簡易書留とレターパックの違いを比較!料金・補償・安全性など





定形郵便や定形外郵便といった普通郵便に付けて送る簡易書留と、レターパックライト、レターパックプラスの料金や補償内容、安全性などについて比較して解説します。

簡易書留とレターパックはいずれも日本郵便のサービスとなっていますが、サービス内容は大きく異なっています。

例えば料金面では、簡易書留はあくまで普通郵便につけて送るオプションのため、実際の送料は荷物の重量や送り方によっても変わってきますが、レターパックではレターパックライトなら370円、レターパックプラスなら520円と送料は一律となっています。

料金の違い

送り方 料金
簡易書留 404円〜
レターパックプラス 520円
レターパックライト 370円

簡易書留とレターパックライト、レターパックプラスのそれぞれの送料は上記表の通りとなります。

簡易書留の送料は、簡易書留のオプションを付ける基本となる定形郵便などの送り方+簡易書留オプション量320円が掛かる計算となっているため、実際の送料はその荷物がどの送り方で送るのか、重量がどれくらいなのかによっても変わってきます。

それに対し、レターパックではいずれも送料は固定で、郵便局またはローソンやミニストップなどのコンビニで上記送料分の値段で売られている専用封筒を購入するときに支払う形式となっています。

重量によって料金が変動することもないので、実際には簡易書留よりもレターパックプラスの方が送料が安くなる場合もあります。

発送場所の違い

送り方 発送場所
簡易書留 郵便局の窓口
レターパックプラス 郵便局の窓口・ポスト
レターパックライト 郵便局の窓口・ポスト

簡易書留は発送の際に必要な書類を記入し、追跡番号を発行したりする工程が必要なため、必ず郵便局の窓口から発送を行う必要があります。

それに対しレターパックではいずれも郵便局の窓口はもちろん、郵便ポストに投函しても発送は可能となっています。

しかし、荷物の厚みの制限がないレターパックプラスの場合は、多くの荷物が厚みが4cmを超えるなど、ポストの投函口よりも厚くなってしまっているので、実際にはポスト投函は難しくなっています。そのため、レターパックプラスの場合は簡易書留と同様、窓口で差し出して発送を行うほうがおすすめです。

ただし、レターパックプラスでは無料で集荷サービスも利用できるので、この点は簡易書留やレターパックライトにはないメリットとなっています。

レターパックライトは、厚みが3cmまでと制限されているため、規定サイズに収まっている荷物である限りは問題なくポスト投函も可能になっています。

梱包方法の違い

送り方 梱包方法
簡易書留 茶封筒など
レターパックプラス 専用封筒
レターパックライト 専用封筒

簡易書留とレターパックの梱包はいずれも自分で行う必要があります。

ただし、簡易書留では梱包材として使うのは茶封筒やダンボールなど何でも良いのに対し、レターパックライト・レターパックプラスではそれぞれ専用封筒が用意されているので、そちらを購入しその封筒の中に送るものを梱包する必要があります。

レターパックでは茶封筒など専用封筒以外で発送することはできませんのでご注意下さい。こちらの専用封筒を520円または370円という送料分で購入することで、送料の支払いを意味しているので、簡易書留のように別途切手の貼り付けなどは不要です。

◼レターパックライトの専用封筒

日本郵便 レターパックライト






◼レターパックプラスの専用封筒

日本郵便レターパックプラス





受け取り方法の違い

送り方 受取方法
簡易書留 対面手渡し
レターパックプラス 対面手渡し
レターパックライト 郵便受け

簡易書留の受け取り方法は原則玄関先での対面手渡しとなっています。それに対し、レターパックではレターパックプラスが簡易書留と同様、対面手渡しで、レターパックライトでは郵便受けへのポスト投函となっています。

簡易書留とレターパックプラスでの対面手渡しでは、不在時にはポスト投函はされず変わりに郵便受けには不在連絡票が投函されます。受取人はそちらの不在票を元に再配達の依頼をして受取を完了させて下さい。

なお、簡易書留とレターパックプラスの受取時には受取人はサインまたは印鑑をして受取の証明を行う必要があります。

補償内容の違い

送り方 補償
簡易書留 あり
レターパックプラス なし
レターパックライト なし

簡易書留の紛失時や破損時などでの補償内容は、最大で5万円を限度とする実損額となっています。それに対し、レターパックではいずれも補償サービスは用意されていないので、紛失時などでも損害賠償されることはありません。

この点がレターパックで送る際のデメリットとなっていますが、レターパックプラスであれば前述したように受け渡しは対面手渡しとなっているので、紛失などのトラブルのリスクは低くなっています。

レターパックで送りたいができるだけ安全に送りたい場合はレターパックプラスを利用し、さらに高価なものや補償が必要なものを送りたい場合は簡易書留を利用することをおすすめします。


配達日数の違い



簡易書留とレターパックではだいたい半日から1日程度レターパックの方が早くなっています。

レターパックでは速達並みの配達スピードであることを売りにしているため、東京都から沖縄県など離れた距離であっても多くの場合翌日には到着します。当然、土曜日・日曜日・祝日を含めた365日間配達は行われます。

それに対し簡易書留では、土曜日・日曜日・祝日を含めた365日配達は行われていますが、速達ほどの早さはないので、レターパックよりかは若干到着が遅くなっています。

ただし、万が一簡易書留をレターパック並に早く到着させたい場合には、速達のオプションを追加で付けることで、レターパックと同等の早さで到着するようになります。

なお、簡易書留は窓口で差し出す際に受領証が渡されるので、そちらに記載されている追跡番号(お問い合わせ番号)を元に追跡を行うことで、荷物の配送状況を確認することができます。



参考までに同じ都道府県の間で配送された簡易書留・レターパックプラス・レターパックライトの過去の実際の追跡結果を以下に掲載します。

◼大阪府から福岡県に2日で配達完了した簡易書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
04/26 17:00 引受 堺郵便局 大阪府
04/27 12:43 到着 福岡中央郵便局 福岡県
04/28 12:17 お届け先にお届け済み 福岡中央郵便局 福岡県

4月26日(金曜日)の夕方に大阪府堺市から発送された簡易書留は、翌々日の4月28日(日曜日)のお昼に配送先である福岡県福岡市に配達が完了しています。

◼大阪府から福岡県に1日で配達完了したレターパックプラス

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
08/07 16:48 引受 大阪平野町郵便局 大阪府
08/08 12:52 到着 古賀郵便局 福岡県
08/08 14:43 お届け先にお届け済み 古賀郵便局 福岡県

8月7日(火曜日)の夕方に大阪府大阪市から発送されたレターパックプラスは、翌日の8月8日(水曜日)の午後に配送先である福岡県古賀市に配達が完了しています。

◼大阪府から福岡県に1日で配達完了したレターパックライト

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
01/19 17:26 引受 阿倍野郵便局 大阪府
01/20 11:52 到着 博多北郵便局 福岡県
01/20 15:01 お届け先にお届け済み 博多北郵便局 福岡県

1月19日(金曜日)の夕方に大阪府大阪市から発送されたレターパックライトは、翌日の1月20日(土曜日)の午後に配送先である福岡県福岡市に配達が完了しています。

◼東京都から北海道に2日で配達完了した簡易書留

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
05/08 09:52 引受 目黒駒場郵便局 東京都
05/09 16:26 到着 野幌郵便局 北海道
05/10 09:41 お届け先にお届け済み 野幌郵便局 北海道

5月8日(水曜日)の朝に東京都目黒区から発送された簡易書留は、翌々日の5月10日(金曜日)の朝に配送先である北海道江別市に配達が完了しています。

◼東京都から北海道に1日で配達完了したレターパックプラス

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
05/04 15:29 引受 羽村郵便局 東京都
05/05 12:42 到着 札幌白石郵便局 北海道
05/05 15:06 お届け先にお届け済み 札幌白石郵便局 北海道

5月4日(木曜日)の午後に東京都羽村市から発送されたレターパックプラスは、翌日の5月5日(金曜日)の午後に配送先である北海道札幌市に配達が完了しています。

◼東京都から北海道に1日で配達完了したレターパックライト

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
03/31 11:17 引受 上野郵便局 東京都
04/01 00:29 中継 苫小牧郵便局 北海道
04/01 06:23 到着 東室蘭郵便局 北海道
04/01 13:49 お届け先にお届け済み 東室蘭郵便局 北海道

3月31日(金曜日)の午前中に東京都台東区から発送されたレターパックライトは、翌日の4月1日(土曜日)の午後に配送先である北海道室蘭市に配達が完了しています。

関連:簡易書留の速達の料金と出し方・書き方!いつ届くのか日数も徹底解説




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順位
送り方 料金 会社名
レターパックライト 370円 日本郵便
ゆうパック 810円〜 日本郵便
宅急便 940円〜 ヤマト運輸
ゆうメール 180円〜 日本郵便
クリックポスト 185円 日本郵便

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順位
送り方 料金 会社名
ミニレター 63円 日本郵便
定形(普通郵便) 84円〜 日本郵便
定形外(普通郵便) 120円〜 日本郵便
スマートレター 180円 日本郵便
クリックポスト 185円 日本郵便

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