メルカリは売れる?儲かる?Amazon現役出品者の目線
iPhoneやAndroidなどのスマートフォン用フリマアプリのメルカリは儲かるのかどうかということを、Amazonでも出品している筆者の目線から考察していきます。
一般の個人がインターネットを通じて商品を販売できるサイトやアプリはたくさんあります。
メルカリやフリル、ラクマといったフリマアプリに、ヤフオク!といったオークションサイト、AmazonやYahoo!ショッピングといったショッピングサイトなどがすべて一般の人でも出品し商品を販売することができます。
これだけ販売できるところが多いと、メルカリで出品することが正解なのか、メルカリで儲けることができるのか、という疑問が出てくることは当然のことです。
このページではネットショッピングの大手サイトAmazonを例として、それとメルカリとを様々な観点から比較し、メルカリがAmazonと比べて儲かるのかどうなのかということを考察していきます。
それぞれに長所と短所がある
それぞれどのような物を売るのか、どのような客層をターゲットにしているのか、販売者はどのような人が多いのか、など様々な違いがあります。
そしてAmazonにもメルカリにもそれぞれ長所と短所の両方があり、そのためどのような場合でもこちらの方が儲かる、とは言うことはできません。
それぞれに得意分野や不得意な分野、売れるものや売れないものがあり条件によりAmazonの方が儲かる場合もあればメルカリの方が儲かることもあります。
ですのでまずは販売者から見た場合のメルカリとAmazonの違いを知る必要があります。
販売者目線でのメルカリとAmazonの大きな違い
プラットフォームとしての大まかな違いとして感じているのはメルカリは少数出品には適しているが大量出品には適していない、逆にAmazonは大量出品に適しているが少数出品には適していない、という点です。
著者が以下の売上表の通り、メルカリではなくAmazonを販売経路として使うのにもちゃんとした理由があります。(趣味ではなくネット通販が職業ですので大した額ではありません)
大きな理由として次のことが挙げられます。
1.出品方法の違い
メルカリの出品は、商品を個別に一つ一つ出品する必要があり、1000や2000と言った単位で出品しようとする場合かなりの重労働となります。スマホからだけではなくPCからも出品できるようになりましたが、出品方法に関しては特に変わらないため手間がかかるのは同じです。
一方Amazonの出品は専用の形式にまとめたファイルをアップロードすることによりまとめて出品することができます。
非公式であればツールを用いることによりメルカリでもファイルをアップロードすることでまとめて出品することができますが、メルカリでは業者排除の傾向が強いためあまりお勧めはできません。
2.取引形式の違い
Amazonでは注文の受注から入金確認までをAmazonが行い、販売者は入金が確認された商品を発送するだけです。商品発送前後において販売者と購入者間でのやりとりは問題が無い限りめったにありません。対してメルカリでは現状としてコメント欄での値下げを前提とした取引が多く、ほぼ確実に販売前段階からコメントのやり取りが発生します。また入金を行わない購入者に対する催促なども販売者が行う必要があります。
3.手数料の違い
メルカリの手数料は販売額の10%です。これは商品に関わらず一定です。月額の手数料や固定手数料などはありません。対してAmazonでは商品カテゴリーにより違い、おもちゃなどのように10%程度の手数料のカテゴリーもあれば本やCDやDVDなどのメディア商品は15% + カテゴリー手数料(1点当たり60〜140円ほど)といった具合に少し高めに設定されています。また大口契約なら月額の固定手数料4900円、小口契約なら月額無料だが商品が1点売れるごとに100円といった手数料もかかってきます。
1と2の理由からメルカリはどうしてもAmazonに比べ手間が多くかかることがわかります。またAmazonは発送代行サービスのFBAというものがあるためさらに手間を省くことができます。しかし3の理由からAmazonよりもメルカリの方がほとんどの場合において手数料が安いです。
これらの理由により大量出品にはAmazon、少量出品ならメルカリの方が適していると考えられます。
ただし儲かるかどうかは手間や手数料以外にも集客や販売額によるところもあるため他にも考察する必要があります。
集客という観点
プラットフォームの全体としての集客力については先駆者であるAmazonの方が多いですが、メルカリも十分な利用者があるため全体の利用者が問題とはなりません。では何が問題かというと、自分の出品している商品に集客ができるかどうか、という点です。
Amazonでは始めたばかりの出品者もベテランも同じ商品を販売しているなら同じページに表示されるためどのような出品者であっても一定数の集客は見込めます。
逆に言えば他の販売者との差別化は難しいため経験を積んでもアドバンテージを得ることは難しく、言うなれば受動的な集客と言えるでしょう。
対してメルカリでは同じ商品でも販売者ごとにページを持つことになり、購入者の検索も販売者がタイトルや説明文にヒットするためそれらの付け方次第で全く集客力が違います。
販売者が工夫することで他の出品者との差別化ができるため、こちらは能動的な集客と言えます。
販売額という観点
どちらも自分で自由な値段を設定できる点では同じです。このためどちらの方が高く売れる、ということは一概には言えません
ですがAmazonでは提示した値段そのままで購入されますが、メルカリでは値段交渉を行うことができるため販売者と購入者の腕次第で安くも高くもなります。
集客と同じくAmazonは販売者も購入者も受動的、メルカリは能動的な印象と取れます。
メルカリの方が圧倒的に強いカテゴリ
ちなみにここまではサイト全体の傾向などを比べてきましたが、カテゴリ単位で見た場合にメルカリがAmazonに比べて圧倒的に強いカテゴリがあります。
それは中古の服や靴といったアパレル商品です。
購入者にとって服や靴の中古商品は、それぞれの状態を事細かに知りたいものです。大きさがどのくらいなのか、日本サイズなのかアメリカサイズなのか、細かいところがほつれていないか・・・など。
そのようなことを出品者に聞く場合にAmazonではなかなか難しいですが、メルカリであればコメントを用いて比較的簡単にやり取りができます。
またAmazon自体、中古品の販売はかなり盛んにおこなわれているものの、服や靴に関しては中古品の品ぞろえがいまいちで、その上に価格も比較的ぼったくりのものばかりです。
そのため中古のアパレル商品を求めてAmazonを訪問するユーザーはかなりまれであると言えます。
このような理由からアパレル商品に関して言えばメルカリで販売したほうが圧倒的に儲かります。
まとめ
以上のことから基本的には毎月大量に販売するのであればAmazon、少量であればメルカリで販売するのがお勧めです。
しかし少量出品でも値下げ交渉などのコメントのやり取りや集客を考えてのページ作成がめんどうであればAmazonを使うのもありですし、大量に出品する場合でも手数料が高いAmazonでは採算が取れないなどの理由であればメルカリで出品するのもいいと思います。
出品する商品数や使える時間、それに自身の性格等を考慮してAmazonもメルカリもうまく使っていくことができれば理想的です。
関連:メルカリでアクセス数が多い売れる曜日と時間帯
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