世界中のライフスタイルを変えよ!アマゾン帝国の全貌2/2 – カンブリア宮殿メモ
村上龍さんと小池栄子さんがインタビュアーを務めるテレビ東京カンブリア宮殿、2012年6月7日に放送された「世界中のライフスタイルを変えよ!アマゾン帝国の全貌」で学んだことをメモしておきます。
複数回に分けて書いています。
今回は「犬・・・化石・・・ケチ?」、「4兆円稼ぐ秘密公開」、「究極の赤字経営」、「後悔しない人生」について。
Amazon本社潜入記 in Seattle
今回の取材で取り上げられたAmazonシアトル本社の特徴は3つ■ 会社に犬を連れてきても構わない
犬を連れてきてから仕事の効率が上がった。
■ エレベーターやそこら中の壁がホワイトボード
質問を書いておけば、誰かが解決法を書いてくれる。社員同士のコミニケーションにもなる。どこでもアイデアを書き留めれるし、打ち合わせも出来る。
■ デスクは手作りでボロイ
創業時から中古のドアで作ったデスクを使う伝統、浮かせたお金はお客様のために使う、それが会社のポリシー。
「私の個人的な性格ではなく、会社として打ち出している基本方針。私たちはお客と関係ないものにお金を掛けたくない。お客はオフィスに来ることはないので家具はシンプルでいい。心地よく実用的であるべきだが、オシャレな必要はない。質素の先にあるのはお客を喜ばせるためにどうお金を使うか。お客が喜ばないことにお金を使うのは無駄遣いであり、排除すべきこと。」
人間ベゾスとは?
村上龍:どういうときに楽しいか?充実感があるか?ベゾス:一番充実感を感じるのは、問題解決のブレイン・ストーミングをチームの人たちとやるとき。何か問題やアイデアがあるときは必ずやる。例えば今2つの案があって、いずれも気に入らないなら3つ目の案を探るべき。みんなでブレイン・ストーミングしてアイデアを出し合えば自分では解決できない問題の糸口が見つかることがある。だから私はブレイン・ストーミングの時間が大好き。
村上龍:本社ではシリアス(真剣)だと聞くが?
ベゾス:そうだが、笑うこともよくある。会議はそんなにシリアスに行うものではないと思う。会議の本来の目的が失われてしまって時間の無駄。最も使えるアイデアは脱線したり、行き先が見えない会議から生まれるもの。だから会議は、ちょっとしたユーモアやジョークで始まり元気よく終わりたい。それが会議をよくする。
「ブレイン・ストーミング・・・集団(小グループ)によるにアイデア発想法の1つで、会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイデアを出し合い、互いの発想の異質さを利用して、連想を行うことによってさらに多数のアイデアを生み出そうという集団思考法・発想法のこと。省略して、「ブレスト」「BS」などともいう。」
超話題の商品
2年前に登場し、大きな話題となったアップル社のiPad。タブレット端末の大ブームを巻き起こした。一方、最先端を行くアメリカのタブレット市場で絶好調なのが、アマゾンが作ったキンドル。日本では未発表。小池栄子:日本語対応のキンドルは出さないのか?
ベゾス:年内にはいいお知らせがありますよ(ドーン!)
究極の赤字経営
世界中にインターネットが広がった90年代半ば、当時30歳のベゾスは二度とないビジネスチャンスと見て、副社長まで登りつめた投資会社を辞め、シアトル郊外の小さなガレージでアマゾンを創業。アマゾンは先行投資により毎年大赤字が続いた。ベゾス側近の幹部はこう振り返る。
「何も心配はしていなかった。今、利益が出ていないのは将来のために投資していると分かっていたから。ベゾスはとても珍しい能力を持った人間だ。未来を見通す力を持っている。普通の企業の長期的な視点はせいぜい2、3年だが、ベゾスは10年、20年先を見ているんだ。」
■ 1997年 株式上場
ベゾスは設備投資の資金を集めるため、赤字の業績で上場し、こう言い放った。
あと数年は赤字、黒字にはならない。
さらに株主達に宛てた手紙にはこう書かれていた。
「長期的な利益やウォール街の反応ではなく、長期的な観点から今後も投資を行います。長期的な収益を重要視し、現段階では規模の拡大が必要だと考えます。」
そして、物流の起点となる倉庫を増やしていく。
■ 2000年 日本来日
このときはまだ赤字。
■ 2003年 初めての黒字決算
その後はベゾスの思惑通り、先行投資期間が過ぎ、業績は一変。今や売上げは4兆円に迫る。長期的に考え取り組んでいるからキンドルの事業も黒字化することが出来た。赤字覚悟の巨額投資が今、利益を生み出し始めている。
村上龍:アマゾンはもうダメだと言われていた期間は準備期間だったのか?
ベゾス:その頃「アマゾンはダメだ」と言っていた記者が、取材の直後に「実は私もアマゾンの常連だ」と言ってきた。データを見てみると、お客は増えているし、満足度をチェックしても問題ない。リピーターも多かった。一度アマゾンを使ったお客は何度も使ってくれていた。だから赤字の期間でも自信を持てた。インターネット・バブルで多くの会社は消えたが、彼らはお客中心の会社を作ろうとせず、ウォール街を向いていた。
1994年 | アマゾン・コムを設立 |
1995年 | 書籍販売を開始 |
1996年 | 物流センターを設置 |
1997年 | ナスダックに上場(業績は赤字) |
1998年 | 音楽CDなどの販売を開始 |
イギリス、ドイツでサービス開始 | |
1999年 | 家電、玩具、ソフトウェアなどの販売を開始 |
2000年 | ネットバブル崩壊、株式急落 |
日本、フランスでサービス開始 | |
2001年 | 3ヶ月で5.4億ドルの赤字計上 |
2003年 | 初の純利益黒字化を達成 |
小池栄子:これだけの赤字で会社を継続させることはできるのか?
ベゾス:あのときはできた。ただ赤字と言っても効率が悪いから赤字か、未来に投資しているから赤字か、で全く違う。外から見る投資家にはどちらの状態か見分けるのは困難。しかし、内側から見れば明らかに未来への投資で出ている赤字。決して無駄遣いしていたわけじゃない。
後悔しない人生
村上龍:インターネットビジネスを始めることに迷いはあったのか?ベゾス:当時の会社の上司にはもう2日考えろと説得された。遠くに行って考え私は気付いた。もし挑戦して失敗しても私は決して後悔しない。でも、もし挑戦しなかったら80歳になっても後悔しているだろうと。80歳のあなたを想像してみて、その時後悔は最小限にしたいでしょう?ほとんどの後悔は自分が怠慢でやらなかったこと。
後悔するのはやらないこと。
犬・・・化石・・・ケチ?、4兆円稼ぐ秘密公開、究極の赤字経営、後悔しない人生を振り返り
個人的には最後の後悔しない人生というテーマが心に響きました。すごく短い内容だったわけですが、上記の文だけでも力強い思いを感じます。後悔するのはやらないこと。良いじゃないですか。今はなるべく自分の限界を超えて仕事も遊びも取り組むようにしています。もちろん恋愛も。これは本業でよくあることなんですが、何もしなかったのに不満を言うということ。僕自身も不満を爆発させる性格なんですが、やるべきことをやった後の不満、何もやらなかった後の不満、これは違うものなのだと思います。
正直、進む先に障害は多いです。時には考え、時には強引に。まあ後悔を最小限に出来るよう、今をもうちょっと頑張ってみます。
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