チケットキャンプで専用出品する理由





ジャニーズやAKB48、EXILE、三代目 J Soul Brothersといったライブのチケットが出品されているチケットキャンプ(チケキャン)で専用出品をする理由についてです。

チケットキャンプに出品されているチケットの詳細部分に「○○様専用出品」と書かれているものを見かけることがあります。

この意味としては文字通り「○○様のために出品しているからそれ以外の人は買わないで」と言うことなのですが、出品者はどうしてこのような出品方法をしているのでしょうか?

またそのような出品商品に「○○様」ではないユーザーは落札申請をすることはできないのでしょうか?

(追記)チケットキャンプは2018年をもってサービスが終了しました。

具体的な専用出品例とは

専用出品は以下の画像のように出品されています。



基本的には「○○様専用」と詳細に記入し、他のユーザーは購入しないでなどの説明が追加で書かれています。このようにすることで特定のユーザーに対してのみ該当するチケットを販売することができます。

この専用出品という出品方法はチケットキャンプの正規のルールではありませんので、いわゆるユーザー間の独自ルールに分類されます。

チケットキャンプには特定のユーザーへのみ販売するというシステムは無いので、独自ルールでそれを疑似的に再現しているということです。

専用出品をする理由

購入者が決まっているのであればこのような回りくどいことをしなくても普通に購入してもらえばいいのに、なぜわざわざ○○様専用などとして出品するのでしょうか?

専用出品ページは基本的には他のページで購入に関する話がまとまった結果として作られることが多いです。

例えば値下げ交渉を受け付けると表明しているチケットで、ある購入希望者と値下げ交渉がまとまった場合にその人専用のページを作る場合があてはまります。

この場合、まず購入者からの値下げ希望に対して出品者がそれを受け入れます。

そこでそのまま値段だけを安くすると他の購入希望者が先に落札申請してしまうかもしれません。

出品者としては全く分からない購入者に買われるよりは、コメントのやり取りをして安心できる相手だと分かった購入者に買ってほしいので、その人専用にページを作るという訳です。

専用出品を他の人が落札することはできる?

出品者が専用出品をする理由は上記の通りですが、実際には○○様と指定されたユーザー以外でも落札申請を送ったり即落したりすることができます。

即落での取引の場合は専用出品であっても落札することができます。というのも落札申請が無いため出品者はどんな落札者であっても取引する義務が生じます。

逆に即落でない通常取引の場合には落札申請をしなければならないですから、専用出品では普通に考えれば申請が却下されますので基本的には落札できません。

専用出品の注意点

専用出品はあくまでユーザー間の独自ルールですから、それが元でトラブルになっても運営が助けてくれない可能性があります。

例えば専用出品ページを作ったにもかかわらず購入してくれない、というようなものが考えられます。チケットは期限があるものですから期限が迫っているものでこれをやられると致命的です。

しかし独自ルールである以上、この場合は運営は助けてくれません。

独自ルールを利用する場合はこのようなことが起こることもありますから、そのリスクを考えつつうまく利用するようにしましょう。

ちなみに専用出品はチケットキャンプより、メルカリやフリルのようなフリマアプリで広く一般的に使われています。

もちろんそれらにおいても専用出品は独自ルールという扱いですが、チケットキャンプよりも値下げ交渉が活発に行われているため専用出品の需要が高いという訳です。


専用出品をせずに購入者を選ぶ方法

チケットキャンプの機能を利用すれば、わざわざ専用出品ページを作らなくとも購入者を選ぶことができます。

その機能とは落札申請機能です。

チケットキャンプの通常出品の購入方式は、買い手が欲しいものをいきなり購入できるのではなく、一度買い手から売り手に「買っていいですか」という意味の落札申請を送り、問題なければ買い手が落札申請を認めることで取引が成立します。

つまり専用出品にするまでもなく、質問欄から話がまとまったのであればわざわざ専用ページを作る必要はなく、売り手はその買い手以外の他の買い手の申請を許可しなければいいだけです。

逆に買い手からしてみれば、話がまとまって頑張って価格を下げてもらった商品を他の買い手が申請して万が一売り手が許可を出してしまわないか心配になります。

しかしそれは売り手の権利でもあり、買い手が買わない可能性もあるので売り手側のリスクヘッジとしてそのような判断を行うことも認めて、そうならないように早めに申請を送るようにするべきです。

このようにわざわざ専用ページを作ることなく売り手側から誰が買うのかを選ぶことができるのです。

ただしこれはあくまで通常の申請方式の出品の場合においてのみであり、もし即落方式での取引を望む場合はそうはいきませんので専用ページを作る必要があるかもしれません。

その場合には売り手は買い手が約束通りに買うかどうかわからない、もし買わなかった場合のリスクヘッジができない点には注意しておかなければなりません。

関連:チケットキャンプで通常落札と即決落札する方法




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