オフィス用品通販アスクル社長岩田彰一郎 – カンブリア宮殿メモ




 
毎度毎度遅れ気味ですが、ようやく観ることが出来ました!今回は僕自身と同じ通販業界に身を置き、村上龍さんにセブンイレブンとアマゾンの良い所取りだと言わしめたアスクルです。気になった点をメモっておきました。

アスクルの社名の由来は翌日配達して明日来るからアスクル。

日本のネット通販の王者であるAmazonでも翌日に届くお急ぎ便というサービスがありますが、このアスクルでは以前から現在のすぐに届くことが当たり前というのを実現していたことになります。
■ アスクルの品揃えは26万点

オフィス用品から始まり、カーナビや医療器具まで取り扱う。
注文から梱包、出荷まで20分。

■ 超顧客主義アスクル

文具メーカープラスの事業として始めたアスクル。客からの他社製品の購入や低価格を求める声を受け、他社製品を取り扱い、値段も定価より安くした。

超顧客主義アスクルの全貌

小池栄子:個人で注文は出来ないのか。

岩田彰一郎:これはBtoBで掛売りだが、個人で買いたいという要望を受け、アスマルを始めた。


小池栄子:アスマルは品数的には何点くらいか。

岩田彰一郎:品数的にはまだ少ないが、これからヤフーと組んで、ネットで色々な物が買える時代に合わせ、BtoCも行っていく。

村上龍:こないだアマゾンの配送センターに行ったがアスクルに似ている。やはり合理的な配送センターは必要なのか。

岩田彰一郎:極めていくと似てくる。違うとすれば、カタログの定番、決まったものをいかに早く安く出せるか、定番型の配送センター。沢山の商品を扱うのはアマゾンの配送センターの方が向いている。それぞれの強みがある。

村上龍:どの時点で物流センターが必要でいつ作ったのか。

岩田彰一郎:スタートしたときは50坪の倉庫を借りて、私もその中で現場のおばちゃん達とどうすれば早くなるかなど話していた。その後、東京のセンターを作って、それが自分達のセンターとしては最初。

村上龍:IT全盛の時代となり、次第に紙のカタログというものは少なくなって来ているが。

岩田彰一郎:今は紙のカタログの方がネットで提供出来る見せ方よりもお客さんにとっては価値がある。これからiPadなどPCの時代では無くなる。紙以上の価値が出せる時代が必ず来る。それを作り出さなければならない。その先の時代も見つめチャレンジしたい
 
「BtoBとは、電子商取引(EC)の形態の一つで、企業(business)間の取り引きのこと。企業と一般消費者の取り引きはB to C、一般消費者同士の取り引きをC to Cという。」

知られざるアスクル創業秘話

岩田彰一郎:何時間も掛けて色々な物を探して重たい荷物を持って帰る、これは変だ。大企業以上のサービスを提供しようとしたのが最初の思い。

村上龍:いつから注文を受けて20分で出荷すると外に宣言出来るようになったのか。

岩田彰一郎:機械化されたのは東京のセンター。そのあたりからスピードが上がった。人手でやっていたときから、いかに早く出すかだった。アスクル(明日来る)という約束だから。

村上龍:そもそも自社製品を売るための通販のシステムにコクヨを売るというのは理解されなかったのではないか。

岩田彰一郎:営業時代はライバルの商品を押しのけて自社商品を並べた。ライバルの商品を扱うのは考えられなった。でもアスクルが本当にお客様を向いて商売をする。それを当時の社長が納得し実現した。

小池栄子:それを実現するために何回も話し合いをしたのではないか。

岩田彰一郎:そこが凄かった。正しいと思ったことはやり抜いていい。むしろ前で反対を抑えてもらった。

客の声で成長を続ける!


 
アスクルの本社には250人ものスタッフが勤めるコールセンターがある。ここは注文を受けるのではなく、商品の不満など客の声を聞くためだけに作られた。その声をもとに3,500もの商品を開発している。

村上龍:日本の事業所の95%は30名以下だが、どうやってそこに目を付けたのか。

岩田彰一郎:困っているのは誰か。大企業は構っていられない。BtoBをやる際にそこが自分達のミッションだった。

村上龍:実際に小さいオフィスの現場に行っているのか。

岩田彰一郎:現地・現物・現場力と言って、商品開発の人も迷ったらドライバーさんと一緒にお客様のところに行くことを自主的にやっている。みんな迷えばすぐに行く。

小池栄子:電話にはいっぱいヒントが転がっているのか。

岩田彰一郎:荷物が届いたときに「ゴミクル」と言われたことがあった。我々にとっては緩衝材だったが、お客様にとってはそれがゴミだった。ならダンボールをやめてしまおうということで、通い袋やコンテナでお客様のところに届けるようになった。


営業部隊 その意外な正体


 
1,200人がいるアスクル本社だが、ここには営業部隊はいない。代わりに営業を行っているのは町の文具店の人達。これまで大型店舗やコンビニの進出によって町の文具店は危機に立たされていた。今では全国に1,400ものエージェントがいる。

村上龍:結局自分達が利益を出すのではなく、どうすれば既存のシステムと今からやろうとしていることを、お客さんに合理的に届けることが出来るのか。そういうことを考えてこのようになったという理解で良いのか。

岩田彰一郎:お客様から見たときに、余分のコストが乗ってしまうとか、従来の付き合いだから余分な単価を入れるのは良くない。社会最適。社会から見たときに最も適した仕組み。社会不適というものは世の中に沢山ある。

村上龍:文房具屋に代理店になってもらうというのは、お客様の側に立つと自然に見えてくるのか。

岩田彰一郎:それが一番合理的だった。それを自分達で全てをやろうとすると膨大なコストが掛かる。分かち合う事でWin-Win-Winの関係が出来る。お客さんの立場から見ても大事なこと。

村上龍:今後アスクルのようなネットワークを作るビジネスをやりたい若い人達に何か参考になることを一言お願いします。

岩田彰一郎:正しいことをしたいと思える時代。世の中に役立つことをしたい、お客様に喜んでもらいたい。そういった理念で繋がるネットワークが大事。




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