された額が送料の合計金額となります。定形外郵便(規格内)の通常送料はその荷物の重量ごとに変わってきます。

また、速達料金も250g以内であれば260円、1kg以内であれば350円と荷物の重量によって変わってくるので、実際の送料はその時送る荷物によって大きく変わってきます。

例として挙げると重量100g以内の定形外郵便(規格内)の荷物に速達を付けたときの料金は、通常送料140円に速達料金260円が加算され400円となります。

この料金分の切手が送料の支払いとして必要になってきますが、400円のように定形外郵便の送料+速達料金の金額の多くは単体の切手では販売されていないため、複数枚の切手を組み合わせて封筒に貼り付ける必要があります。

400円分の切手の組み合わせの例としては、以下のような組み合わせがあります。

(1)260円切手1枚+140円切手1枚

(2)100円切手4枚

(3)290円切手1枚+100円切手1枚+10円切手1枚

◼定形外郵便(規格内)+速達の出し方

定形外(規格内)サイズの小型ダンボール







定形外郵便(規格内)に速達を付けて送る際は、まずは送りたい書類など中身となるものを封筒に入れて梱包し、封筒の表面に宛名などを記入します。次に速達で送るため前述したように封筒の右上部に赤い線を引きます。

荷物の重量を量ってからその重量分の定形外郵便(規格内)+速達料金の切手を用意の上で荷物に貼り付け、最後に郵便窓口もしくは郵便ポストから出して発送作業は完了です。



なお、定形外郵便(規格内)の規定サイズは上記画像のように長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm及び重量1kg以内です。このサイズよりいずれかでも超える場合は次の定形外郵便規格外となります。

関連:420円分の切手の組み合わせ一覧と貼り方!郵便局やコンビニで買える

速達+定形外郵便(規格外)の切手代

重量 通常運賃 速達料金 合計金額
50g以内 200円 260円 460円
100g以内 220円 260円 480円
150g以内 300円 260円 560円
250g以内 350円 260円 610円
500g以内 510円 350円 860円
1kg以内 710円 350円 1,060円
2kg以内 1,040円 600円 1,640円
4kg以内 1,350円 600円 1,950円

定形外郵便(規格外)に速達を付けて送る場合でも、定形外郵便(規格外)の通常送料に速達のオプション料金が加算された額が送料の合計金額となります。定形外郵便(規格外)の通常送料は、規格内と同様その荷物の重量ごとに変わってきます。

また、速達料金も250g以内であれば260円、1kg以内であれば350円、4kg以内であれば600円と荷物の重量によって変わってくるので、実際の合計金額はその時送る荷物によって大きく変わります。

例として挙げると、重量500g以内の定形外郵便(規格外)の荷物に速達を付けたときの料金は、通常送料510円に速達料金350円が加算され860円となります。

その料金分の切手が送料の支払いとして必要になってきますが、前述のように860円のように定形外郵便の通常送料+速達料金の合計金額の多くは単体の切手では販売されていないので、複数枚の切手を組み合わせて封筒に貼り付ける必要があります。

860円分の切手の組み合わせの例としては、以下のような組み合わせがあります。

(1)500円切手1枚+260円切手1枚+100円切手1枚

(2)320円切手2枚+100円切手1枚+120円切手1枚

◼定形外郵便(規格外)+速達の出し方

定形外(規格外)サイズのダンボール






定形外郵便(規格外)に速達を付けて送る場合は、まず送りたい中身となるものを封筒やダンボールといった梱包材に入れて梱包します。梱包材の表面に宛名などを記入した上で、速達で送るため赤い線を引きます。

定形外郵便(規格外)をダンボールで送る場合などは、ただ赤い線を引いただけだと目立たず、速達であることが見落とされてしまう危険性があるので、赤い線だけでなく赤い字で大きく「速達」と記入しておくといいでしょう。

荷物の重量を量り、その重量分の定形外郵便(規格外)の通常送料+速達速達の合計額分の切手を用意の上、荷物に貼り付けます。最後に郵便局の窓口へ持っていき差し出して発送作業は完了です。

定形外郵便(規格外)は郵便ポストに投函して発送するにももちろん可能ですが、基本的に規格外の荷物になると厚みがあるためポストの投函口に入りません。そのため、基本的に規格外は窓口から発送と考えておく方が無難です。

なお、窓口から発送するため合計金額分の切手が用意できなくとも、窓口で現金、またはクレジットカード・電子マネー・スマホQRコード支払い等のキャッシュレス決済で支払うことも可能です。

関連:880円分の切手の組み合わせ一覧と貼り方!郵便局やコンビニで買える

速達+ゆうメールの切手代

重量 通常運賃 速達料金 合計金額
150g以内 180円 330円 510円
250g以内 215円 330円 545円
500g以内 310円 330円 640円
1kg以内 360円 330円 680円

ゆうメールに速達を付けて送る場合でも、ゆうメールの通常送料に速達のオプション料金が加算された額が送料の合計金額となります。

ゆうメールの通常送料は、定形外郵便の規格内・規格外と同様にその荷物の重量ごとに変わってきます。ただし、速達料金はゆうメールの場合は全ての重量で一律330円と共通しています。

例として実際の速達ゆうメールの料金を挙げると、重量150g以内のゆうメールの荷物に速達を付けたときの料金は、通常送料180円に速達料金330円が加算され、510円となります。

合計金額の510円分の切手料金が必要になってきますが、510円切手は単体の切手としては販売されていないので複数枚の切手を組み合わせて封筒に貼り付ける必要があります。

510円分の切手の組み合わせの例としては、以下のような組み合わせがあります。

(1)290円切手1枚+120円切手1枚+100円切手1枚

(2)320円切手1枚+140円切手1枚+50円切手1枚

(3)140円切手1枚+120円切手3枚+10円切手1枚

(4)500円切手1枚+10円切手1枚

(5)290円切手1枚+100円切手2枚+20円切手1枚

◼ゆうメール+速達の出し方

ゆうメールでの発送に便利な小窓付き段ボール箱






ゆうメールに速達を付けて送る際は、まずは送りたいカタログなど中身となるものを封筒に入れて梱包します。次にゆうメールは郵便局員による中身の確認が行われるので、封筒の下部の端などに切れ込みを入れて、中身を覗けるようにします。

封筒の表面に宛名などを記入してから、ゆうメールで送るため「ゆうメール」と同じく封筒の表面の目立つ場所に記入します。また、前述したように、速達で送るため封筒の右上部に赤い線を引きます。

荷物の重量を量り、その重量分のゆうメールの送料+速達料金330円の合計金額を確認し、その料金分の切手を用意の上、荷物に貼り付け、最後に郵便窓口もしくは郵便ポストに出して発送作業は完了です。

関連:500円分の切手の組み合わせ一覧と貼り方!郵便局やコンビニで買える

速達+ミニレターの切手代

重量 通常運賃 速達料金 合計金額
25g以内 63円 260円 323円

ミニレターに速達を付けて送る場合は、ミニレターの専用封筒に速達料金の260円分の切手料金が必要になります。

260円切手は単体の切手でも販売されています。ただし、260円切手が用意できない場合でも、複数枚の切手を組み合わせて封筒に貼り付けるやり方でも問題ありません。

(1)140円切手1枚+120円切手1枚

(2)100円切手2枚+50円切手1枚+10円切手1枚

(3)120円切手2枚+20円切手1枚

◼ミニレター+速達の出し方

日本郵便 ミニレター 郵便書簡






ミニレターに速達を付けて送る場合は、まずミニレター専用封筒を入手する必要があります。通常の長形3号などの封筒ではミニレターは送れないのでご注意下さい。

ミニレター専用封筒は郵便局の窓口で入手することができます。窓口で専用封筒をもらった後、その場で荷物を梱包して差し出してもいいでしょう。入手した専用封筒に送りたいカードなど中身となるものを入れて梱包し、封筒の表面に宛名などを記入します。

速達で送るため封筒の右上部に赤い線を引き、最後に速達料金260円分の追加切手を貼り付けて郵便局の窓口もしくは郵便ポストから出して、発送作業は完了です。

速達郵便で料金不足があった場合



速達郵便で送った際に貼り付けた切手が料金不足だった際は、その料金不足の状態によって、受取人に不足料金が請求されるか速達ではなく普通郵便として配達されるか2つの対応が取られます。

例として、定形郵便で50g以内の郵便物に速達を付けて送ったときを想定します。この場合、通常送料94円+速達料金260円の合計金額354円が切手料金として必要になります。

しかし、差出人が25g以内の通常送料と間違えて344円分の切手料金を貼って差し出してしまった場合、このときはそのまま速達として配達され、受取人に不足分の10円が請求されます。

理由としては、その郵便物に速達であることが書かれており、さらに速達料金260円を上回る金額が切手料金に貼られているので、不足料金は通常送料のものとして扱われるからです。

反対に、差出人が切手料金を例えば250円しか貼らずに差し出してしまった場合、速達料金の260円に満たしていないため、このときは速達としては扱われず普通郵便として宛先まで配達されます。

また、普通郵便だと94円で送れるため、250円の切手料金を貼っていれば充分に払えているので不足料金の請求はありません。その代わり、切手料金の超過分は差出人に返金もされませんのでご注意下さい。

関連:速達のポスト投函での出し方!左右間違えたときの対処法も

速達の受け取り方法と配達時間帯!受け取り拒否もできる



郵便局や郵便ポストから発送された速達の郵便物(定形郵便・定形外郵便・ゆうメール・ミニレター)は朝何時から夜何時までに届くのか、配達方法と受け取り拒否方法も合わせて解説します。

速達郵便は原則的に玄関先での対面手渡しで受け渡されます。ただし、書留などではないため不在時には持ち帰りにまではならず、そのまま郵便受けに投函されて配達完了となります。

速達郵便は平日はもちろん、土曜日・日曜日・祝日の配達が行われ、配達時間帯は朝8時から夜9時(21時)頃まで行われています。基本的には夜7時(19時)までが最終となりますが、郵便量が多い場合には9時頃まで行われます。

速達郵便の受け取り方法



速達郵便物の受け取り方法は、原則手渡しとなっています。定形郵便や定形外郵便などのように通常の受け取り方法が郵便受けへの投函で完了となる送り方であっても、速達を付けることによって手渡しでの受け渡しとなります。

ただし、書留を付けた郵便物ほど徹底はされていないので、受取人宅が不在だった場合は郵便受けへの投函となります。

不在時であっても持ち帰りしてもらって、再配達時に手渡しで受け取りたい場合は差出人に速達郵便に簡易書留もしくは一般書留のオプションを付けてもらうようにお願いして下さい。

なお、万が一配達する郵便物が郵便受けに入らない大きさの荷物だった場合は、不在時には持ち帰りとなり代わりに不在連絡票が投函されます。受取人は帰宅後に不在連絡票を元に再配達の依頼を行って下さい。

速達郵便の配達時間帯

配達日 配達時間帯
平日 朝8時から夜9時
土曜日 朝8時から夜9時
日曜日 朝8時から夜9時
祝日 朝8時から夜9時

速達郵便の配達が行われる時間帯は上記表の通りとなります。

速達を付けて送ると、通常だと平日だけの配達しか行われない定形郵便や定形外郵便などでも土曜日・日曜日・祝日の配達が行われるようになるので、365日平日から土曜日、日曜祝日まで行われます。

年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの長期の連休中であっても通常通り配達が行われます。

また、配達時間帯は朝8時頃から夜9時(21時)頃までとなっています。基本的には夜間は夜7時(19時)頃までが最終の配達となりますが、再配達など夜になっても郵便局内に配達する郵便物の量が多い場合には夜21時頃まで行われています。

通常の速達郵便には配達時間帯指定はないので、この時間帯の中で郵便局員内の配達ルートに従って配達が行われていきます。そのため実際によく配達が行われる時間帯は各家庭によって大きく異なっています。

自分の家の基本的な配達時間帯が気になる方は、受け取りの際に配達に来た郵便局員と対面した際に聞いてみるといいでしょう。

速達郵便の受け取り拒否方法



送られてきた速達郵便が迷惑なダイレクトメールや嫌がらせの手紙など受け取りたくない場合には、受取拒否をすることができます。

受取拒否は玄関先での対面手渡しで局員から渡されようとした場合でも、郵便受けに投函されていた場合でも、いずれも受取拒否して返送可能です。

ただし、一度開封してしまった郵便物は受取拒否することができませんのでご注意下さい。差出人の名前などから受取拒否するべきかどうかを判断するしかありません。

◼対面手渡しの場合

玄関先で郵便局員に渡されようとした場合は、そのまま受け取りたく郵便物だから受け取りを拒否したい旨を伝えて下さい。

局員にメモなどを渡され、そちらに「受取拒絶」と書き受取人の署名もしくは捺印をするように指示されるので、そのように記入し郵便物にそのメモを貼り付けることでその郵便物は受取拒否として返送されます。

◼郵便受けに投函の場合

受け取りたくない郵便物が自宅の郵便受けに投函されていた場合には、開封せずに上記の対面手渡しの場合と同様、付箋やメモを用意の上「受取拒絶」の文言と受取人の署名もしくは捺印をしてその郵便物に貼り付けます。

メモを貼り付けた郵便物を郵便局の窓口に持っていき受取拒否をして返送を伝えるか、そのまま郵便ポストに投函することで、その郵便物は差出人の元まで返送されます。

なお、受取拒否をしたい郵便物が何度も自宅に届いてしまう場合には、下記のようなスタンプのものを使用し、郵便物の封筒などに直接押す方法が手間がかからずおすすめです。

拒否ポン





受け取りが終わった過去の実際の追跡結果

参考まで簡易書留・一般書留・特定記録を付けて送られて、受け取りまでが完了した速達郵便の過去の実際の追跡結果を以下に掲載します。

◼東京都から愛知県に1日で配達完了した簡易書留+速達郵便

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/16 12:44 引受 東京北部郵便局 東京都
01/17 06:05 到着 中村郵便局 愛知県
01/17 15:19 お届け先にお届け済み 中村郵便局 愛知県

1月16日(水曜日)のお昼に埼玉県和光市にある東京北部郵便局から発送された簡易書留を付けた速達郵便は、翌日の1月17日(木曜日)の午後に配送先である愛知県名古屋市に配達が完了しています。

◼愛知県から東京都に1日で配達完了した一般書留+速達郵便

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
12/27 11:35 引受 名古屋栄一郵便局 愛知県
12/27 18:01 発送 名古屋神宮郵便局 愛知県
12/28 05:00 発送 東京北部郵便局 東京都
12/28 06:34 到着 豊島郵便局 東京都
12/28 11:20 お届け先にお届け済み 豊島郵便局 東京都

12月27日(木曜日)の午前に愛知県名古屋市から発送された一般書留を付けた速達郵便は、翌日の12月28日(金曜日)の午前に配送先である東京都豊島区に配達が完了しています。

◼茨城県から東京都に1日で配達完了した特定記録+速達郵便

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/30 12:40 引受 つくば研究学園郵便局 茨城県
01/31 06:54 到着 目黒郵便局 東京都
01/31 12:23 お届け先にお届け済み 目黒郵便局 東京都

1月30日(水曜日)のお昼に茨城県つくば市から発送された特定記録+速達郵便は、翌日の1月31日(木曜日)のお昼に配送先である東京都目黒区に配達が完了しています。

関連:速達の到着が遅い理由と遅延時に返金賠償してもらう方法

速達のポスト投函での出し方!左右間違えたときの対処法も



街中にある郵便ポストから速達の郵便物(定形郵便・定形外郵便・ミニレター等)を投函して発送する出し方を解説します。左右2つある投函口のうち、間違った方の投函口に入れてしまったときの対処法についても触れています。

速達郵便物は郵便ポストからの発送も可能で、投函口に収まるサイズの郵便物であれば投函してはいけない送り方はありません。定形外郵便規格外など、投函口の厚さよりも超える場合のみ、郵便窓口から発送する必要があります。

速達郵便物を左右2つある投函口に投函する際は、右側の投函口に入れるようにします。ただし、間違えて左側の投函口に入れたところで問題なく仕分けが行われ、配達先まで遅延することなく速達郵便として届きます。

ポスト投函の基本的な流れ



速達郵便をポスト投函で出すおおまかな流れとしては以下の通りです。

茶封筒などで送る荷物を事前梱包→宛名・差出人を記入→封筒の右上部に赤い線を引く→ポスト投函する

送る荷物は必ず自分で茶封筒などで梱包するようにして下さい。ポスト投函では絶対ですが、仮に郵便窓口から発送する際でも局員は代わりに梱包まではしてくれないので自分で梱包する必要があります。



また、今回のように定形郵便などを速達郵便で出す際は、普通郵便と間違われないように、上記画像のように封筒の右上部に赤いマジックなど使い赤い線を引く必要があります。これでその郵便物が速達郵便物であることを表示します。

ポスト投函から速達郵便を発送する際は、必ず送料分の切手の貼付けが必要です。必要になってくる切手料金は、定形郵便など基本の送料に追加して速達のオプション料金となります。

事前にその時送る郵便物の送料+切手料金を確認しておくようにして下さい。切手の購入場所は郵便局の窓口もしくは、ローソン・ファミリーマート・セブンイレブンなど各コンビニとなっています。

それ以外の切手の購入場所だと、大型のスーパーや文房具店、個人商店のタバコ屋などでも販売されています。

梱包した荷物に赤い線を引き、送料分の切手を貼り付けた上で、最後に郵便ポストに投函して発送作業は完了となります。

速達郵便のポスト投函口



現在出回っている一般的な郵便ポストには左右2つの投函口がありますが、速達郵便物は右側の投函口に入れます。

この二口タイプの投函口には、左側には「手紙・はがき」、右側には「その他の郵便物(大型郵便物・速達郵便・レターパック・国際郵便等)」と記載されており、速達郵便を右側に入れることは括弧書きで指示されています。

定形郵便で手紙を送る際に速達を付けて場合は、速達郵便のため手紙サイズでも左ではなく右側に入れるのでご注意下さい。

なお、このようにポスト投函口が2つに分かれている理由は、郵便局内の仕分け担当員の作業効率を上げるためです。

万が一間違った方の投函口に入れても問題なく仕分けは行われるので、間違えて左側の投函口に入れてしまっても配達が送れたり、差出人である自分まで返送されることはありませんのでご安心下さい。

また、普通郵便扱いにされてしまうこともありませんので、速達郵便として配達されます。

ポストに入らない場合の対処法



ポスト投函しようとした速達郵便物が投函口に入らなかった場合、まずは本当にその送り方の規定サイズの厚みに収まっているか確認して下さい。

速達を付けて送れる送り方には、定形郵便・定形外郵便(規格内・規格外)・ゆうメール・ミニレターがありますが、このうち厚みが3cm以上超えても送れるのは定形外郵便規格外のみとなっています。

そのため、定形外郵便規格外以外の送り方でポスト投函口に入り切らない場合は、明らかに規定サイズをオーバーしていることが考えられるので、再度荷物の大きさを確認するようにして下さい。

荷物の厚みを測定する際は、以下のような厚み測定定規を持っておくと普通に定規を使って測るよりもやりやすいのでおすすめです。

厚み測定定規 新スタンダードモデル






現在出回っている郵便ポストの投函口のサイズには大きく分けて以下の3種類があります。

◼︎最新のポスト投函口

厚み:4cm × 横幅:29cm

◼︎少し古いポスト投函口

厚み:3.4cm × 横幅:24cm

◼︎ローソン店舗内ポスト投函口

厚み:3.4cm × 横幅:24cm

このように規定サイズの厚みが3cm以内の送り方であれば、本来はいずれの郵便ポストでも入らないことはあり得ません。

ただし、定形外郵便規格外で速達郵便を送る際に、厚みが3cmを超える場合は投函口に入り切らないケースも起こるので、その際は無理して詰め込もうとするのではなく郵便窓口から発送を行うようにして下さい。

速達は集荷時間に特に注意



速達郵便物をポスト投函して発送する際は、そのポストの集配時間を確認するようにして下さい。

郵便ポストに投函して郵便物を発送する際は、実際にその郵便物が引受完了となるのは投函時ではなく、郵便局の集配担当員がそのポストの郵便物を回収し、郵便局へ持ち帰り引受作業が行われたタイミングとなります。

そのため、ポストに投函した時間がすでにその日の集配が全て完了した後の時間であれば、実際に引受となるのは翌日の1回目の集配後となります。

このように、ポスト投函した際は差出人が思っているよりも実際に引受され配送作業が開始されるのが遅いので、投函前にそのポストの集配時間は確認しておくと良いでしょう。

速達郵便物はわざわざ速達を付けていることから、宛先への到着を急いでいることが考えられます。そのためできるだけ引受が差し出した直後に行われる郵便局の窓口から行うことをおすすめします。

通常の郵便局の窓口が閉店しているような夕方以降であっても、数は限られますがいくつかの店舗のゆうゆう窓口を利用すれば、夜間や早朝でも郵便物の発送が行えます。

参考に日本全国にある郵便ポストの実際の集配時間の例を以下に掲載します。

【東京都】神山バッティングセンター向かいのポスト

平日 土曜 休日
14:20 14:20 13:40
16:45 16:45

東京都東久留米市にある神山バッティングセンター向かい(東京 東久留米市神宝町1-9-16)にあるポストの集配回数は、平日と土曜日が1日2回、日曜日と祝日が1日1回となっています。

【神奈川県】ローソン・スリーエフ塚原店内ポスト

平日 土曜 休日
11:00 11:00 11:00
16:03 16:03 16:03

神奈川県南足柄市にあるローソン・スリーエフ塚原店内(神奈川県南足柄市塚原1962)にあるポストの集配回数は、平日・土曜日・日曜祝日いずれも同じ時間の1日2回となっています。

【大阪府】もみかる枚方店前ポスト

平日 土曜 休日
11:20 11:15 11:15
15:50 15:55 15:55

大阪府枚方市にあるもみかる枚方店前(大阪府枚方市春日西町2-23-1)にあるポストの集配回数は、平日・土曜日・日曜祝日いずれも同じ時間の1日2回となっています。

【静岡県】円田公民館前のポスト

平日 土曜 休日
15:00 15:00 15:00

静岡県周智郡にある円田公民館(静岡県周智郡森町円田1070-1)にあるポストの集配回数は、平日・土曜日・日曜祝日いずれも同じ時間の1日1回となっています。

【福岡県】ローソン福岡南庄1丁目店内ポスト

平日 土曜 休日
10:00 10:00 10:00
15:00 15:00 15:00

福岡県福岡市にあるローソン福岡南庄1丁目店内(福岡県福岡市早良区南庄1-14-13)にあるポストの集配回数は、平日・土曜日・日曜祝日いずれも同じ時間の1日2回となっています。

関連:速達と着払いでの郵送方法!ポスト投函と郵便窓口から発送可能

速達の到着が遅い理由と遅延時に返金賠償してもらう方法



郵便局や郵便ポストから速達で発送された郵便物の到着が遅くなる理由と遅延した時に速達分の料金を返金賠償してもらう方法についてです。

速達郵便の配達が遅延してしまう理由には、いくつかの原因がありますが、速達料金の払い戻し対象になるのは郵便局員による人的ミスなど、明らかに郵便局側に責任があると認められた場合に限ります。

住所が間違っていたため調査に時間がかかったなど、差出人に責任がある場合は返金の対象にはなりませんのでご注意下さい。また、返金がされる場合も、返金対象となるのはあくまでも速達のオプション料金のみとなっています。

速達が遅くなる理由



速達で送った郵便物の到着が遅延してしまう理由には、いくつかの理由が考えられますが、大きく分けて郵便局側に責任がある場合と、差出人に責任がある場合の2つのケースがあります。

◼交通事情の理由

速達郵便が遅れてしまう一番の理由は交通事情の悪化があります。交通事情が悪い状況といっても交通渋滞によるものと、天候の悪化によるものがあります。

交通渋滞によるものとしては、その配達が行われている時期が年末年始や、ゴールデンウィーク等連休中で道路が渋滞する時期の遅延が多く、この時期では通常の配達よりも半日から1日程度遅れてしまうことがあります。

また、天候による遅延としては台風や大雪など通常通りの配達が困難なほどの悪天候時に、やはり半日から1日程度遅延してしまいます。

なお、いずれの交通事情による遅延理由も、実際は郵便局に責任があるわけではなく、世の中の全ての交通事情が悪化しているため、遅延が発生しても返金対象にはなりません。

◼普通郵便扱いで配達

実際は速達郵便として差し出しているのにも関わらず、郵便局側が速達ではなく普通郵便だと誤認してしまい、普通郵便として配達することで遅延してしまうこともあります。

これは郵便局側に責任があるので、遅延時の返金対象にもなります。ただし、速達郵便として表示するための赤い線が見にくかったり、正しく引けていないなど差出人側に原因があると考えられる場合は、返金対象にはなりません。

◼郵便局員による人的ミス

郵便物には正しく宛先を記載されていたのにも関わらず、郵便局員の仕分けミスにより全く宛先とは違う地方に配送してしまったり、郵便局内外で紛失してしまった場合も、速達郵便でも大きく遅延してしまいます。

この場合は、明らかに郵便局側に責任があるので遅延時の返金対象にもなります。

◼住所が間違っている等

送った速達郵便物に書かれている宛先の郵便番号や住所、氏名が間違っていたり、非常に読みにくい字だった場合、郵便局内での調査作業が必要になるため、結果として配達が遅れてしまいます。

この場合は、明らかに差出人に責任があるケースなので速達郵便の遅延が起こっても返金対象にはなりません。

◼ポスト投函で出した

差出人が速達郵便を郵便窓口ではなく、郵便ポストから発送した場合、差出人が思っているよりも到着が遅くなってしまうことがります。

ポスト投函では、実際に引受されるのは次のそのポストの集配時になるので、差出人がその日の集配が全て終了した後に投函した場合、実際に引受されるのは翌日の1回目の集配後となります。

そのため、差し出してすぐに引受作業がされる郵便窓口と違い、ポスト投函ではスタートとなるタイミングが遅くなりがちなので、最終的に配達も遅くなってしまうこともあり得ます。

当然、この場合は配送が遅れているわけではないので、返金対象にはなりません。

返金可能な遅延理由



上記した速達郵便が遅延してしまう主な理由のうち、返金対象となるのは、明らかに郵便局側に責任がある普通郵便扱いで配達し場合や、誤送などの人的ミスになっています。

その他の差出人に責任がある郵便物記載の住所が間違っていたケースや、ポスト投函で出したことが原因の場合は郵便局側の責任ではないので、返金対象にはなりません。

また、渋滞や天候の悪化による交通事情によるものも、差出人に責任がないのはもちろんですが郵便局にも責任がありません。

このような交通事情が悪い状況は、日本郵便だけでなくヤマト運輸や佐川急便といった他の配送業者はもちろん、一般の車も移動が遅れてしまいます。

そのため、このような交通事情による配達の遅延は、日本郵便だけのものではないため返金対象にはなりませんのでご注意下さい。

遅延時に返金してもらう方法



前述のように、速達郵便の配達が遅延した際、明らかに郵便局側に責任がある場合は返金の対象となります。

速達料金の返金の払い戻しを求める際は、差出人と受取人の双方が合意の上で、差出人から郵便局に対しその旨を伝える必要があります。

また、実際にその郵便物が速達で出されたことと、いつ引受されたか消印を確認するため、送られた郵便物の封筒など梱包材の現物もしくは写真など、証拠となるものが必要となります。

郵便局による調査の結果、郵便局側に責任がある遅延だと認められた場合は、払い戻し用の用紙に差出人が記入し返金手続きを行えば、最終的に速達料金が差出人に返金されます。

なお、速達料金を除いた定形郵便などの通常送料分は返金対象になりませんのでご注意下さい。

配達が完了した過去の実際の追跡結果



速達郵便に簡易書留・一般書留・特定記録付けてを窓口で差し出す際に、受領証が渡されるので、そちらに記載されている追跡番号(お問い合わせ番号)を元に追跡を行うことで、荷物の配送状況を確認することができます。

参考までに簡易書留・一般書留・特定記録を付けて送られ、到着までが完了した速達郵便の過去の実際の追跡結果を以下に掲載します。

◼東京都から東京都に1日で配達完了した簡易書留+速達郵便

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/04 18:12 引受 芝郵便局 東京都
01/05 06:53 到着 調布郵便局 東京都
01/05 12:29 お届け先にお届け済み 調布郵便局 東京都

1月4日(金曜日)の夕方に東京都港区から発送された簡易書留を付けた速達郵便は、翌日の1月5日(土曜日)のお昼に配送先である東京都調布市に配達が完了しています。

◼大阪府から大阪府に1日で配達完了した一般書留+速達郵便

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
02/17 17:43 引受 大阪北郵便局 大阪府
02/17 21:15 発送 大阪北郵便局 大阪府
02/18 03:10 発送 新大阪支店 大阪府
02/18 05:29 到着 淀川郵便局 大阪府
02/18 11:36 お届け先にお届け済み 淀川郵便局 大阪府

2月17日(日曜日)の夕方に大阪府大阪市から発送された一般書留を付けた速達郵便は、翌日の2月18日(月曜日)の午前に配送先である大阪府大阪市に配達が完了しています。

◼茨城県から茨城県に1日で配達完了した特定記録+速達郵便

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/30 12:43 引受 つくば研究学園郵便局 茨城県
01/31 06:38 到着 笠間郵便局 茨城県
01/31 09:22 お届け先にお届け済み 笠間郵便局(友部) 茨城県

1月30日(水曜日)のお昼に茨城県つくば市から発送された特定記録を付けた速達郵便は、翌日の1月31日(木曜日)の朝に配送先である茨城県笠間市に配達が完了しています。

関連:速達の郵便を当日中に届けるための差出時間と当日着可能範囲

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