車のバンパーを郵送で安く送る発送方法と梱包方法

法人ではなく個人の方が自動車のフロントバンパーをヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの宅配便や郵送で安く発送するための配送方法と梱包方法についてです。

フリマアプリのメルカリ・ラクマ、そしてヤフオクなどのネットオークションに出品している方も参考にしてみてください。

宅急便や飛脚ラージサイズ宅配便でサイズ的には送れる大きさでも、ヤマト運輸（クロネコヤマト）と佐川急便では車のバンパーを含む自動車部品は送ることができません。そのため、唯一利用できる配送業者は西濃運輸のみとなっています。

通常の日本郵便のゆうパックやヤマト運輸の宅急便ではサイズ的に送ることはできませんのでご注意下さい。

バンパーの梱包方法

バンパーは衝撃に弱く配送中に破損してしまう危険性があるため、梱包を厳重にする必要があります。

まずバンパー本体をプチプチでぐるぐる巻きにします。プチプチはホームセンターやインターネットで購入できます。100円ショップでも扱われていますが、面接が小さいものしか置かれていないので、バンパーの梱包には不向きです。

プチプチロール 幅600mm×10M

次にプチプチで巻いたバンパーをダンボールに梱包します。使用するダンボールは冷蔵庫やエアコンを梱包したような大型のダンボールが入手できれば一番良いのですが、なかなかそのようなダンボールは入手が難しいです。

ちょうど良いサイズのダンボールが入手できなかった場合は、比較的大きな段ボールを複数個もらってきた上で、バンパーの形に合うようにコの字型に加工して梱包すると良いです。

なお、ダンボールの加工時に使うガムテープは配送中に崩れないように頑丈な布製のテープを使用することをおすすめします。

どうしても適切なサイズのダンボールが用意できない場合には、以下のような巻きダンボールもあるので、そちらで梱包する方法もあります。

しかし、巻きダンボールは通常のダンボールほどの緩衝性がないため、壊れやすいバンパーを送る場合にはおすすめできません。配送業者にも断られてしまう恐れもあるので、可能な限り通常のダンボールで梱包するようにして下さい。

巻きダンボール

西濃運輸で車のバンパーを送る

カンガルー便の基本情報
送料	2,400円〜
取り扱い重量	20kg以上
梱包	自分で行う
発送場所	営業所
追跡番号	あり
着払い	あり
補償	あり

自動車のバンパーを法人ではなく個人間で送る場合は、後述するようにヤマト運輸や佐川急便など多くの運送業者では取り扱いを断っています。そのため、実質バンパーを送れるのは西濃運輸のカンガルー便だけとなります。

その西濃運輸も、現在は個人宅への配送や集荷サービスは行っていないため、個人間で配送する場合には、荷送人が営業所まで自分でバンパーを持ち込んだ上で、受取場所も営業所留めにして発送する必要があります。

そのため、荷送人・受取人双方ともに、西濃運輸の営業所と自宅までの工程は自家用車などで運ぶ必要があるのでご注意下さい。

着払いに関しても、バンパーのような3辺合計130cm以上または重量が20kgを超える場合は利用できないのでご注意ください。

カンガルー便の送料は、実際には明確になっていないため、あくまで上記料金は目安の最低料金となっています。実際に送る際は梱包したダンボールの3辺の大きさを正確に計った上で、発送元・配送先の距離などを元に見積もり依頼することをおすすめします。

ただし、西濃運輸の公式HPにある「カンガルー便運賃お見積り」ページでは、個人宛の荷物の場合はそもそも取り扱っていないとして、内容を入力することすらできませんので、見積もりを取る際には最寄りの営業所へ電話での問い合わせを行って下さい。

関連：西濃運輸の送り方

ヤマト運輸と佐川急便でバンパーを送れない理由

バンパーを配送する際、真っ先に運送業者として考えそうなヤマト運輸と佐川急便ですが、残念ながらこれら二つの業者ではバンパーを送ることはできません。

◼ヤマト運輸

ヤマト運輸でバンパーを送ることができない理由には、まず最も一般的な宅急便の場合、3辺の合計が200cm以内の200サイズまでしか対応しておらず、最長辺170cmまでと決まっているため、大型のバンパーは絶対にサイズオーバーとなります。

宅急便よりも大型の主に家具などを配送する、ヤマトグループのヤマトホームコンビニエンスのサービス「らくらく家財宅急便」の場合は、サイズ的には規定内であっても、バンパーのような車両部品の荷受けは対象外として断られてしまいます。

◼佐川急便

佐川急便の最も一般的な配送方法である飛脚宅配便の場合、最大サイズが160サイズなので絶対に送ることができません。

次に飛脚宅配便よりも大きいサイズに対応している飛脚ラージサイズ宅配便の場合は、最大サイズは260サイズまでのため、梱包を小さくまとめたバンパーの場合は送れる可能性はあります。

しかし、佐川急便ではホームページでは明記していませんが、多くの場合バンパーのような大型の車両部品は配送中のトラブルも多く、また輸送コストも他の荷物よりも高くなってしまうために荷受けを断っています。

そのため基本的に佐川急便でもバンパーを送るのは難しいと考えておいたほうが良いでしょう。

日本郵便のゆうパックの場合、最大で170サイズまでしか対応しておらず、さらに佐川急便のように通常の宅配便を超える、より大型の荷物向けの配送サービスもないため、やはりバンパーを送ることはできません。

メルカリの場合

フリマアプリのメルカリには、メルカリ独自のゆうゆうメルカリ便とらくらくメルカリ便という二つの便利な配送サービスが利用できます。

前者のゆうゆうメルカリ便は日本郵便と、後者のらくらくメルカリ便ではヤマト運輸とメルカリが提携しているサービスで、通常のゆうパックや宅急便などよりも送料を安く送れるだけでなく、宅名配送可能・宛名書き不要などのメリットがあります。

しかし、バンパーをメルカリ便で配送する際は、ゆうゆうメルカリ便では最大100サイズ、らくらくメルカリ便宅急便では最大160サイズとなっているため、絶対に収まりません。

さらに、大型の家具などを配送するための梱包・発送たのメル便の場合は、サイズ的には送ることができても、前述したヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便と同じく、バンパーのような大型の車両部品の取り扱いはしていません。

そのため、実際にメルカリの取引の際にバンパーを送る場合は、配送手段は前述した西濃運輸のカンガルー便のみとなっています。

そのカンガルー便もまた、法人ではない個人間で送る場合は集荷は依頼できず、配送先でも宛先の個人宅ではなく営業所留めでなら荷受けしてもらえる程度となっています。

このように、実際に個人間でバンパーを配送するのはかなり難しいため、メルカリで出品する際は、このような配送の手間も考えた上で、出品するだけの価値があるのかよく吟味した上で出品することをおすすめします。

なお、メルカリでは出品者と受取人が直接対面しての、手渡しでの受け渡しは禁止行為ではありませんが、直接手渡しの強要や手渡しでしか配送方法がないということは禁止されています。

あくまで西濃運輸で配送することを前提した上で、取引相手が近場の人であれば直接手渡しの提案もしてみると良いでしょう。

関連：品目（送るもの）から送り方を探す

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