国際小包の損害賠償額と保険付き国際小包の金額

郵便局から中国・韓国・アメリカなど海外に送ることが出来る国際小包の損害賠償額と保険付き国際小包の金額についてです。

日本国内で郵便局から荷物を送ることが出来るゆうパックと同様に国際小包にも最初から損害賠償が付いており、追加料金を支払い保険付きオプションを付けることも出来ます。

この損害賠償と保険により、万が一送った荷物が紛失・盗難・破損・一部破損した場合に、その荷物の金額を補償してもらうことが出来ます。

国際小包の損害賠償と保険の違い

国際小包に無料で最初から付いている損害賠償と有料で別途送料以外に料金を支払って付けることが出来る保険には違いがあります。

損害賠償は送る荷物の重量で補償してもらうことが出来る金額が決まっていますが、保険は送る荷物の重量に関係なく自分の希望する補償金額にすることが出来ます。

そのため、まずは無料で最初から付いている損害賠償額をチェックして、壊れたら困る高価な荷物など損害賠償額では足りないと不安を感じたときに保険を付けると良いでしょう。

国際小包の損害賠償額

重量	損害賠償額
5kg以内	11,160円
10kg以内	15,170円
15kg以内	19,190円
20kg以内	23,200円
25kg以内	27,220円
30kg以内	31,230円

国際小包に無料で最初から付いている損害賠償はこのように重量で損害賠償額が決まっています。

たとえば5kgで30万円の価値がある荷物が盗難に遭っても、日本郵便からは11,160円しか補償してもらうことは出来ません。

もし30万円全額の補償を付ける場合には保険付き国際小包にする必要があります。

保険付き国際小包の金額

保険付き国際小包の正式名称は国際保険付郵便で、郵便局で申し込みをすることが出来ます。

保険のオプション料金について、国際小包の通常の送料に400円を追加で支払うことに2万円までの保険金額を付けることが出来て、さらに2万円ごとに50円を支払うことにより保険金額を増やすことが出来ます。

たとえば、30万円の保険を付ける場合は、400円（2万円分の保険）＋700円（28万円分の保険（14×2×50））で1,100円を送料とは別に支払うことで付けることが出来ます。

また、保険の上限金額は最高で200万円となっており、送る国によっても保険の上限金額に違いがあります。

国際小包は追跡可能

通常の国際小包でも保険付き国際小包でも、荷物の追跡番号が発送時に付与されるため、この番号を使って荷物の追跡を行うことで配送中の荷物の現在の状況を把握することが出来ます。

紛失や盗難などの可能性を感じた場合はこの追跡機能を使うようにしましょう。

参考までに日本から海外に発送され、配達まで完了した国際小包の過去の実際の追跡結果は以下の通りです。

◼︎日本から韓国に発送された国際小包

状態発生日	状態	郵便局	県名等
03/17 17:18	引受	大阪国際郵便局	大阪府
03/18 16:29	国際交換局に到着	大阪国際郵便局	大阪府
03/18 16:30	国際交換局から発送	大阪国際郵便局	大阪府
03/20 16:15	国際交換局に到着	SEOUL IPO	KOREA REP
03/20 16:16	税関検査のため税関へ提示	SEOUL IPO	KOREA REP
03/23 11:24	税関から受領	SEOUL IPO	KOREA REP
03/23 11:25	国際交換局から発送	SEOUL IPO	KOREA REP
03/24 09:04	到着		KOREA REP
03/24 12:49	お届け済み		KOREA REP

3月17日（火曜日）の夕方に大阪府から発送した国際小包は、大阪府にある大阪国際郵便局から日本を出て、3月20日（金曜日）の夕方に韓国に届き、3月24日（火曜日）のお昼に配達が完了しました。

◼︎日本からアメリカに発送された国際小包

状態発生日	状態	郵便局	県名等
03/17 17:18	引受	大阪国際郵便局	大阪府
03/18 18:59	国際交換局に到着	大阪国際郵便局	大阪府
03/18 19:00	国際交換局から発送	大阪国際郵便局	大阪府
03/20 16:28	国際交換局に到着	USJECS	USA
03/25 04:41	到着		USA
03/25 10:58	お届け済み		USA

3月17日（火曜日）の夕方に大阪府から発送した国際小包は、大阪府にある大阪国際郵便局から日本を出て、3月20日（金曜日）の夕方にアメリカに届き、3月25日（火曜日）の午前中に配達が完了しました。

関連：船便（国際小包）の送り方・インボイスと税関告知書の書き方

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