厚さ4cm以上の荷物を郵送で安く送る発送方法と梱包方法





ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの宅配便や郵便で厚みが4.1cmや4.2cmなど、厚さが4cmを少し超える封筒やダンボールに入った荷物を一番安く送れる最安値の送り方はどれか、厚さ4cm以上の荷物の発送方法と梱包方法についてです。

フリマアプリのメルカリ・ラクマ、そしてヤフオクなどのネットオークションに出品している方も参考にしてみてください。

厚さ4cm以上の荷物の安い送り方には、定形外郵便・レターパックプラス・宅急便コンパクトがあり、定形外郵便が一番送料を安く送ることができます。

日本郵便の定形外郵便

定形外郵便の基本情報
送料 200円〜
上限サイズ 4kg以内
発送場所 郵便局の窓口・郵便ポスト
追跡番号 なし
補償 なし

定形外郵便は定形郵便とともに、普通郵便としても呼ばれている送り方です。定形郵便が主に封筒を送るような用途に使用されているのに対し、定形外郵便は立体的なものを送るときに用いられます。

定形外郵便には規格内と規格外という2つの区分がありますが、規格内は厚さが3cmまでと定められているので、今回のような厚さが4cmを超えているような荷物は規格外で送ることになります。

定形外郵便規格外の送料は日本全国一律料金で、荷物の大きさではなく、その荷物の重量によって金額が変わります。実際の定形外郵便規格外の料金は以下の通りです。

50g以内:200円/100g以内:220円/150g以内:300円/250g以内:350円/500g以内:510円/1kg以内:710円/2kg以内:1,040円/4kg以内:1,350円

角2封筒 A4サイズ 茶






◼厚さ4cm以上はポスト投函ができない

定形外郵便は本来、郵便局の窓口だけでなく郵便ポストに投函しても発送が行なえます。しかし、厚さが4cmを超えるような荷物の場合、ほとんどのポストの投函口には入らないので、窓口からの発送をするようにしてください。

参考までに現在使用されているポストの投函口のサイズは以下の通りです。

・最新のポスト投函口:厚み:4cm × 横幅:29cm
・少し古いポスト投函口:厚み:3.4cm × 横幅:24cm
・ローソン店舗内ポスト投函口:厚み:3.4cm × 横幅:24cm

発送したい荷物を郵便局の窓口に持ち込むと、重量を測ってもらえるのでその重量分の料金を現金か切手、またはクレジットカード・電子マネー・スマホQRコード支払い等のキャッシュレス決済で支払い、引受となれば発送作業は完了です。

◼定形外郵便で利用できるオプション

定形外郵便は普通郵便扱いの送り方なので、配達されるのは平日のみで、土曜日・日曜日・祝日の配達はありません。また、追跡サービスもないので、荷物の追跡も行うことはできません。

このような欠点を補うために、定形外郵便ではオプションを付けることで休日の配達や追跡サービスを行うことができます。

速達オプションは定形外郵便のような普通郵便の荷物につけることで、通常よりも配達時間が早くなり、日曜日祝日の配達も行われます。

速達の料金は通常の送料に追加で速達料金が加算されます。速達料金の最低価格は260円で、重量が重くなるごとに速達料金も高くなっています。

書留は確実に送り届けるために、引受から配達までを記録し、万が一輸送中や配送中に紛失や故障があった場合には保証が受けられるようにするオプションサービスです。

普通の荷物につけられる書留には簡易書留と一般書留の2種類があり、一般書留は追加料金が高い分、記録の工程と補償金額が簡易書留よりも高くなっています。

それぞれ書留の料金は簡易書留が320円、一般書留が435円となっており、さらに21円の料金を追加していくごとに補償金額を増やしていくことができます。

いずれかの書留オプションを付けることによって、荷物の追跡も可能になり、配達時は対面での手渡しの受け渡しとなります。

なお、定形外郵便ではいずれのオプションを付けたところで、集荷サービスの利用や着払いにして送ることはできませんのでご注意ください。

関連:定形外郵便の送り方

日本郵便のレターパックプラス

レターパックプラスの基本情報
送料 520円
サイズ 制限なし
発送場所 郵便局の窓口・郵便ポスト
追跡番号 あり
補償 なし

レターパックプラスは4kg以下の荷物を専用封筒に入れて送る日本郵便のサービスです。専用封筒の料金は520円で、この専用封筒の購入自体が送料の支払いを意味しています。

そのため切手などを貼り付ける必要なく荷物を送ることができます。反対に、専用封筒を購入しないと、レターパックで荷物を送ることはできません。

レターパックプラスには姉妹サービスのレターパックライトという370円のサービスもありますが、こちらのレターパックライトは厚さが3cm以下までと制限されているので、4cmを少し超えた荷物は送ることができません。

レターパックプラスを発送する際には、郵便局の窓口やローソン・ミニストップ・セイコーマートといった日本郵便取り扱いのコンビニで赤色の専用封筒を購入し、その専用封筒の中に荷物を入れて梱包します。

しっかりと梱包した荷物を郵便局の窓口もしくは、後述する集荷サービスを利用して荷物の発送を行い、発送作業は完了です。

レターパックプラスは平日はもちろん、土曜日・日曜日・祝日の配達も行われ、その配達スピードは速達並みとなっています。また、追跡サービスも付いているので荷物の配送状況も確認できます。

日本郵便レターパックプラス






◼ポスト投函はできない

レターパックプラスでは発送方法は郵便局の窓口などから直接の差し出しだけでなく、ポスト投函からの発送も行えます。

しかし、今回のような4cmを超えるような荷物の場合、多くの郵便ポストの投函口のサイズを上回っているためポスト投函はできません。

レターパックプラスは郵便局の窓口だけでなく下で解説している集荷サービスも利用できるので、郵便局の窓口の営業時間には間に合わないという方でも集荷サービスを利用するなどして対応してください。

◼集荷が利用できる

レターパックプラスでは無料で集荷サービスを利用できます。荷物一つから集荷依頼可能です。集荷の依頼方法は、電話かインターネットの集荷依頼ページから申し込みます。

集荷に来てもらえる時間帯はその地域によっても異なりますが、だいたい多くの地域で朝の8時から19時(夜7時)くらいまでの時間で集荷可能となっています。

ただし、16頃(夕方4時)以降に集荷依頼をした場合は、多くの郵便局で翌日以降の集荷となりますのでご注意ください。

関連:レターパックプラスの送り方

ヤマト運輸の宅急便コンパクト

宅急便コンパクトの基本情報
送料 650円〜
サイズ 専用ボックス
発送場所 ヤマト運輸営業所・コンビニ
追跡番号 あり
補償 あり

宅急便コンパクトはヤマト運輸のサービスで、一般的なゆうパックや宅急便の60サイズよりもコンパクトなサイズの荷物を、送料650円から日本全国に送れます。

宅急便コンパクトは上で紹介した定形外郵便やレターパックプラスと違い、配送元と再送先の距離に応じて送料が変わってきます。関東から関東といったような同一エリア間が一番安く、650円となっています。

また、重量による料金の変動もなく、専用ボックスに入りさえすれば重量は実質無制限となっています。逆にレターパックプラスとは違い厚み制限があり、宅急便コンパクトは上限5cmまでの厚さとなっているので注意が必要です。

宅急便コンパクトを送る際はヤマト運輸の営業所もしくはセブンイレブン・ファミリーマート・デイリーヤマザキなどといったコンビニで70円で販売されている専用ボックスを購入し、この専用ボックスの中に荷物を入れて梱包します。

梱包した荷物をヤマト運輸の営業所もしくは上記3店のコンビニへ持ち込むか、後述する集荷サービスを利用して発送を行います。

宅急便コンパクトは上で紹介した定形外郵便やレターパックよりも送料は高くなりますが、着払いが出来るようになっているところが他の2つにはないメリットです。

宅急便コンパクト 専用 梱包箱






◼ポスト投函ができない

宅急便コンパクトは日本郵便のサービスではなく、ヤマト運輸のサービスです。そのため、例え薄型ボックスで梱包して郵便ポストに入りそうだったとしても、絶対に投函しないようにしてください。

宅急便コンパクトの発送方法は、ヤマト運輸の営業所や上記3店のコンビニに持ち込むか、無料の集荷サービスを利用して送るようにしてください。

なお、宅急便コンパクトの配達時も、受取人宅の郵便受けに投函されるのではなく、対面での手渡しの受け渡しとなります。

◼集荷も利用できる

宅急便コンパクトでは無料で集荷サービスを利用できます。荷物1個から集荷依頼できます。

ただし、宅急便コンパクトを集荷利用せず、営業所やコンビニまで自分で持ち込んで発送をすると持ち込み割引として送料から100円を値引いてもらえるので、実質集荷を利用すると100円送料が高くなるイメージです。

集荷の依頼方法は、電話かインターネットの集荷依頼ページから行います。集荷依頼可能な時間帯はだいたい多くの地域で朝の9時頃から19時(夜7時)程度までとなっています。

関連:宅急便コンパクトの送り方

メルカリの場合



フリマアプリのメルカリの取引の際には、らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便という2つの便利な発送方法が利用できます。

これらメルカリ便は、前者のらくらくメルカリ便がヤマト運輸と、後者のゆうゆうメルカリ便が日本郵便とで、メルカリが提携しているサービスです。宛名書き不要・匿名配送可能など、通常の日本郵便やヤマト運輸の配送方法にはない特典があります。

これらメルカリ便を利用して発送を行う際は、メルカリの出品画面で発送方法をらくらくメルカリ便もしくはゆうゆうメルカリ便を選択して出品します。

◼らくらくメルカリ便の宅急便コンパクト

らくらくメルカリ便の宅急便コンパクトは、ヤマト運輸の宅急便コンパクトと全く同じサービスで、同様に営業所やコンビニで専用ボックスを購入し、その中に荷物を入れて発送します。

ただし、送料は日本全国一律450円になっており、通常のヤマト運輸の宅急便コンパクトよりも安く送れます。

宅急便コンパクトで送る際は、商品が売れた後メルカリの取引画面で配送方法で宅急便コンパクトを選択します。

専用ボックスを購入し、その中に荷物を入れて梱包し、営業所もしくはセブンイレブン・ファミリーマートへ持ち込んで発送手続きを完了させ、発送します。

なお、らくらくメルカリ便の宅急便コンパクトでも、集荷依頼をすることは可能です。集荷の申込みはメルカリの取引画面から行います。集荷の利用料金は無料ではないですが、集荷手数料として追加で100円かかるだけなのでとても安く利用できます。

◼らくらくメルカリ便の宅急便

らくらくメルカリ便の宅急便は通常のヤマト運輸の宅急便と同様、60サイズから160サイズの荷物を送れる宅配便サービスです。

送料は一番小さいサイズの60サイズで日本全国一律750円と、通常の宅急便よりも安く利用できます。

宅急便で送る際は、メルカリの取引画面でらくらくメルカリ便の宅急便を選択してから、ダンボールなどで梱包した荷物をヤマト運輸の営業所もしくはセブンイレブン・ファミリーマートへ持ち込んで発送手続きをして発送します。

上記の宅急便コンパクト同様、らくらくメルカリ便の宅急便でも追加の30円を支払うことで集荷サービスを利用できます。集荷の依頼はメルカリの取引画面から行います。


過去の実際の追跡結果

参考までに今回紹介したレターパックプラスと宅急便コンパクト、またらくらくメルカリ便の方で紹介した通常の宅急便で送られた荷物の過去の実際の追跡結果を以下に掲載します。定形外郵便には追跡番号がなく、追跡ができませんのでここでは割愛します。

◼島根県から大分県に2日で配達完了したレターパックプラス

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/20 12:34 引受 出雲郵便局 島根県
01/21 14:20 到着 大分中央郵便局(挾間) 大分県
01/22 10:11 お届け先にお届け済み 大分中央郵便局(挾間) 大分県

1月20日(土曜日)のお昼に島根県出雲市から発送されたレターパックプラスは、1月22日(月曜日)の午前に配送先である大分県大分市に配達が完了しています。

◼長崎県から大阪府に1日で配達完了した宅急便コンパクト

荷物状況 日付 時刻 担当店名
発送 08/22 13:19 佐世保白岳センター
配達完了 08/23 14:10 松之浜センター

8月22日(水曜日)の午後に長崎県佐世保市から発送された宅急便コンパクトは、翌日の8月23日(木曜日)の午後に配送先である大阪府岸和田市に配達が完了しています。

◼兵庫県から神奈川県に1日で配達完了した宅急便

荷物状況 日付 時刻 担当店名
荷物受付 06/26 15:38 神戸御幸通センター
発送 06/26 15:38 神戸御幸通センター
作業店通過 06/26 19:05 兵庫ベース店
作業店通過 06/27 05:24 横浜ベース店
配達完了 06/27 10:30 藤沢湘南台西センター

6月26日(月曜日)の午後に兵庫県神戸市から発送された宅急便は、翌日の6月27日(火曜日)の午前に配送先である神奈川県藤沢市に配達が完了しています。

関連:厚さ3cm以上の荷物を郵送で安く送る発送方法と梱包方法




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クリックポスト 185円 日本郵便

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