購入前にコメント?メルカリでいきなり購入出来ない理由
iPhoneやAndroidのスマートホン用フリマアプリのメルカリでコメント無しにいきなり購入出来ない理由についてです。
メルカリには規約にはないユーザー間でのルール、いわゆる独自ルールというものがあります。
これはメルカリ運営の作った規約や禁止事項とは別にユーザー同士が勝手に作り上げたものであり、専用出品や取り置き、コメントなしの購入禁止などが主なものです。
その中でも出品者の間で広く使われているルールが「コメントをせずにいきなり購入する行為の禁止」です。
初めて利用するとなぜこのようなルールを設定しているのかよくわかりませんが、きちんと理由があって設定しています。
出品者が購入者に購入前にコメントしてほしい理由
このルールの一番の目的は購入者のプロフィールおよび獲得している評価を取引に入る前に見ることです。
本来メルカリではコメント無しで商品を購入することには何の問題もありません。
しかしこれでは悪い評価が多い購入者に商品を買われてしまう可能性があります。出品者としてはできれば悪い評価が多い人との取引は遠慮したいのが本音です。
ただメルカリでは原則として出品者は購入者を選ぶことができません。
そこで購入者に購入前にコメントをしてもらうことで疑似的に購入者を選んでいるという訳です。
コメントをしてもらえればプロフィールと評価を確認することができ、もし悪い評価が多い人が購入を希望していればブロック機能を用いてブロックすることが出来ます。
そうすればその購入希望者は二度とその出品者の商品ページを開くことができなくなります。
また上記の目的以外にも比較的多く見られる目的として、在庫がない商品を購入されるのを防ぐというのもあります。
例えば1つしかない商品をメルカリだけでなくフリルやヤフオク!、Amazonで出品しているとします。そうするとどこか一つのサイトで商品が売れてしまった場合には在庫がなくなってしまいます。
このタイミングで購入されてしまうと商品が用意できずメルカリから何らかのペナルティを受ける可能性があります。
ですので購入前にコメントをしてもらうことで、もしその商品の在庫が無い場合には「すいません、消し忘れていた商品ページです。」とでも言えば購入に進む購入者は普通はいません。
ちなみにこのように一つしかない商品を多数のサイトで出品するといった「在庫の確保が確実ではない出品方法」は明確な規約違反です。しかしほぼばれることが無いのでやっているユーザーは多数います。
独自ルールの扱い
コメント無しでの購入禁止を含む独自ルールはメルカリでは規約違反ということになっています。しかし「いきなり購入禁止、コメント必須」とユーザー名やプロフィール、商品説明に書いている出品者は山のようにいますし、専用出品も検索窓で「専用」で探せば非常に多くの商品ページが出てきます。
実際のところはこれらに対してはメルカリ運営が見て見ぬふりをしているため、ある意味では容認していると考えるのが妥当です。
コメントせずに購入した場合はどうなる
「購入前にコメント必須」という商品をコメントせずに購入するのは、メルカリの規約上は特に問題ありません。メルカリではコメントでのやり取りは必須ではありませんから。
しかしお勧めはしません。というのも大抵は商品を送ってもらえない、キャンセルをするよう迫られる、取引が問題なく終わっても悪い評価を付けられる、などろくなことにならずトラブルの原因となりうるからです。
ただ独自ルールの扱いでも述べたとおり本来「コメント無しでの購入を禁止すること」は規約違反ですから、運営に通報すればペナルティを受けるのは出品者です。
とはいえ避けられるトラブルであれば避けた方が良いので、一言「購入していいですか」とテンプレコメントを入力しときましょう。目的は評価確認か在庫確保ですからコメントの内容はテンプレでいいのです。
ちなみに同じようなフリマアプリのフリルでは出品者が購入者を選ぶことができます。
フリルには購入申請というシステムがあり、購入希望者は出品者に対して購入申請を行い、それを出品者が許可した時点で取引が始まるというものです。
メルカリでもこのシステムがあれば、規約違反をしてまでコメントを強要する必要がなくなるため、出品者のニーズも満たせる上に規約違反者が一気に少なくなるという一石二鳥な恩恵を享受できます。
関連:商品が発送されない!メルカリのトラブルと対処法まとめ
購入前コメントの例文
前述の通り、出品者が購入前のコメントをしてほしい理由は「購入者の評価の確認のため」と「在庫の確保のため」の2つの理由によるものです。
そのため購入を希望するコメントに関しては内容はそこまで重要なわけではありません。ただし例外的に評価が少ない人の場合には少し内容を考える必要があります。
◼︎通常の場合の例文
例文1「こちらの商品を購入したいのですが大丈夫ですか?」
例文2「購入希望です!このまま購入してもいいですか?」
以下が評価が少ない人用の例文です。出品者としてはきちんと支払いしてくれるかどうかが最も重要な点で、その次に受け取ってくれるのかどうかや、クレームを言ってこないかを気にします。それらを踏まえてコメントしましょう。
◼︎評価が少ない人の場合の例文
例文1「クレジットカードですぐに決済を行います!購入しても大丈夫でしょうか?」
例文2「本日中にコンビニから支払いを行います。このまま購入しても大丈夫でしょうか?」
基本的にはクレジットカード支払いやポイント支払いなどの購入と同時に支払いが完了するタイプのものであればほぼ出品者も了承します。
また言葉遣いがきちんとしていれば受け取ってくれるのかどうかとかクレームを言ってくるのかどうかなどの心配も少なくなるので了承を得やすいです。
もちろんここに書いたようにそのままの値段で買う以外にも、値下げ交渉を行っても当然大丈夫です。
値下げ交渉に関しては別ページで解説していますのでそちらを参照してください。
関連:専用ページを作る!メルカリの値下げ交渉のやり方とコツ
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