現金書留は着払いできないのでその対策





現金を普通郵便で送るときに利用される現金書留は着払いにして送れないのでその対策法について解説します。

現金書留を着払いにして送ることは郵便法により禁じられています。そのため、どうしても現金書留の送料を受取人側が支払う形態にしたければ、送料分を差し引いた金額を現金書留で送るなど、工夫が必要です。

なお、着払いが利用できるゆうパックでは現金を送ることは禁じられているため、絶対に送らないようにして下さい。あくまで日本郵便の送り方で現金を発送できるのは現金書留のみとなっています。

現金書留が着払いで送れない理由



現金書留では着払いにして送ることはできません。

日本郵便で着払いにして発送ができるのはゆうパック・点字ゆうパック・聴覚障がい者用ゆうパック・ポスパケット・ゆうメール・心身障がい者用ゆうメールのみと決められており、それ以外の送り方では着払いにして送ることはできないと郵便法によって定められています。

現金書留の着払いで送ることは、昔はできていたのですが現在ではそれも行えなくなっているので、現金書留を送る際は必ず元払いで発送するようにして下さい。

着払いできないのでその対策

前述したように現金書留では着払いにして発送することができないので、代替案として以下のような方法を取ると疑似的に着払いのように受取人側が支払うことにできます。

◼︎現金書留の送料を引いた分の現金を送る



現金書留の着払い対応の対策として、もっともおすすめできる方法は現金書留の送料分を差し引いた額の現金を送るようにすることです。

このようにすることで着払い時に送料を受取人が支払ってマイナスされるのと、同等の金額が受取人は受け取ることになります。ただし、この方法だと現金書留で梱包している金額には一切手を付けたくないなどいった場合には向かない方法です。

例えば現金書留として1万円を送る場合、送料分を差し引くと9,430円などと半端な金額になるのであまりお祝い時などには相応しくなく、なおかつ小銭が含まれることになるので荷物も重くなり送料も高くなりがちです。

◼︎先に現金書留の料金を振り込んでもらう



上記のような送料分を差し引いた金額を発送する方法だと、端数が出る数字が出て嫌だという場合には、事前に現金書留の送料分だけを銀行振込で振り込んでもらうのもおすすめです。

このようにすると、現金書留では送りたい金額をそのまま送ることが可能となります。

ただし、この方法だと振り込む際の振込手数料が発生してしまうので、その振込手数料分を荷物の差出人・受取人のどちらが支払うようにするかなど、事前に決めておいたほうが良いでしょう。

なお、送金する側が楽天銀行の口座を持っていれば相手の口座番号などを知らずにメールアドレスと名前だけで送金することができるサービス、メルマネを利用することができます。

受取人も楽天銀行の講座を持っていれば手数料無料、それ以外の銀行の講座でも160円で送金することが可能なので、楽天銀行を持っている人は積極的に利用すると良いでしょう。

◼︎Amazonギフト券などで送料分を送る



上記した銀行振込の手順だと殆どの場合で振込手数料が発生してしまうため、その分高く付いてしまいます。

振込手数料などの支払いを生じさせたくなければAmazonギフト券やGoogle Playカード、iTunesカードなどの電子マネーで送料分を代わりに送る方法もおすすめです。

特にAmazonギフト券ではEメールを使用して送る方法だと、金額も最低15円から1円単位で決めることができ、手数料なども発生しません。

Amazonの利用者は年々増加しているので、多くの方が現金の代わりにAmazonギフト券をもらっても、有効活用することができるでしょう。

送料分を支払う際に、Amazonギフト券でも良いか確認し、相手の了承が得られたら現金の代わりに送るようにするのがおすすめです。

◼︎先に現金書留の送料を現金書留で送ってもらう



現金書留の送料を現金でそのまま受け取りたいが銀行振込は利用したくないといった場合には、現金書留の送料分の受取人側に事前に現金書留で送ってもらうようにすると良いでしょう。

現金を送る現金書留で送ってもらうだけに、一番わかりやすく送料分を受け取ることができます。

ただし、デメリットとして現金書留の送料は比較的高いため、荷物の受取人側は自分が受け取る予定の現金書留の送料+それを送るための現金書留の送料を支払うと1,000円を超える結構な金額になってしまうことが想定されます。

そのため、どうしてもやむを得ないような特殊な状況を除くと、あまりおすすめできない送り方となっています。


ゆうパックで現金は送れないので注意



着払いにして送ることができる送り方として、ゆうパックが最も一般的に利用されていますが、残念ながらゆうパックでは現金を送ることができません。郵便法により禁止されています。

実際のところ、禁じられているとはいえゆうパックで現金を発送しても止められたり、返送されることなく送り先まで到着する場合のほうが多いです。

しかし、万が一配送中にトラブルが生じても返金されることは絶対になく、損害賠償を請求することはできませんので、ゆうパックで現金を送ることは絶対にやらないようにして下さい。

このように、ゆうパックで現金を送ることは禁じられているため、もし相手から「ゆうパックで現金を送って欲しい」と言われた場合には詐欺である可能性が高いです。まずは送らないようにして、お近くの警察署などに相談してみることをおすすめします。

関連:速達や配達日指定など現金書留に併用できるオプション




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