ミンネ(minne)で無言キャンセル方法と無言キャンセルされたときの対処法
ハンドメイドアプリのミンネ(minne)で購入者が未払いのまま自動で無言キャンセルする方法と、出品者が無言キャンセルされたときの対処法についてです。
ミンネでは、注文確定後のキャンセル・返品は原則として出来ません。
ですが、作品が発送前で購入者・販売者(作家)双方が同意された場合は注文のキャンセルが出来ます。
双方の同意のもと、キャンセル手続きが必要な場合は、必ず販売者(作家)が【注文ID】【キャンセル理由】を明記して、お問い合わせフォームから連絡することになります。
その他のキャンセル方法として「無言キャンセル」と呼ばれている方法があります。
前述の双方合意で進めるキャンセルのように、ミンネが公式に認めている方法ではありませんが、特に難しい手続きもなく自動でキャンセルとなります。
ミンネの無言キャンセルとは
ミンネには購入した作品への支払いに期限があり、着金期限と呼ばれています。既定では購入確定後10日以内(コンビニ支払いの場合は3日以内)とされ、購入者は着金期限日までに作品代金を支払う必要があります。
また販売者はトラブル防止の為、購入者からの入金が確認されるまで発送手続きができません。
なんらかの原因でこの期限を経過すると、購入した作品は自動的にキャンセル扱いとなります。
この自動的にキャンセルとなる仕組みを利用し、販売者へ連絡をせずにキャンセルする方法が「無言キャンセル」です。
購入者が無言キャンセルする方法
無言キャンセルになるのは、着金期限を過ぎた場合のみですので、購入後の【支払い設定】のステップで「銀行振込で支払う」「ゆうちょ振替で支払う」「コンビニで支払う」のいずれかを選択する必要があります。選択したのち、着金期限まで入金が確認されない場合に「無言キャンセル」となります。
キャンセルの手数料はかかりません。
また「無言キャンセルを繰り返し、販売者からの通報が度々あるとアカウントが取り消される」という“噂”はありますが、利用規約には無言キャンセルについての記載はありません。
さらにメルカリやラクマのような「評価」は販売者へのレビューにしかなく、販売者が購入者を評価することはできない状態ですので、実質ペナルティは無いといってもいいでしょう。
なお、ミンネでは2016年10月31日から「無言キャンセル」が起る、即時決済ではない支払方法(銀行支払い、ゆうちょ支払い、コンビニ支払い)を選んだ場合でも、購入者の氏名や電話番号などが表示されるように仕様変更を行いました。
この仕様変更に伴い、販売者は購入者へ直接連絡ができるようになりました。「未払い状態での匿名性」は無くなったと言えます。
明確なペナルティが無い「無言キャンセル」は販売者(作家)側からは「迷惑行為」の一つと位置づけられており、トラブルも多数起きているようです。
購入はしたけれど何らかの理由で入金できない場合は、一言でもいいので販売者に「キャンセルします」と連絡する方が良いでしょう。
出品者が無言キャンセルされたときの対処法
注文が入った作品はいくら代金が支払われていなくても、ギャラリー上の表示は“SOLD OUT”となります。ですから注文時から期限切れキャンセルになるまでの最長10日間は在庫ゼロとなりますし、もしその作品がキャンセルとなった場合は販売の機会を10日間失う事になります。
別の買い手がつく可能性や、クリスマスやバレンタインなどのシーズン限定商品だった場合を考えると大きな損失になります。
そこで無言キャンセルへの対策をいくつかご紹介します。
1.購入前に注意喚起をする
購入者に事前に注意を促したい場合は、ギャラリーページのトップに、「購入前にお読みください」というページを掲載する方法があります。
多くの作家がこうした注意喚起ページを作り、ギャラリーのプロフィールに掲載しきれない様々な注意事項を購入者へお知らせしています。
その中に「無言キャンセルをお断りいたします」「無言キャンセルをされた方とのお取引はお断りします」といった内容を掲載することで、購入前に無言キャンセルについて注意を促すことができます。
2.購入者の勘違いを防ぐ
イタズラなど悪意を持って無言キャンセルを行われては困りますが、意外と多いのが「後払いだと思っていた」というパターンです。
商品と一緒に振込用紙が届き、それで入金すると勘違いしている方や、商品到着後にコンビニや銀行から支払いをすると勘違いしている方などです。
勘違いの可能性を考慮して、購入連絡の直後に「ご入金の確認が出来次第、発送させていただきます」というメッセージを送ってみましょう。
最初の連絡の後も「銀行振込で支払う」「ゆうちょ振替で支払う」で入金されない場合は、数日待ってから「着金期限の日付」「キャンセルしたい場合は連絡をください」とメッセージをしてみましょう。
キャンセルしたい場合はその旨連絡が来ることが多いようです。
例)購入連絡直後に連絡する場合の文例
「〇〇(購入者本名)様
このたびは××ショップの作品を
ご購入くださいまして、ありがとうございます。
ご入金が確認され次第すぐに作品を発送いたします。
何かご不明な点はお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。」
例)未入金で数日経過してから連絡する場合の文例
「〇〇(購入者本名)様
お世話になっております。
着金期限は×月×日となっております。
土日・祝日を挟みますと着金期限までに
ご入金が確認できない場合がありますので、
失礼とは存じますが、再度ご連絡させていただきました。
お忙しい中恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
なお、購入をキャンセルしたい場合はご連絡ください。
対応させていただきます。」
3.あまり気に病まない
無言キャンセルをされれば心が痛み、落胆もするでしょう。それが何度もあれば「いい加減にしてほしい!」とイライラしてしまうこともあるでしょう。
しかし、残念ながら無言キャンセルは割とよくあることのようです。
あまり気に病まずに「縁が無かったのだ」と受け流し、ストレスをためないようにすることも対策として大切な事です。
関連:ミンネ(minne)で売れないときの対処法
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