生肉を郵送で安く送る発送方法と梱包方法





生肉をヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの宅配便や郵送で安く発送するための配送方法と梱包方法についてです。

生肉はヤマト運輸のクール宅急便や、日本郵便のチルドゆうパックで送ることをおすすめします。

味噌漬けされた真空パックの生肉であっても、食中毒菌による事故を防ぐために、常温で発送することは絶対にしないでください。

日本郵便にはチルドゆうパックの他に、法人向けの冷凍ゆうパックという配送サービスがありますが、冷凍ゆうパックは個人で使うことが出来ないため、生肉を冷凍してから送るなら、ヤマト運輸のクール宅急便一択となります。

生肉の梱包方法

◼生肉を冷蔵便で送る場合

冷蔵便で生肉を送る場合は、必ず翌日配送可能な場合のみ、としてください。生肉はとても傷みやすいので、生肉を発送してから到着までに2日以上かかる場合は、冷蔵便ではなく、冷凍便で送ることをおすすめします。

冷蔵便で送る生肉の梱包方法は、まず、買ってきたパックから生肉を取り出します。生肉からドリップが出ている可能性が高いので、生肉を買ってきたパックのまま梱包することはしないでください。

ドリップとは、肉の内部から出てくる赤い血のような液体で、肉から染み出た水分、たんぱく質、うま味成分が含まれていて臭みの原因になります。肉の下に敷かれていることの多い「ドリップ吸収シート」をそのまま生肉の下に敷いたままだと不衛生です。

また、生肉が入っているパックは冷蔵時に断熱材の代わりになって冷蔵温度が伝わりにくいという性質があります。これらの理由から生肉を買ってきたパックのまま送ることは避けるべきと言えます。

買ってきたパックから生肉を取り出したら、生肉1枚1枚をラップで包みます。生肉は空気に触れると酸化して色が変色してしまうため、なるべく密閉状態になるようぴっちりとラップすると良いです。

次に、ラップで包んだ生肉をジップ付き保存袋に入れます。この時、ラップで包んだ時と同じように空気が保存袋の中に入らないように注意してください。

冷蔵便を利用するにあたり、送る生肉は発送前に必ず予冷しなければなりません。保存袋に生肉を入れたら、冷蔵庫で予冷します。冷蔵品は10℃以下で6時間以上が予冷時間の目安です。

生肉をしっかりと予冷したら、輸送中も冷蔵温度が保てるように、OPP袋の中に保冷剤と一緒に予冷した生肉を入れます。

透明OPP袋 テープ付き






保冷剤は沢山入れた方が、保冷剤同士が冷やし合い、溶けにくくなるため、1つのOPP袋の中に保冷剤を2、3個入れておくと良いでしょう。

保冷剤ソフトタイプ






冷蔵便で生肉を送る場合、輸送中の冷蔵トラックの冷気が中まで入りやすいダンボールで送ることをおすすめします。

生肉のドリップや、保冷剤の結露による水滴でダンボールの底を濡らしてしまわないように、ダンボールの底には新聞紙を多めに敷いておくと良いでしょう。

最後に送り状を作成しますが、送り状の内容欄には食品であることを示すために「生肉・要冷蔵」と赤字で目立つように書いておくと、配達員の方が配慮してくれる可能性が高まります。

◼生肉を冷凍便で送る場合

生肉を離島などの遠方に送る場合は、到着するまでに日数がかかり過ぎてしまうため、冷蔵便ではなく、冷凍便で送ることをおすすめします。

また、この場合は、ダンボールではなく発砲スチロールでの発送をおすすめします。

クーラーボックス 小






一般的にクール便で送る際の梱包材には、外気を遮断しやすい発泡スチロール(中まで冷気が入りにくい)よりも、外からの冷気を中まで通しやすいダンボールでの発送を推奨しています。

ただし、例外があり、生肉や鮮魚、アイスクリームなどを送る際には、発泡スチロールで送ることをおすすめします。

生肉を冷凍便で送る際には、まず初めに、上記で記載しように生肉をラップで包み、ジップ付き保存袋に入れます。

この時、生肉はなるべく平らに並べて保存袋に入れ、アルミのバットの上に乗せて冷凍します。金属は熱の伝導率が高いため、アルミバットに生肉を乗せることにより冷凍室の冷気が生肉に伝わりやすくなり、生肉の冷凍にかかる時間が短くなります。

通常より早く冷凍されることにより、生肉の美味しさがキープされやすくなります。冷凍便を利用するにあたり、送る生肉は発送前に必ず予冷しなければなりません。冷凍品は-15℃以下で12時間以上が予冷時間の目安です。

生肉をしかっりと予冷したら、ビニール袋に入れた氷と一緒に発砲スチロールの中に詰めていきます。

発砲スチロールの中に隙間があると、氷や凍らせた生肉が空気に触れ、どうしても溶けやすくなってしまうため、生肉の他にも、アイスや凍らせたペットボトルなども発砲スチロール内にびっしりと詰め込んでおくと良いでしょう。

輸送中にかなり低い温度帯を維持しなければならない生肉などは、このような梱包を行います。

発泡スチロールに生肉を入れたら、発砲スチロールの蓋から冷気が漏れださないようにしっかりとテープでとめ、送り状を発砲スチロールの上面に貼り付ければ梱包作業は完了となります。

送り状の内容欄には食品であることを示すために「生肉・要冷凍」と赤字で目立つように書いておくと、配達員の方が配慮してくれる可能性が高まります。

クール宅急便で生肉を送る

クール宅急便の基本情報
予想送料 1,160円〜
予想サイズ 60サイズ
発送場所 営業所・集荷
追跡番号 あり
着払い あり
補償 あり

生肉は通常の配送では腐ってしまうため、ヤマト運輸のクール宅急便で送ることをおすすめします。クール宅急便は、冷蔵タイプは0~10℃、冷凍タイプは-15℃以下の温度帯で鮮度を保ったまま荷物を配送してくれます。

クール宅急便は個人、法人に関わらず、すべての方が利用できるサービスで、荷物サイズは160サイズまで対応している宅急便とは違い、クール宅急便では120サイズ以内、重さ15㎏以内が上限となります。

ダンボール 段ボール 60サイズ






生肉などに付着する「腸管出血性大腸菌(O157、O111など)」や「カンピロバクター」などは、食中毒を引き起こす原因となり、特に、抵抗力の弱い子どもや妊婦、高齢者は重症化しやすいため、気をつけなければなりません。

クール宅急便は保冷輸送(温度を保つ)サービスであって、荷物を冷やしたり凍らせたりする冷却サービスを有したものではありませんので、必ず発送前にご自身で生肉を予冷しておくようにしましょう。

翌日配送可能な地域であれば、生肉を予冷した上でしかっりと梱包すれば、生肉を冷蔵便で送ることは可能です。ただし、生肉を発送してから到着までに2日以上かかる場合は、食中毒菌による事故を防ぐためにも、生肉を冷凍してから送った方が安心です。

生肉を冷蔵便で送るなら、受取人不在で荷物が持ち戻りにならないためにも、必ず相手が確実に荷物を受け取れる日時を聞いておきましょう。美味しい生肉を食べて喜んでもらうために、それ以上の方法はないです。

クール宅急便の配達日指定サービスを積極的に利用してみてください。

日本郵便の冷凍ゆうパックは、法人向けのサービスとなるため、生肉を冷凍してから送るなら、ヤマト運輸のクール宅急便一択となります。

クール宅急便の発送方法は、ヤマト運輸の営業所へ持ち込むか集荷を依頼して発送します。クール宅急便はコンビニからの発送はできないので、ご注意ください。

持ち運びをしている間に生肉の温度が上昇してしまうため、出来る限り集荷を依頼して発送するのが望ましいです。配達員が到着する寸前まで、予冷しておくと良いでしょう。

関連:クール宅急便の送り方

チルドゆうパックで生肉を送る

チルドゆうパックの基本情報
送料 810円+保冷料〜
サイズ 60サイズ
重量 25kgまで
発送場所 郵便局の窓口・集荷
追跡番号 あり
補償 あり

生肉は日本郵便のチルドゆうパックで送ることも可能です。ゆうパックの通常料金に保冷代を加算した料金で、保冷が必要な冷蔵品を引き受けから配達まで、冷蔵温度帯(0℃〜5℃の温度)で配送してくれるサービスです。

上記記載のクール宅急便は120サイスまでしか対応していないため、120サイズ以上~150サイズ以下の生肉は、150サイズ・重量25㎏まで対応可能な日本郵便のチルドゆうパックを選択しましょう。

60サイズ激安ダンボール箱A4






チルドゆうパックも上記記載のクール宅急便同様に、冷蔵品を郵便局に差し出すまでにしっかりと予冷しておく必要があります。冷蔵品は10℃以下で6時間以上が予冷時間の目安です。

予冷をしていない場合、保冷温度が上昇し、他の方の荷物に影響を与える恐れがあるため、荷物を引き受けてもらえない可能性がありますので、ご注意ください。

チルドゆうパックとは別に冷凍ゆうパックもありますが、冷凍ゆうパックは法人や個人事業主向けのサービスとなるため、一般の方は冷凍品を冷凍ゆうパックで送ることは出来ません。冷凍した生肉を送りたいなら、ヤマト運輸のクール宅急便一択です。

ただし、チルドゆうパックの冷蔵温度は0℃~5℃と、ヤマト運輸のクール宅急便に比べ、5℃も温度が低めに設定されているため、生肉などの生鮮食品を冷蔵便で送る際にはチルドゆうパックが、より安心です。

チルドゆうパックの発送方法は、郵便局の窓口へ直接持ち込むか集荷を依頼します。小さい郵便局だと保管設備の関係でチルドゆうパックの取り扱いが出来ない所があるため、事前に近くのチルドゆうパック受付可能な場所を確認しておきましょう。

真夏は持ち運びをしている間に生肉の温度が上昇してしまうため、出来る限り集荷を依頼して発送するのが望ましいです。配達員が到着するまで、しっかりと予冷しておくようにしましょう。

関連:チルドゆうパックの送り方

メルカリの場合



メルカリでは、要冷蔵食品を発送する際はクール便の利用を案内していましたが、安全性の担保が困難であることから、2020年2月25日より要冷蔵食品(生肉・生魚等)の出品を禁止しています。

常温で送ることの出来る野菜や果物の売買はメルカリ内で盛んに行われています。食品の発送にメルカリ便を利用することも可能ですが、メルカリ便ではクール宅急便やチルドゆうパックは対応していませんので、ご注意ください。

常温保存の食品でも、傷みや破損が発生する可能性がある商品は、冷蔵配送可能な通常のヤマト運輸のクール宅急便や日本郵便のチルドゆうパックを利用するようにしましょう。


生肉が届くまでの配達日数

上記記載の追跡番号(お問い合わせ番号)が付与される送り方のクール宅急便とチルドゆうパックで生肉を送るといつ届くのか、参考までに発送から配達までが完了した過去の実際の追跡結果は以下の通りです。

◼千葉県から東京都に発送されたクール宅急便

荷物状況 日付 時刻 担当店名
発送済み 08月10日 17:58 八日市場センター
配達完了 08月11日 09:18 天沼センター

8月10日(火曜日)の夕方に千葉県匝瑳市から発送されたクール宅急便は、翌日の8月11日(水曜日)の朝に配送先である東京都杉並区に配達が完了しています。

◼神奈川県から福島県に発送されたクール宅急便

荷物状況 日付 時刻 担当店名
発送済み 08月10日 18:03 青葉荏田西センター
配達完了 08月11日 09:48 福島笹谷センター

8月10日(火曜日)の夕方に神奈川県横浜市から発送されたクール宅急便は、翌日の8月11日(水曜日)の午前中に配送先である福島県福島市に配達が完了しています。

◼愛知県から愛知県に発送されたチルドゆうパック

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
07/01 17:04 引受 日進郵便局 愛知県
07/01 22:51 中継 名古屋神宮郵便局 愛知県
07/02 07:04 到着 弥富郵便局 愛知県
07/02 13:02 お届け先にお届け済み 弥富郵便局 愛知県

7月1日(木曜日)の夕方に愛知県日進市から発送されたチルドゆうパックは、翌日の7月2日(金曜日)の午後に配送先である愛知県弥富市に配達が完了しています。

◼滋賀県から和歌山県に発送されたチルドゆうパック

状態発生日 配送履歴 取扱局 県名等
07/26 16:39 引受 近江日野郵便局 滋賀県
07/26 21:21 中継 京都郵便局 京都府
07/27 07:05 到着 橋本郵便局 和歌山県
07/27 11:33 お届け先にお届け済み 橋本郵便局 和歌山県

7月26日(月曜日)の夕方に滋賀県蒲生郡から発送されたチルドゆうパックは、翌日の7月27日(火曜日)の午前中に配送先である和歌山県橋本市に配達が完了しています。

関連:品目(送るもの)から送り方を探す




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