ヤマト便の送料・運送保険料の計算方法や料金支払い方法などお金のこと全部





ヤマト便の元払いと着払い時の送料の計算方法、加入できる運送保険料、持ち込み割引・同一宛先割引・クロネコメンバーズ割などの割引制度・料金の支払い方法などヤマト便のお金に関するすべてを解説します。

多くの人がヤマト便で送る際に悩むであろう「容積換算式」については、荷物1個を送る場合と複数の荷物をまとめて送る場合のそれぞれの具体的な例を用意しています。

このページは一般的に良く利用される宅急便ではなく、宅急便で送ることが出来ない3辺合計160cm・重さ25kgを超える荷物を送ることが出来るヤマト便の解説ページですので、名前は似ていますが違うサービスであるため混同しないようご注意ください。

(追記)ヤマト便は2021年にサービスが終了し、宅急便がヤマト便サイズの180サイズと200サイズでも送れるようになりました。

ヤマト便の送料

ヤマト便の送料は多くの人が利用する宅急便と同じように、送る距離と送る重量で決まり、送り元と送り先の都道府県が離れれば離れるほど、送る荷物が重くなれば重くなるほど料金が高くなります。

宅急便とは違い、ヤマト便にはサイズ制限はなく、区分に60サイズ・80サイズ・100サイズといったものはありません。

東京都内の23区から大阪府の大阪市までヤマト便で送った場合の送料は以下の通りで、送る人が送料を支払う元払い、受け取る人が送料を支払う着払いでも料金は同じです。

重量 送料
30kg以内 2,762円
40kg以内 3,092円
60kg以内 3,422円
80kg以内 4,302円
100kg以内 4,852円
120kg以内 5,358円
140kg以内 5,864円
160kg以内 6,370円
180kg以内 6,876円

神奈川県から愛知県など送る距離が東京・大阪間よりも近ければこの送料よりも安くなり、埼玉県から福岡県など送る距離が東京・大阪間よりも遠ければこの送料よりも高くなります。

ただし、注意点として、送る距離と送る重量で上記のように料金が決定しますが、後者の重量は「実際の重さ」と以下の「容積換算式で計算された重さ」のうち、重い方が送る重量として使われます。

■容積換算式

縦(メートル)×横(メートル)×高さ(メートル)×280=容積換算重量(kg)

これだけでは分かりにくいと思いますので容積換算式の具体的な計算結果を付けておきます。

容積換算式の計算例1

容積換算式の1つめの例として、1個の荷物をヤマト便で送った場合です。

梱包した荷物のサイズが縦65cm×横45cm×高さ70cmだった場合の結果は以下の通りとなります。

0.65×0.45×0.7×280=57.33

重量:57.33kgはヤマト便の送料一覧の60kg以内の区分に該当します。

容積換算式の計算例2

容積換算式の2つめの例として、複数の荷物をヤマト便で送った場合です。

ヤマト便は同じ住所に複数の荷物を送る場合は、その複数の荷物をまとめた総重量で送料が計算されます。(実際の重量が採用された場合も同様です)

たとえば、3個の荷物をまとめてヤマト便で送る場合で、それぞれ梱包した荷物のサイズが縦65cm×横45cm×高さ70cmだった場合の結果は以下の通りとなります。

0.65×0.45×0.7×280=57.33

57.33×3=171.99

重量:171.99kgはヤマト便の送料一覧の180kg以内の区分に該当します。

ヤマト便の割引制度

ヤマト便はドライバーさんが自宅まで荷物を取りに来てくれる集荷を利用せずに、営業所まで送る荷物を持って行った場合に持ち込み割引が適用されます。

ヤマト便の持ち込み割引は総重量によって割引金額が違い、30kgまでは120円、30kgを超え50kgまでは140円、50kgを超え100kgまでは230円、以上50kg増す毎に割引金額が90円加算されていきます。

ヤマト便は複数の荷物を同じ宛先に送った場合に総重量で送料が計算されるため、同一宛先割引は利用することが出来ません。

また、送料が毎回10%安くなるクロネコメンバーズ割の対象外となっているため、クロネコメンバーズ割は利用することが出来ません。

クロネコメンバーズ割を利用することが出来るのは、通常の宅急便・宅急便コンパクト・クール宅急便・ゴルフ宅急便・スキー宅急便の発払いのみで、これらの送り方であっても着払いでは利用することが出来ません。

ヤマト便の運送保険料

配送中に荷物が破損した場合、ヤマト運輸側に過失がある場合には補償してもらえますが、ヤマト運輸側に過失がない場合には補償してもらえないため、ヤマト便で送る荷物に対して運送保険を掛けることが出来ます。

運送保険への加入は必須ではなく任意となっていますが、壊れては困る高価な荷物をヤマト便で送る場合には加入をおすすめします。

保険料は安く、1伝票あたり最低50円からで、補償金額1万円につき10円となっています。(50円で5万円まで補償してくれる保険です。)


ヤマト便の料金支払い方法

元払いでも着払いでもヤマト便の送料の支払方法として、現金だけでなく、電子マネーとQRコード決済が利用出来ます。

電子マネーにはnanaco、楽天Edy、WAON、Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA、PASMO、nimoca、はやかけん、manacaがあり、利用できるQRコード決済はau PAY・d払い・LINE Pay・メルペイ・PayPay・楽天ペイなどがあります。

ヤマト運輸の営業所で元払いする場合でも、集荷の際にドライバーさんに対して元払いする場合でも、着払いで荷物を届けに来たドライバーさんに対して着払いする場合でも上記の支払方法を利用することが出来ます。

ただし、運送保険料の支払いについては、元払いでも着払いでもヤマト便で荷物を送る人が保険料を支払わなければいけないのでご注意ください。また、運賃ではなく保険料に限ってはQRコード決済が利用出来ないのでその点もご注意ください。

関連:ヤマト便が届くまでの日数!土曜日・日曜日・祝日の配達についても




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